東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

韓流映画のせい・・・

2012-06-30 21:45:28 | 日記
最近、疲れがなかなか取れない。
原因の一端は分かっているつもりだ。

家で飲んでる晩は家内の友人でカラオケ屋のTちゃんがハマっている韓流映画のDVDを言われるまま、渡されるままに借り受けて夜遅くまで観ることが増えてきた。
つまらん日本のバラエティなどは元々見ないが、「一度見てよ!」と言われて見だしたのが運のツキだ。

先日はウォン・ビン主演『アジョシ』を観た。韓国語でアジョシとは『おじさん』という意味で、子供がよく『近所のおじさん』みたいな感じで親しみを込めて使う。

日本人とはやはり何かしら匂いが違うカッコ良さのウォン・ビンだが、臓器売買や麻薬、マネーロンダリングといった犯罪絡みのストーリーはかなりバイオレンスでえげつない描写も多々ある。
元々は韓国の特務機関の精鋭だったという設定の彼は、その鍛え上げられた体やアクションを惜しげもなく披露している。この辺は本当に素晴らしい。

奥さんとお腹の中の子供の命を敵対組織に奪われて腑抜けになっていた彼は、街の一角にあるボロアパートで質屋をやっている。そのアパートに住むヤク中の母親と女の子・・・話は単純そのものだ。
「誘拐されたその女の子を救出する」その一点だ。
昔、大魔人という映画があったが、その人間版といった趣きか(笑)

映画とはいえ、もし日本と韓国が戦争になったら・・・実に憂鬱になる。
韓国軍の特殊部隊の殺戮能力に対して日本の自衛隊や警察で対処できるのか心配になったほどで、実際のゲリラ戦になったらきっと大変だろう。サムソングループと日本の家電メーカーほどの差があると感じた(笑)
急所への切りつけ方や腕や首の骨を折る戦い方も実にリアリティがある。
普通は一回刺したら済むようなものだが、徹底的に息の根が止まるまで刺し続けるあたりは、日本映画の演出にはないだろう。兵役が義務の韓国では軍の演技指導も入っているようで、日本に対するレベル違うぜ~のプロパガンダかとも感じた。考え過ぎかな~(笑)

『アジョシ』は最後まで主役の2人が死なないストーリーがせめてもの救いである。
一方、昨夜はこれまでのソン・スンホンのイメージを覆す跳ね返りぶり、ハチャメチャさに驚かされた映画、『男たちの挽歌』を観た。。。
韓国と北朝鮮の南北に分断された事情が、さもありなん、、、という形で映像になっている。
兄弟と母親が北朝鮮から38度線を超えて韓国に逃げる。しかし弟と母親は捕まり強制収容所に。兄は一人脱北したが韓国でヤクザになり、、、母親は死に弟は兄への憎しみを胸に単身脱北に成功し刑事になる。。。
最後は心を開いて兄弟の感情が甦るが・・・実に悲しいストーリーであった。
これは最後は皆死んでしまうので後味が悪いかも。

しかし、韓国のこの手の映画には日本映画にありがちな中途半端なアクションシーンはない。
爆破シーンも車の破壊も銃撃戦も「相棒」や「湾岸・・・」など子供だまし。ストーリーも社会性がある。
体も徹底的に鍛えてカッコいい!常に精進しているのがよく解る。。。
と、韓流をいっぱい持ち上げてきたが、世界に通用するよう日本の俳優も頑張れ!と本音では声を大にして言いたいところだ。。。

とにかく、こんな映画ばかり見ていたら翌朝は全身筋肉痛で辛い・・・飲み過ぎにもなるな~
週に1本程度にしておきたい、、、酒もビデオも(笑)


カーシェアリング・・・

2012-06-28 16:25:23 | 日記
 火曜日にネットで某社のカーシェアリングに入会申し込みをしたが、早速ICチップの載ったメンバーカードが送られてきた。

10代の頃からクルマのない生活というのはどうしてもピンとこなかったが、実際にはクルマ自体が可哀相なくらい私は乗ってなかった。
休日に子供らと一緒に出かけた頃はまだクルマも活躍の場があったので所有していたが、それでも年間で1000キロあまりしか乗らなかった。
バッテリーは上がる、経費はかかる、、、そんなんで手放してからもうだいぶ月日は経つ。

毎月2万円程度の駐車場代、各種税金、保険代、検査代など、何の疑問も持たずによく払っていたな~と、今となれば不思議な気分だ。
それでも通勤や営業のように毎日活躍するなら価値もあるしクルマもきっと本望なのだろうが、月に100キロも走らず、維持費を払い続けるのは、やはりどうもおかしい・・・

