サンシルはチョルスの車を運転して、ビリーにぶつかりそうになり、交通事故をおこしてしまいます。
ビリーは自分のせいだと言って車の修理をしてくれます。
サンシルはビリーにさそわれ、食事をし、次はビリーにジャージャー麺をおごると約束します。
夜、ソファーで寒そうに寝ているサンシルを見て、チョルスは電気布団を渡します。
使い方のわからないサンシルはそのまま電源につなげず、布団を掛けて寝ました。
次の朝、チョルスに使い方を教えてもらったサンシルは「トックントックンしている」と喜びます。
トックントックンていい言葉ですね。
チョルスは物置部屋を改装して、サンシルの部屋にしようとします。
チョルスに家具選びに呼び出されたサンシルは、サンシルに会いに来たビリーに会います。
ビリーの指輪を見たサンシルは、記憶の断片が一瞬見えます。
ビリーはサンシルを車で送ります。
ビリーの車を降りたサンシルは、金魚鉢を持った男にぶつかり、さらに記憶がよみがえり、頭が痛くなります。
サンシルはチョルスに助けられ、家に戻ります。
ビリーは、サンシルが車内に落とした携帯電話を手に入れます。
サンシルの携帯電話の写真を見て、ビリーはさびしさを感じます。
チョルスは、記憶が戻り始めたサンシルに部屋を用意するのをやめます。
サンシルは携帯電話を探し回ります。
チョルスはサンシルに一緒に食事する男がいることを知り、気になってサンシルの後をつけます。
一人でジャージャー麺を食べようとしたサンシルは、家族連れの多い中で一人食事するのをさびしく感じていると、チョルスがテーブルの向かい側に座り、ジャージャー麺を注文します。
「チャン・チョルス。どうしたの?」
「通りがかりに見つけたんだ」
ジャージャー麺を二人で食べるところはとてもしあわせそうです。
いつものバス待合室で、サンシルはチョルスに言います。
「記憶が戻って、以前の私に戻ったら、遠くへ行くわ。遠くへ行けば、あんたが見つけて、また会うこともないでしょ。そうすれば、チャン・チョルス、あんたを忘れられる」
バスが来ます。
サンシルは立ち上がりバス待合室を出ます。
チョルスがサンシルの背中に叫びます。
「捜しに行くよ!どんなときも、どんなに遠くても、俺がお前を捜しに行く!」