G-week・・・

　Godzilla…誰もが知っている日本発のメジャーなキャラクターである。
１９５４年に初上映されて満６０歳の還暦爺さんである彼も出世し、今やハリウッドスターの一員である。

アメリカでリメイクされたゴジラがこの夏は世界中でヒットしG旋風が吹き荒れたらしい。
前回ハリウッドで作成されたゴジラはオリジナルとほど遠いということで酷評されたが、
今回のはなかなか謙虚に作られており、独特の雄叫びも含めて好感が持てる。

ゴジラはゴリラとクジラの合いの子という発想で命名されたというのが定説だが(どこまで本当かは知らないが)、
出世した彼はいつの間にか崇められて、ゴッド＋ジーラ(神の恐竜)みたいな大層なことになった。。。

大層なことになったといえば、我が家も親族が集結してテンヤワンヤなことになって。。。
盆明けに帰って来た息子夫婦の子供Sくんは、いかにも快活な２歳児らしく私をファンタスティックな世界へと導いてくれる。
ジジバカかもしれないが、Sくんは本当に学習能力が高い２歳児でビックリする。ただしヤンチャもなかなかのものだ。
今回は彼の弟のTくんの「お食い初め」を我が家で行った。。。


そこに示し合わせて埼玉の娘らも帰って来た。

ということで、ウチはGだらけになった。。。GakiのGである。所狭しと暴れまわる様は小さなゴジラのようだ。
賑やかさも最高潮で風呂場での雄叫びや嬌声などは近所迷惑も甚だしいかと・・・
これでTくんが走り回るようになったら、、、笑いごとでは済まされないか(笑)

孫のSくんは４歳になり話し相手としても楽しさ１００倍になっていた。
「ジィ、ジィ」と、まとわりついてきてくれて嬉しい悲鳴の日々である・・・

幼稚園に通うようになりコミュニケーション能力や体格の成長は目を見張るほどだ。
昨夜は娘婿のKちゃんも合流していよいよ宴会モードも佳境を迎えようとしている。


しかし・・・普段はそばにいない彼らにG、G、G、Gと呼ばれているうちに、情けないことに段々とそれらしくなってくるから不思議である。
自分のことを爺ちゃんが…と言っているうちに、疲れやすくなり、腰や背中が痛かったり動作が鈍くなったり…(ちなみに家内は自分で婆ちゃんとは言わない)
刷り込みというのか、暗示というのか、孫たちにとって私は紛れもない爺ちゃんであり、私にとって彼らは紛れもなく孫なのであるから仕方ないのだが、心と裏腹ながらあんまり板に付かないようにしたいと。。。無理か…

お幸せに！ってことやね～・・・

　8年と8ヶ月、、、誰にとっても決して短い時間ではない。
ムショに入っていたら…どんだけ長いか。。。Ⅱ型糖尿病は完治している年月だろう。

いろいろな歴史を残し、惜しまれながらまたひとつ…私の行きつけのお店が幕を下ろした。
家内の友人がやっていた、このブログにも何度か登場した、あの「カラオケTちゃん」である。。。
　
当節、家賃を支払っての商売、特に零細は何業にかかわらず間尺に合わないことが多い。
昭和の３０年代～５０年代にはこの世の春を謳歌していた商店街…
その片隅に今から９年ほど前にオープンしたお店だが、遂に力尽きた。。。

マーケティングを無視した過当競争、材料費や人件費の高騰、顧客や経営者の高齢化も含めて、
よほど【売り】になるものが備わってないと何業も継続的に黒字を計上することは難しい時代だ。
家賃を払っていれば尚更である。。。

家内の同級生が細々と営んでいたカラオケ屋さん【Tちゃん】は2005年12月オープン。
個人的には、いろんな出会いがあったな～
楽しい時間をありがとう、本当にお疲れさま！と言いたい。
この店が閉店することに相成ったのは個人的には実に辛いものがある。
私は「Ｔちゃん」のおかげで家内の友人らと同級生のように親しくお付き合いをさせていただく
ことができ、東京に住んでいるようなリラックス感を得ることができたわけで…本当に感謝したい。

できればエルザにこのまま凍らせて欲しいくらいだ(これはアナやけど…)・・・

彼女のお店がなくなったのは非常に残念やけど、Tちゃんがそれを決断できたのは、、、
還暦リーチの女性が女としての幸せを掴んだからに他ならないわけである。
事実は小説より奇なり！　本当におめでとう！！

最後の最後まで希望は捨ててはならないということを彼女は身をもって教えてくれたのである(笑)
私もどんなに苦境にあったとしても、このことは決して忘れないだろう。
良い意味で、、、こんなどんでん返しのような人生もあるのだということを…
どうか、お幸せに！