今日も快食、快眠、快便!

「快食、快眠、快便」を座右の銘として実行すべく、その達成度と日々の記録やあれこれ。

大人になれよ、自分!

2011-02-25 16:20:27 | 日記とか


NHKの朝ドラ「てっぱん」を観てる人いる?

うちは毎日観てます

最初は18、9の小娘がそんなトントン拍子にお好み焼屋の女将だなんて…という気持ちもありながら観てたけど、このドラマは基本家族愛ですよね。
実の家族だけでなく、自分に関わりのある人達とも家族になれる的な。
最近のストーリー展開では毎日涙なくしては観られないいいお話になってる。

前にも書いたけど私も赤ん坊の時養子になったので育ての母と二人、このドラマを観ながらちょっと複雑な思い。
母はどういう気持ちでこのドラマを観てるのかな。
逆に母は私がどういう気持ちでドラマを観てるのかと思っているような気がする。


ハイ、そこでまたまた愚痴的な話です。
めっちゃ長くなるし、今日は気持ちを整理する意味で自分への問いかけとして書くので読み飛ばしてください。


最近母の不機嫌さが増している
もちろん原因の主たるものは夫の退職。
その話を聞いた時はノーリアクションだったが時間が経って、この不況に次の仕事も決めずに辞めるとはなんたる甘さというような気持ちがふつふつと沸いてモーレツに腹が立ってきたに違いない。
だからってそれを口にする人ではない
いい人ぶらないでむしろはっきり言ってくれた方がいいんだけど、ムスッとした顔で話しかけても答えず無視。

だからそんな時朝ドラの「てっぱん」でいい場面になると「ここで『私もお母さんに育てられて幸せだ』とか『愛情いっぱいに育ててくれてありがとう』なんて言った方がいいのかな」なんて思いに駆られる。
そうすれば多少なりとも不機嫌さは解消されるのではないか。
実際本当にそう思っているし自分はすごく恵まれた境遇にあると思うけど、どうも母の恩着せがましい無言の圧力が、感謝の気持ちを表すことを拒んでいるのである。
安田成美(ドラマの母親役)は「恩を返してもらおうと思うとる親がどこにおるね」と言っていた。
だけどやっぱり「ありがとう」を出し惜しみしちゃいけないんだよね、きっと
常日頃ちゃんと感謝を口に出して母の存在を認めてれば、それほどまでに夫に刃が向かなかったのかなと今更ながら思う。
母にしてみれば、何でも言うことを聞くいい子だった娘が反抗的になり自分のことをないがしろにするようになったのは義息(私の夫)と結婚したせいだということだろうから。

でもそれは違うよ。
(育ての)父が亡くなったのは私が小2の時で、両家のお嬢様から専業主婦になり夫との死別で女手一つで子どもを育てて行かなくちゃならなくなった母の生き方を見てきて、男に依存する生き方をしちゃいけない、女も自立をしなくてはと母を反面教師(こういう場合にも使うのかな?)にして成長した私
今自立できてるかっていうとビミョ~だけど(笑)
それに結婚して急に反抗的になったわけじゃない
父の死後働きに出た母は、家にいる間は私にはいいところしか見せないし、私も母に心配をかけたくなくなかったから非行に走ることもなく(笑)ひたすらいい子でいてお互い本音でぶつかることがなかった。
私の結婚後同居するようになって初めてくらいに互いのいろんな部分が見えて「こんなはずじゃなかった」と実感しちゃったんだよね。


話がちょっとそれるけど、私の実の両親は母の妹夫婦だ。

だから(育ての)母とは血のつながりもあるし顔も似ている、と言われることもある。
子どもが大好きだったのに子どもに恵まれなかった(育ての)父が、母の妹夫婦が2人目を妊娠したことを知って私が生まれる前から養子にする約束をしたのだった。
母曰く、それは父が勝手にしてきた約束で自分は何も知らなかったと言ってたから、母はもともとそれほど子ども好きではなかったかもしれない。
父は「生まれてくる子どもが男でも女でも構わない。もし将来実の子どもを授かっても産まない!」と宣言するほど私の誕生を心待ちにしていたそうだ。
だから当然父の私に対する可愛がりようといったらなかったし、どこに行くにもだっこして(歩ける歳なのに)実の両親が「足が萎えちゃうんじゃないか」と心配したくらいだった。
そんな父は義妹夫婦を毎週末家に呼んで一緒にご飯を食べたり、遊園地に行ったり旅行に行ったりするような人で、私の姉にもうちと同じ7段飾りのお雛様を買ってあげたり(当時実の両親は6畳一間のアパートだったけどね)私の実の両親や姉にも配慮を忘れなかった。
「男を何十人も引き連れて歩くようなお姫様になれ」というのが父の口癖で、早死にするのはどれだけ無念だったろうと思うけど、もし父が生きてたら母や私の人生も今とは全然違ってて、私もこんなスーパーネガティブな性格にはなってなかっただろうと思う(笑)

