写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

秋の気まま旅 3日目(陸前高田・復興状況)

2017年09月07日 | 車旅紀行
早朝に家内と仮設住宅の周辺を散歩した。
市街地の復興は一部分しか出来ていないが、高台には復興住宅が完成し既に入居している。


隣接地にはこの様に立派なコミュニティーセンターも出来上がっていた。


防災センターの中心となる消防署も完成し、新しい街づくりが着実に進んでいる。


JRの大船渡線、気仙沼線は無くなったが、変わってグッドデザイン賞を受賞したBRT(バス高速輸送システム)が走っている。
そのモダンな駅にはバスが結構な間隔で発着しており、住民の足となっていた。


町の中心部には核となるスーパーマーケット、ドラッグストア、ファッションセンターなどが出来上がり営業していたが、個人商店の建設はこれからで、昔の賑わいがどこまで取り戻せるかまだまだ見えません。
この駐車場に隣接して商店街が立ち並ぶ予定ですが、建物はなく更地のままです。


山を削って造成された高台では実家の再建が始まっていた。
先日地鎮祭をしたばかりだが基礎工事が始まっており、年末には完成し年明けに引っ越す予定だそうです。
ようやく目処が立ち、ほっとしています。


この宅地から市街地を眺めると、このような状態で嵩上げ工事は道半ばの状態です。
緑地の整備に至っては殆ど進んでいるようには見えません。


仮置きされている土砂が未だに山積みされたままで、相変わらずダンプカーが忙しく走り回っています。


復興が進む中、津波の被害を受けなかった水田にも拘らず、2/3が耕作放棄され荒れ地になっていたのが寂しかった。
高齢化の影響だけでなく震災の影響もあるのではないかと、心が痛みます。

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