だいたい昔のようにクルマでは遊びに行けない。飲む機会がいつもついてまわる私にはタクシーがお似合いなのだ(笑)

実際、都会に住んでいたらクルマはほとんど要らないと思うのだが、たま~にあったらいいな~と思う時もある。
埼玉から子供や孫が遊びに来たり、これから神戸に孫ができたりすれば、、、
小さな子供がいるならやはりクルマでの移動が便利だし早い。。。

N事務所にクルマは二台あるし、空いていれば使用するに差し障りはないのだが、公私混同は言われたくないところである。

以前、ビジネス・サテライトというニュース番組でやっていたカーシェアリング…前々から目を付けていたのだが、、、
ウチの通り向かいにそのカーシェアリングのステーションができたのである。
クルマはライムグリーンのFITハイブリッドが1台だけ置いてある。
近所の他のステーションに足を伸ばせばピンクのFIATや電気自動車のリーフやI-MIEVなども使用できる。
あまりのタイミングの良さに思わず会員になることにした。

私のように『ほとんど必要ないけど、たまに乗りたい派』には、とにかくもってこいだ。予約は携帯やPCで行えて簡単。
15分単位で乗れて低料金(6時間~24時間パックもある)。免責0円で各種保険が付帯しているのも良い。
ガソリンは3分の1以下に減っていたら他のシェアしている会員のために給油するが、グローブボックスに入っているカードで無料(しかも給油に協力すれば15分間は無料)。
メンバーズカードでドアロックを開けるシステム。自前のETCもOKなので所有しているような感覚にもなるし、いつも同じクルマなら愛着も湧いてくるというものだ。

毎日のようにクルマとともに過ごす時間があったり、趣味のクルマという次元ならば今でも自分のクルマは欲しいと思うが、私のような人間も街には結構いると思う。第一、お財布にも環境にも非常にエコである。もうそんな時代なのかも知れないぜ~。


父の日に・・・

2012-06-18 15:12:11 | 日記
 昨夜は知り合いのお通夜にでかけた。。。

娘とは小・中学校時代同級生だった男の子がいる父親で、もうかれこれ20年来の顔見知りSさんである。
地域の行事では必ず顔を見る世話好きな人だった。PTAや鼓笛クラブの世話役、地車などでも活躍されていた。
まだ63歳で、先日はようやく孫ができて喜んでいた矢先のことだ。

死因は肺炎ということだが、事件性はないのか?と勘ぐりたくなるなるようなあっけない最期だった。
数日前に会った人も多く、まさに急死というほかない。
こんなことが実際にあるのか??というやりきれない思いが斎場に充満していた。。。

十数年前に奥さんと別れ、息子と娘を男手で立派に育て上げたSさんは、子どもらの巣立ちとともに1人暮らしだったが…
それが発見を遅らせたような結果になり、子どもたちのショックと無念さは計り知れないだろう。
私たちも夜遅くまでSさんの生前を偲んで話をするが、どうしても皆寡黙になってしまう。お酒もまずい。
昨日は「父の日」でもあったが、、、無人の家に届いたプレゼントは一緒にお棺に入れられて…参列者の涙を誘った。
合掌・・・

いつかは贈ることも、贈られることもなくなるんやな~ということを目の当たりにした「父の日」であった。

我が家にも娘夫婦や息子夫婦から心のこもったメッセージやプレゼントが届いた。毎年ありがたいことである。
金額の張る物とかでなく、絆を確認し合うという大袈裟な趣旨でもなく、、、
「ただ、元気でいてよ!」というメッセージだけで十分に温かくほのぼのした気持ちになれるものだ。 

ふだん照れ臭い台詞もこの日に便乗して言えたりもする(笑)
お礼の電話やメールなど、何気ない会話の中にお互い平素の感謝の念が行き来する。
とても良いことだと思うので、私自身も高齢の親たちに長いことそうしているわけだが…

こうしたイベントは『商業主義』とか『マスメディアに踊らされてる』とか揶揄する人もいるが、そんなことを言うヤツは
よっぽどの「ひねくれ者」だ。『商業主義に乗らされて』だろうが何だろうがおおいに結構。中傷するだけミジメというものだ。
こうしたことは人生の彩りである。普通に生活してきた者へのささやかな餞なのである。






ツルツルスベスベ・・・

2012-06-12 15:42:13 | 日記
ウチではスポーツを含めて新聞は7紙取っているので毎日たくさんのチラシが入る。。。
夏に向かってこのシーズン、曜日に関係なく多いのはエステや塾のチラシだ。

塾は夏休みを前に今から生徒の囲い込みを図るのに必死だ。またエステサロンは夏に肌を晒すことの多い女性の不安を煽り、ケア前⇒ケア後のかなりインチキっぽい写真を掲載するのが慣わしである(笑)
薄着や水着の季節に向け、痩身や無駄毛処理、豊胸などの見てくれを良くすることでいかに幸せになれるかの「実例」が並ぶという寸法だ。
最近は男もエステで肌に磨きをかけるらしいが、まったく奇妙な時代である。毛深い男はそれだけで嫌われてしまうのか??

