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matta

街の散歩…ひとりあるき

落柿舎 平澤興句碑

2016年12月27日 | 歴史
落柿舎 平澤興句碑
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

春の雨
天地(あめつち)ここに
俳人塔
        平澤興句碑

雨…あめ…天
天と地をつなぐ雨
天と地…理といのち、新羅万象
ここに俳人塔あり
と いうことだろうか…。

平澤興
京都大学第十六代総長(1957〜63年)、医学者
浄土真宗の篤い信者でもあったという。
句碑は俳人塔竣工祭のおりの作。



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落柿舎

2016年12月26日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

落柿舎は去来の遺跡。
去来が落柿舎を営んだのは
貞享四年(1687)以前のこと。

柿主や梢はちかきあらし山 去来

柿主や 柿が落ち梢になるのも近い
近くに嵐(の山)があるのだもの…ということか

現在の落柿舎は
蝶夢門下の井上重厚が
明和7年(1770)に再建したものとのこと。
十一月初旬
ちょうど葉の落ちた木に
柿がいっぱい輝いていた。



玄関を入ると吹き抜け。
茅葺き屋根を支えている小屋裏。


玄関壁の下地窓。


かまど。


樋に苔。

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常寂光寺

2016年12月25日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

常寂光寺仁王門。
山門をくぐるとすぐ階段。
階段ののうえにこの仁王門。
さらに坂の参道、そしてまた階段と
小倉山の山腹をのぼっていく。


この小倉山
平安時代より皇族や貴族が
離宮や山荘を構えていた。
紅葉の名所でもある。
十一月六日はまだ序の口だったが。


牡鹿なく
小倉の山の
裾近み
ただひとりすむ
わが心かな
   西行法師


多宝塔


仁王門へと下る坂

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桂離宮 くろもじ垣

2016年12月22日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

くろもじ垣。
「桂の仕事ん中で、いちばん手が
かかったのが、くろもじの垣根
でしたよ」
二十三メートルほど仕上げるのに
五十日ほどかかった。
「くろもじってのは、庭師泣かせ
の木でしてねぇ。下準備が、とに
かく大変!何しろ小枝が多いで
しょ。その上、木全体がくねくね
と曲がっているんだから・・・」

「余分な小枝をはらってね、折れ
ないように気をつけながら、まっ
すぐに伸ばすんです。これが終わっ
た時には、仕事が半分終わったも同
じですよ」
「二十三メートルを平らに、均等に
仕上げる—ってことしか、頭ん中
になかったねぇ」
(庭師:丸山哲夫氏のことば
毎日グラフ『桂離宮-昭和の大修理』より)

※クロモジ:皮つき楊枝などつくられる。
高さ2〜3メートルほどの落葉低木。
樹皮は平滑で緑色だが黒い斑点があり
枝が多い。


中門まえのくろもじ袖垣を最後に
御幸道にもどって桂離宮拝観を終了。

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桂離宮 書院・新御殿

2016年12月21日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

桂離宮拝観のいちばんのねらいは
書院・新御殿群の全景と
それぞれの書院・新御殿を
子細に撮ることだった。
前回はレンズ35ミリのみだった。
こんどこそと思い
今回は24-90Varioをつけてきた。
が、またうまくいかなかった。

池の対岸から全景をねらっても
樹々に阻まれ見え隠れ。
やっと建物の近くに来ると
こんどは24ミリでも全書院群が入らず。
あっという間に間近を通過するだけだった。


冒頭写真は
右から中書院、楽器の間、新御殿。
古書院は入らず。
こけら葺き入母屋群のリズミックな連なり。
中書院と新御殿の障子はせり出し
楽器の間は縁の奧を暗部にして変化あり。
床下の束柱と漆喰壁がうつくしい。

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