FUJIFILM X-T3 + XF 100-400mm F4.5-5.6 OIS R LM OIS WR
また,少し忙しくて更新が滞っていました.今回は,撮影記も含めて機材ネタを書いていこうと思います.後で,自分の機材で撮影した分は別で書いていこうと思います.
インターンの休みを利用して,関東で就職した友人たちといすみ鉄道へ行きました.有名な私鉄なのでずっと訪れてみたいと思い,1日だけですが千葉県の方に足を伸ばしました.今回,撮影をするに至って友人がX-T3を貸してくれるというサプライズがありました.「せっかく来たんだから1日,自由にどうぞ」ということで遠慮なく使わせてもらうことにしました.
AFが素晴らしくいいという評判もあり,また後輩が使用していて素晴らしく使いやすいカメラということは聞いていました.ヨドバシなどで展示機を触ったこともありますが,やはり実戦で使ってみないことには,正しい評価をすることはできないと思っているので,この機会に本気で撮影してみました.
1枚目は,初めてのX-T3のカットとなります.これ油断してる時に突然来たのでピント外したかと思ったんですが,しっかりとピントが合っておりなんとか撮影することができました.また,この前後に10枚くらい連写した画像があるんですけど,ピントを外していることはなくほぼすべての写真で,キハ28の顔を捉えていました.
FUJIFILM X-T3 + XF 100-400mm F4.5-5.6 OIS R LM OIS WR
ちなみに,借りることができたのはXF18-135とXF100-400でした.18-135は長年の友人が使っているので,どれくらいの性能かはよくわかっていたので,今回はXF100-400mmオンリーで撮影してみました.100-400という画角は,APS-Cでは使いにくいのはないか?と思っていたのですが,逆に使いやすく鉄道などのシーンではフルサイズよりしっくり来ると思いました.普段は,ヘビーな150-600mmを使用しているので,それと近い感覚で撮影でき,なおかつ軽いということでしっくり来ると感じてしまいました(笑)
超望遠レンズを使用しているということで,同じ画角ばかりの写真を撮影してしまい申し訳ありません(^^;)あまり撮影地とか調べずに,ロケハンをしながらの撮影になったんですけど,それなりにいい場所を見つけることができてよかったです.
FUJIFILM X-T3 + XF 100-400mm F4.5-5.6 OIS R LM OIS WR
今回,このX-T3と100-400の組み合わせを使用して驚いたのは,AFの性能でした.上の一枚は,400mmまで伸ばして縦構図で撮影した後,急いで100mm側に短くしながらAFのポイントをずらして撮影したのですが,ピントはバッチリ合っており,撮りたいように撮ることができ,SONY α7シリーズのはない操作のしやすさを感じました.
光の当たり方は,完全に順光ではなく側面のみ光が当たっているという,あまり良くない光線状態だったので,顔が暗くなってしまっています.しかしながら,元画像はもっとお顔が暗くなっています.シャドウを持ち上げているのですが,全然綺麗なのも良かったですね.
FUJIFILM X-T3 + XF 100-400mm F4.5-5.6 OIS R LM OIS WR
キハ52側の顔は別の視点で撮影しました.またキハ28側の写真になってしまうのですが,真横でしっかり編成写真を撮影しました.この場所もロケハンをしている途中で見つけたのですが,有名な場所だったようで気さくな雰囲気を持っていたカメラマンと話すことができました.
それにしても,このX-T3のAF性能はどんなシーンでもしっかり撮影することができるので,本当によかったです.SONY α7IIIのAF性能もかなり優秀で,全然使えるのですがX-T3はα7IIIより精度がありそうだと,今回撮影していて感じました.このカメラとレンズの組み合わせをサブで持ってて損はないなぁ・・・そういう風にこの辺りで思うようになりました.
FUJIFILM X-T3 + XF 100-400mm F4.5-5.6 OIS R LM OIS WR
最後は,いすみ鉄道の最終駅にて,急行を迎え撃ちました.背景が明るくて被写体が少し暗くなる微妙なシーンでもしっかりとピントを合わしており,かなり信頼して使えると思いました.それに,ピントの精度がα7IIIより確実にあるので,被写体が鉄道である場合はX-T3でいいなぁと思いました.カメラ自体の完成度も歴史あるメーカらしく,よく考えられている点がSONYより多いのでFUJIFILMは推せます(笑)
後は,今回はRAW現像をほとんどしていません.今回の記事で使用している写真はJPEG撮って出しオンリーで構成しています.明暗差があるシーンのみシャドウを持ち上げてるのが一枚載せていますが,それ以外はレタッチしていません.フィルムシミュレーションはStd.にしていたはずです.それにしても,FUJIFILMは本当にいい画質をしていますね.
FUJIFILM X-T3 + XF 100-400mm F4.5-5.6 OIS R LM OIS WR
こういう何気ないスナップも卒なくX-T3はこなしてくれます.運転席に射し込む光を忠実に再現してくれました.X-E1を本気で使っていた時があるのですが,今やこんなにも出来が良くなっているとは・・・あの頃は想像もつきませんでした.最近のFUJIFILMのカメラは非常に出来が良く,業務用からアマチュア向けなんでもこなせるなぁと思いました.
FUJIFILM X-T3 + XF 100-400mm F4.5-5.6 OIS R LM OIS WR
X-T3の最後のカットは,小湊鉄道の後追いで終わりました.色をいじらなくても深みのある色が出ますね.なんか,変なHMが付いていて残念でしたが,いいものを見ることができました.また,この鉄道を撮影する機会があれば撮影したいですね.
今回,初めてX-T3を使用してみて,非常に高いポテンシャルと考えられた操作性を感じました.僕の浅い知識ではSONY α7IIIが時代のカメラであると思いましたが,FUJIFILM X-T3もまた時代のカメラであると思いました.野鳥撮影でどれくらい使えるかどうかの検証はまだしていませんが,いつかしてみたいですね.
借りる機会をくれた友人に感謝です.普通にサブカメラとして欲しくなってしまいました.防塵防滴の性能がそこそこあるのであれば,サブカメラで欲しいですね(笑)