私は元々から毛深い方ではなかったが、抗がん剤治療により、それこそ根こそぎ毛根から細胞分裂を止めてしまったような経験をしている。
腕や脚に毛はいまだに生えてこない。腕やスネはスベスベで触ると気持ちいいほどだ。
頭もさらに薄くなってしまったが、、、これはもう坊主にしたいくらい(笑)
抗がん剤の服用がどれほど細胞レベルでダメージを与えてきたか考えると薄ら寒くなってくる・・・

抗がん剤だけでなく、更年期も毛を薄くするようだ。
最近、同世代の知り合いの女性が脇毛の処理もしなくて良くなって複雑な心境だということを言っていた。
ホルモンの分泌量が減って無駄毛が生えてこなくなる現象だ。
無駄毛というのは生えてくればきたで面倒やし、生えてこなくなれば何か淋しいというか、、そういうもんかもしれない。。。いよいよ老境の域に足を踏み入れたような一抹の寂しさということか…


リンゴをかじりながら「世界で1番かわいいのは誰??」と鏡に向かってしゃべっているわけはないが、Rくんのような幼児には当たり前だが無駄毛は生えていない。遊びにきて泥だらけになり、仲良く風呂に入る友だちも一緒でツルッとしている(笑)

人間は老化するとだんだん見た目もやることも彼らのような幼児に戻っていくという。
シワシワが次第にツルツルになっていくのか? エステなどよりも究極の若返り?
肉体的にも弱くなって歩けなくなり、頭脳的にもボケて我儘になる。最後はオシメをしたり介護されることになって、他人の手を煩わせることもある。。。赤ちゃんにそっくりということだ。

ということは、「もう中学生」という消えてなくなりそうな芸人がいたが…
私の世代は「まだまだ高校生」ぐらいの感じ?? 何や青春真っ盛りやったんかいな??(笑)
じゃ、エステより塾選び??
死ぬまで勉強せなあかんちゅうことやね~・・・

道半ば・・・

2012-06-06 22:20:11 | 日記
昨日は5ヶ月ぶりに主治医との対面、、、その前に苦しい苦しい胃カメラ・・・
造影CT、レントゲン、血液検査は先週やっている・・・
なんで今頃になって内視鏡検査をするのか…憂鬱と心配が交錯

しかし、結果は何事もなくすべて良好に推移しているとのことで、、、本当にホッと安心した。
3種類の腫瘍マーカーの数値もいい感じに下がり続けていた。ただし貧血は相変わらずだった。

結果が良くてもまだまだ病院と縁が切れることはない。
4ヶ月後にはまた検査の予約を入れてもらったが、それでちょうど術後2年半となる。
すなわち、術後5年の無罪放免までちょうど半分ということだ。
精密検査を定期的に受けるのは転移再発の心配が払拭できないからで、これはもう医者の言うことを聞くしか手はない。
 機械化されて支払いの待ち時間も大幅に短縮!
ホールもまばらな感じで以前とは全然違うわ~ 

道半ばということは置いておき、、、やはり今日は飲みたい気分になる(笑)

気軽に出かけることができるイタリアン「O」 家内らとワインで乾杯だ。

黄昏ていく大阪の街もなかなかのもんやな~と思う。


夜景もいつもよりことさら美しいと感じた。 
  

4ヵ月後もホッとしながら美味しいワインが飲めますように・・・

Rくん、早くも浴びる・・・

2012-06-02 15:04:17 | 日記
 巷ではクールビズ、制服も夏用に衣替えの6月・・・

蒸し暑さが日増しに強く感じるようになってきて、ビールのうまい季節が到来だ。
今朝のニュースでは、昨日から京都鴨川の床がいよいよ本格的な開業を迎えたことを紹介していた。
これから4ヶ月間、京都のこうしたお店は夏の稼ぎ時ともいえる。

そう!もう人によれば生理的にも気分的にも「夏」が来たという感じの人もいるだろう。
Rくんんもどうやらそんな1人のようだ。。。

庭で遊ぶのが大好きなRくん、、、連日の泥んこまみれを堪能している(笑)
水遊びが特にお気に入りらしい・・・

①玄関にある自分の靴を持ってきて、それに水を溜める。
(パパやママの靴でしないところがエライぞ!)

