東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

クルマは世につれ、世はクルマにつれ

2010-02-16 16:48:22 | 日記
 「歌は世につれ、世は歌につれ」という文句がある。
亡くなったフリーの司会者だった玉置浩が言いそうなフレーズだ。。。
確かに過去に流行した歌を聴くと、その当時のことが生き生きと浮かんでくる。
流行った曲を聴けば、当時の世相や風俗、日本人が夢中になった事柄など、多くのことを知ることができる。。。

 私は今年の6月に「イエローフラッグ」というハリウッドでリメイクされる映画の話を知った。本当に懐かしいし、このブログを見てくれている人の多くが知っている映画だと思う。「イエローフラッグ」…原題は1977年に封切られた「幸せの黄色いハンカチ」。
山田洋次監督による北海道を舞台にした日本のロードムービーの代表作である。

高倉健、倍賞千恵子といったベテラン俳優から、映画初出演となる武田鉄矢、さらには脇役に渥美清、桃井かおりを据えるなどこれ以上ない布陣で臨んだ。俳優陣の演技はもちろんのことシンプルながら私たちの心情に深く訴えかけるストーリーで、最後の黄色いハンカチが青空に棚引くシーンは思わず泣けてくる。絶対泣ける映画だ。見ていない人は是非とも一度は見て欲しい。第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞など、同年の国内における映画賞を総なめだったな~。
後にキャスティングを変え、TBSでテレビドラマ化もされた。米国でもウィリアム・ハート主演で「The Yellow Handkerchief」のタイトルでリメイクされ、2010年6月26日に日本で公開されるらしい。

私も小・中学校の頃、北海道の夕張炭鉱のそばの三笠市幾春別という町(家庭教師の先生の実家があった)に夏休み中お世話になったことがあるから妙に懐かしい。近所の炭鉱の関係者が住む家並みも実際に映画の通りで、こんな感じだったかなぁ…

 この映画の中でひと際、脇役として大活躍したクルマが真っ赤なマツダのファミリア(4代目)だ。

非力な1300ccで、この手のクルマでは珍しいFRだった。私も実は学生時代の最後の方でこれに乗っていたからよく知っているのだ。
黄緑色の派手なヤツでアルミや軽めのエアロで飾ってあったのを中古で購入した。内外の程度は良かったし、燃費も良かったので街ナカを走るにはバッチリだった。しかし高速走行は苦手だった。120も出なかったような記憶が…

△いじっていない同型のファミリアだ。
これで早春の真鶴や、社会人になってから高校時代の仲良しと泊まりがけでテニスへも行ったっけ~。
乗っていたクルマは実車でなくても、写真ででも見れば、やっぱりその当時を思い出す。

「クルマは世につれ、世はクルマにつれ」。。。