東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

バルゴンに似てきた・・・

2014-02-25 23:10:46 | 日記
 橋下大阪市長が失職し、選挙戦が始まろうとしている大阪では維新の会が最後のアガキをしているようだ。
市長選挙の大義とか、都構想の正当性をダラダラと綴ったビラを各戸に盛んに配布しているが、時すでに遅しの感は否めない。
以前、私がこのブログで予想したとおり、今秋に予定されていた大阪市民による住民投票も当然のことだが回避されることになりそうだ。
彼を見ていて最近思った。。。まるでバルゴンのようだと・・・

女性や若い世代に「バルゴン」という名前は馴染みがないだろう…
しかし私らの世代の男子は憶えている人も結構いるはずだ。
私も小学生の頃、昭和30年代から40年代に盛んだった怪獣映画によく連れて行ってもらった男の子の一人である。子供同士だけでも映画館に行ったものだ。
東宝のゴジラシリーズや大映のガメラや大魔神シリーズから、次第にクレージーキャッツの無責任男などにスライドしていったが・・・映画は洋画も含めてよく観た。

まだ10代にもならない頃は興奮冷めやらぬその帰り道、新宿伊勢丹の食堂街でご飯を食べさせてもらうというのが、家族との定番のお楽しみであったような・・・遠い日の良き思い出だ。

東宝の方は怪獣の造りや特撮にはお金をかけていたが、ストーリーはあくまで子供向きで生々しいところがなく、どちらかと言えば明るい映像を心がけていたような気がする。
一方の大映では当初、怪獣同士が戦えば緑色の血が噴き出したり、ストーリーも大人向きで画面も暗くおどろおどろしいイメージだった。大映の怪獣映画の指向性は子供だましではなく、大魔神にしても大人の鑑賞に十分堪えられる内容・・・特に草創期はそう思う。

ということで、東京タワーは東宝の怪獣映画によく出てきて何度も壊された。
モスラの繭ができてひん曲がったり、キングコングによじ登られて自衛隊の飛行機に攻撃されたり、、、ゴジラはもとよりキングギドラやラドンに東京銀座も新宿も何度も破壊された。

大映の映画はその辺からして違う。

1966年に上映されたガメラ対バルゴン・・・舞台は関西である。

大阪の街はバルゴンの冷凍光線で凍りついてしまう。そして通天閣や大阪城も壊されてしまうのだ。。。 
しかも最後、決戦の場は琵琶湖という地味さである(笑)


無敵と思われた強さのバルゴンが水に弱いと気付いたガメラは…
水に浸かると皮膚が破れてしまうバルゴンがガメラに琵琶湖の中に引きずり込まれていく。
青緑色の血を体中から滲ませながら断末魔の光線を背中から発する姿は子供心にも哀れであった。

ニューギニアの洞窟から巨大なオパールと間違われて日本に運ばれなければ、そのまま孵化せずに生き永らえたことだろうに…

大阪を凍らせてガメラに退治されたバルゴンと橋下市長の姿がダブった。
顔も何となく似てきた。橋下も松井も最近は爬虫類の顔付きである。
善良な大阪市民がガメラになって中之島から大川、道頓堀に・・・
・・・という日もそう遠くはないだろう。何せ大阪は水の都なのである(笑)

犬は喜び庭駆け回るのか??・・・

2014-02-17 16:42:42 | 日記
日本海では深海に棲むダイオウイカがバンバン水揚げされて漁師も気味悪いと言っていたが、何かの予兆でなければいいが、、、
と思っていたら40数十年ぶりの大雪に日本列島は大混乱。
 
神戸のSくんの家から…子どもはすぐに雪に触りたがるね~

まさしく異常気象ということになる。ズンズン積もって東京都心は27センチ?
TVに映っていた八王子など郊外はまるで雪国だったな~ 犬も散歩に出たがらないはずだ。
埼玉のRくんのパパは3時間かけて歩いて会社に通ったとか。家族のためにエライぞ!!と誉めてあげたいわ~(笑)
 
こりゃ、ハンパじゃないな~ Rくん懸命の雪かきもそのシャベルじゃ気持ちだけか(笑)

東日本では交通網の遮断や停電したりで都市機能はマヒ寸前になったようだが。。。
物流も滞っていたが、少しは落ち着いたのだろうか??