②その水を自分にかける。「あ~冷たくて気持ちいい~」

③水のかかった服を脱ぐフリをする。「やっぱり服の上からはイマイチかな~」

この一連の動作を繰り返し延々とやるらしい・・・

娘は黙ってやりたいようにやらせているとのことだが、、、

水遊びに飽きると泥だらけのまま家の中に入ろうとするので、インターセプトし抱えて風呂場へ直行する必要がある。
万一気が付かずいてRくんがそのまま家の中を走り回っていたら、娘の厳しい大阪弁が家の中を飛びかい、Rくんは頭を抱えながら泣き顔をしなければならないはずだ。。。(怖いぞ~!!)

大阪の家にはこんな広々とした芝生の庭はないけど、水遊びぐらいなんぼでもしたるで~(笑)
自転車の後ろに取り付けた特等席もお気に入りらしい。ベビーカーにはもう座りたがらないようだ。
自我が芽生え色々とやりにくいこともあるだろうが、成長の証しなんやな~と嬉しくなる。
早く会いたいな~。。。

北の新地は・・・

2012-06-01 15:35:30 | 日記
ひとりで生きてくなんて できないと
泣いてすがればネオンが ネオンがしみる
北の新地は想い出ばかり 雨模様 
夢も濡れます ああ大阪しぐれ

今から30年ほど前に流行った都はるみの『大阪しぐれ』 (作詞: 吉岡治 作曲: 市川昭介)
・・・そんな歌でも口ずさみたくなるような街並みは健在だ。。。


これから秋にかけて後援会や自民党支部の行事が毎月のようにある。その打ち合わせを兼ねて北新地で一杯やることに。
N先生とは市役所付近で待ち合わせる。帰宅ラッシュの時間帯だったので空いてる道へ…
堂島川の南岸を歩いて御堂筋方面に振り返ると大阪市役所と日本銀行大阪支店が見えた。

北新地はこの堂島川の北側になる。阪神高速1号線や全日空ホテルが見える。
夕陽がビルの谷間に沈んでいく・・・

北新地は歴史のある大人の遊び場である。
1697年に米市場が北浜から堂島へ移転されたことに伴い、1708年に曽根崎川の北岸に拓かれた曽根崎新地へと大阪城の北にあった遊里のほとんどが移った。
近松門左衛門の『心中天網島』に登場する小春は、曽根崎新地の遊女である。

以降、曽根崎新地は「北の遊里」「北の色里」「北の新地」と呼ばれ、米商らの遊興場所として繁栄。
また諸藩の蔵屋敷が立ち並ぶ中之島から近いこともあって、大坂では珍しい武家の来客も多く、もっぱら町衆で賑ったミナミの南地五花街とは当時から性格を異にする街であった。

北側は国道1号線、南側は堂島浜で大手企業の高層ビルが堂島川に向かって立ち並ぶ。
東側は御堂筋(国道25号線)、西側は四ツ橋筋に囲まれた東西に細長く広がっている地域。
座って5万円からのクラブや2、3万円のラウンジ、料亭などを中心とした料飲店が集中している。
風俗店やパチンコ店は皆無の高級飲食店街である。今は基本的に、大企業、法曹界、上級役人、芸能人、中小の経営者などに支えられている。

北新地といえども、コイツらいい加減にせえよ~という感じの化け物のようにふてくされた化粧のおばさんや、皺くちゃの婆さんもたまに見かける。どんな店やろ?と逆に興味が湧く(笑)
反面、ハッとするほどキレイな30前後の粋な女性や、女優の卵のように無垢そうな(実は非常に手の入った)女の子が歩いていたりして、観察しているだけでも楽しい街でもある。

今宵の河岸の『G』は以前にも行ったことのある馴染みのお店だ。全席個室、もしくは半個室になっていてプライバシーを保てるのが何よりだ。。。
お品書きに値段が一切書いてないのが玉に瑕だが、、、そんなことに文句を言うのは無粋というものか…

事務的な話は30分ほどで済ませ…あとはゆったりと杯を傾ける。
杯は自分で選ぶことができる、、、
さっきまで泳いでいた烏賊が恨めしそうにこちらを見ているが、、、刺身は実に甘くて歯ごたえも十分である。胴体以外の部分は塩焼きにしてもらう。本鮪の造りも近所の居酒屋に置いてあるものとは似て非なるものだ。うますぎる。
きっと訳の分からないタグがついているのだろうな~と舌鼓。。。
 
すっかり酔いもまわり・・・見送られて外に出ると辺りは酔い客の喧騒もなく、涼しげな風が。

空車のタクシーも長蛇の列。まだまだ世の中の景気は一部のお大尽様に支えられている面が否めないと実感。
通天閣と東京スカイツリーほどの差は無いと思うが(笑)、まだまだ東京に比べれば、大阪はしぐれているようだ。。。