昨日に続いてブレイクスルー感染に対して考えてみました。
新型コロナワクチン接種が進むにつれ、ワクチン接種が終わってからの新型コロナ感染者が目立つようになってきました。2回の接種が終わって2週間ほど経過し、抗体が完成したと考えられる時期から後に新型コロナに感染してしまう事を新型コロナのブレイクスルー感染と呼びます。抗体が出来ているはずなのに、それを打ち破っての感染だからブレイクスルー
上記の8月18日~20日のグラフでは、3.8%の方がブレイクスルー感染と思われます。半分近くの方にワクチン接種が広がっているのだから、接種していない方の方が感染し易いことは一目瞭然ですよね。
感染しにくいとは言いながらも、病院や介護施設では数十人単位でのブレイクスルー感染クラスターも全国各地で出現しています。
しかし、新型コロナワクチン接種が始まらない、または始まって間もない時期に起こった病院や介護施設でのクラスター感染とは明らかな違いがあります。
昨年3月の永寿総合病院での院内クラスターでは、入院患者109人、職員83人が感染。うち患者43人が死亡しました。また、昨年11月の旭川厚生病院では、感染者は311人、亡くなった人は37人にのぼりました。 https://www.asahi.com/articles/ASNDC6DBWNDBUTIL078.html
これに比べると、この度の院内や介護施設内でのブレイクスルー感染では、無症状や軽症の患者さんが多く、重症化はほとんど見られず、死者もほぼゼロです。
病院や介護施設と言うのは、感染し易い方や高齢者を集めて集団生活をさせているわけで、クラスター感染が発生する要素満載です。
その、介護施設や病院で、クラスター感染が発生したけれども、ワクチン接種前に比べてクラスターの規模が小さくて済んでおり、何より重症者、死者が非常に少なくて済んでいるというのは求めていた最上の結果ではないでしょうか。
勿論、感染まで予防できれば言う事は無いのですが、それは無理なようです。でも、本当に大きな効果が得られているという事を実感しましょう。
新型コロナワクチンは、確実に効果を上げています。可能なら、ワクチンを接種してくださいね!!
そして地道な感染予防策を続けてください。
2回接種しても、吸い込んだウィルスの数が多ければ感染しますし、感染すると、自分の症状は軽くても他人にうつしてしまうようです。くれぐれも用心してください。よろしくお願いします。
医療をひっ迫させないために、死なないために、後遺症を残さないためには、ワクチン接種が最良・最短の道だと私は考えています。
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