父が亡くなった時、母はまだ若かったし私も小さかったから、実の両親のもとに私を返すという選択肢もあったと思う。
だけど母は女手ひとつで私を育ててくれた(家の中のことや実質子育ては祖母がやっていたけどね)。
「妹夫婦には1円も援助してもらってない」といつも言ってるけど、時代が時代だから母子家庭の暮らしは苦労が多かったはず。
私が高校生になった頃、母は再婚して家を出たので私は祖母と二人暮らしになった。
1週間に1回母が私達の様子を見に家を訪れたけど、再婚相手が急死する4年間はずっとそんな生活が続いていた。

そんなこんなで私は自分が養子だと告げられたのはなんと20歳の時だった
短大卒業して就職するときに戸籍謄本が必要だったからね。
それほど私も苦労知らずで能天気に過ごしてきたし、それは母のおかげだと思っている。
実際告白された時「私のお母さんはお母さんしかいないから。今までもこれからもずっと」と言ったのをよく覚えてる。

それまでも実の両親とはちょくちょく交流があったし、姉や妹ともまるで本当の姉妹(本当だったけど)のように仲が良かったけど、実の両親の事は叔父さん・叔母さんさんだと思ってたし、姉や妹も仲は良いけどあくまで「いとこ」だったから、その日を境に突然家族を名乗りあうのは結構戸惑いだったな~。
これからどうやって接していったらいいかわからなくなって。
多分共有する思い出がほとんどないからだと思うけど、告白を受けて戸惑っていた時、夫(当時は付き合っていた)が「嬉しいことや悲しいことを分けあえて相談できる人数が増えたんだから」と言ってくれてすごく救われた。
だけど30年以上経った今もその戸惑いはまだあって、ちょっとした遠慮はやっぱりある。
それに実の家族と付き合う時は母にはすごく気を遣う
母には誰にも頼らず自分が育てたんだっていう自負があるからね。
母の前では実の両親の事をいまだに「叔父さん、叔母さん」って呼んでるし。

自分も一緒ならいいけど、私一人で実の両親や姉妹に会う時は嫉妬のオーラが出ておりまする
昨年の個展に姉が手伝いに来てくれた時「(私が養子だと知らない人には)関係性がややこしいから『親戚です』って紹介していいんだよ」って姉は言ってくれたけど、実の両親の家をリフォームしたり実の父が入院・手術の時に母は「あなたが行く必要がないじゃない」と言って、残念ながら私が片付けの手伝いや見舞いに行くのを快く思わなかった
母には私しかいないから取られそうな気がするんだろうけど、「私の分まで手伝ってきなさい」と広い心で気持ちよく送りだしてほしかったな~

あとね、こまかい愚痴で恐縮ですが、母はそこそこ小金持ちなもんだから母が私達の面倒を見ているつもりになってる。
けんかになると(大抵けんかの原因は夫の甲斐性の無さにイライラが爆発する一方的に不機嫌になる)「外で家賃を払ったらあなた達はやっていかれないこの家に住んでるから甘くなるんだ」と必ず言われる。
家賃がない生活はたしかに助かっているけど、そういう風に思われるのがイヤだから何度も家賃を払おうとしたけど、それはそれで「水臭い」などとのたまう母。
結局頑として受け取らないのにけんかになると絶対言う。
とにかく何につけても恩着せがましく言うので、私はむしろ何もしてほしくないのだ。
何度も断ったけど学資保険とかも掛けてくれちゃって、いやホントに助かりましたけど、今になって「利息くらい持ってくるかと思ったけど何もしてこなかった」と言われた
もちろん小金持ちの母が本気で利息を欲しかったわけではない
私達の気持ち、ね。感謝の。
満期金をもらう時ちゃんと感謝の意は示した(言葉で)つもりだったけど、そういう風に言われたら配慮が足りなかったかもしれないな。
でもそういうのって、私達の気持ちを試すような感じがしちゃうのは母を最初からうがった見方をしてるからなのか
ちなみに家賃は払ってないけど光熱費や生活費は同居してからの24年間ずっと母の分も払ってます。
(家賃も厳密に言えば父の家を売ったお金で購入した家なので、私にもちょっとは住む権利があるのでは…?と思ったりする)
それでもこんなに恩恵受けてて文句言ったら罰当たりだわね。
自分自身もすごく恵まれている環境にいるってことを自覚しなきゃいけないね
やっぱり甘ちゃんだな、自分


価値観が根底から違うからこの先一生理解し合えないだろうけど、相手の気持ちや性格は変えることができないんだからやっぱりこちらが変わるようにしないといけないんだろうとは思ってはいます…。
それには私にもちょっとだけあるプライドを捨てて、ひたすら感謝の日々を送るのがいいんだろうな~。
遅きに失す感は否めないけど、それでも「ありがとう」と言われて悪い気持ちはしないもんね。
あとはほめ殺し作戦か(笑)

 

朝ドラの家族はこれからどこへ向かうのか。

カフェオレ親子の確執にこの先雪解けはあるのか。


言いいたい事をだらだらと垂れ流しただけの話を、もし最後までお付き合いくださった方がいたら何だかスミマセンでした

そして ありがとう

 

多分これからも書くよ(爆)

 

 

快食…
快眠…
快便…

 

 

 

 

コメント (5)
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