異常と言えば気象ではないが、ある意味で我が大阪も異常である。

橋下市長は都構想の枠組み作りである法定協議が自分の思うままにならないと分かると、辞職して市長選挙で都構想の是非を市民に問うと言い出す始末。おまけに一生かけても法定協議に協力すると言いながら裏切った??公明党の候補を潰すとか…まるでオモチャ売り場の前で泣き喚く駄々っ子である。年度末は予算のことでそれでなくても忙しい。

市長選挙に勝ったからといって議会の構成(維新は過半数に届かない状態)が変わるわけでもなく、まったく意味のない選挙に6億円もの市税投入とは、まさに金をドブに捨てるようなものだ。世論調査でも6割以上がこの選挙に反対している。

市議会では勝手な「辞職」は認めず「失職」扱いとし、市長の業務は来月も続けてもらうことに。各会派は候補を立てず、橋下一人だけ立候補⇒告示日バンザイをしてもらって「都構想の大義云々を~」の街宣などができないような目論見でいたが、マック赤坂とかいう泡沫候補が立候補するとか。コイツいい加減にして欲しい。時間もお金も無駄なのに。。。きっと文楽の関係者は(文楽の保護は無駄と橋下市長に決めつけられて大幅に予算カットされたが…)市長選とどっちが無駄か呆れてものが言えないはずだ。

確かに文楽なんて話のスジだけ見ればろくなもんじゃない。借金した末に遊女と心中したり、色恋沙汰の挙句に世捨て人になってしまったり…そんなアホな話も多い。だけどそれでも観客が感動してしまうのは太夫、三味線、人形遣いの巧みな技によるわけで、伝統的な技術や弛まぬ努力の証であると私は思う。それを一言で「無駄」と切って捨ててしまう彼の下品さは、「人の心の機微の分からなさ」を如実に表わしている。若い時、弁護士の勉強をする合間にもっと日本の伝統文化だったり、日本的なものを勉強しておくべきだったろう。

今では喋れば喋るほど器が小さいのがバレてしまう橋下市長だが、以前、「慰安婦は必要だった」と発言したり、沖縄の米軍司令長官に「米兵は風俗をもっと利用して」ということを言っていろんなところから叩かれたこともあった。

日本では「それは言わない約束でしょ」って建前で成り立っている面も多々ある。
ソープランドで本番やっていることなんかみんな知ってるけど、「売春は違法だろ!」なんて正面切って言うヤツは共産党にだっていない。日本は憲法では軍隊を持てないことになっているけど、縛りをかけているだけで実際は世界有数の軍事力は持っている。
橋下市長が「言わない約束でしょ」っていう、あえて曖昧にしておく日本の風土をまったく理解していないところに彼独特のひん曲がって青臭い正義感や「品のなさ」を感じてしまうのは私だけじゃないはずだ。
市長選挙、独りよがりで市内を駆け回ったら低気圧と一緒に消えて欲しいものだ・・・

このタイミングで・・・

2014-02-04 16:17:06 | 日記
 前歯の抜けたこのタイミングで節分である・・・

昨日、2月3日は節分。以前このブログでも大阪の節分の話はしたが、厄除けに太巻き寿司にかぶりつく。

所謂、「恵方巻き」というやつだ。今年の神様のいらっしゃる恵方(今年は「東北東」)を向きながら太巻きを丸かじりすれば福を呼ぶと・・・今では全国的にもかなりの広がりを見せている風習だが、所詮、商業主義以外の何ものでもない。

昨日は一部抜糸することになっていたので外来で大阪警察病院へ。生暖かい空気の中をバイクで出かけた。雨の降りそうな空だったが、気温は20℃近くありそう。

片道7キロ、15、6分ほどの行程だ。外来はとても混んでいる。

しかし入院効果なのか、私は予約時間通りに診察を受けることができた。
ニヒルに唇を歪めながら田中口腔外科部長は「創部に負担がかかるので丸かじりしたらダメですからね」と私に釘を刺しつつ、手術で採取した組織の病理検査の結果が悪性でなかったと告げられた。
えっ!?このタイミングでそういうこと言うのか~と一瞬びっくりしたが、手術が無事済んだと思っていた矢先、実は悪性の癌だったと言われたら卒倒していたかも知れない。たぶんショック過ぎて帰り道にバイクで事故っていたか…
ホッと胸を撫で下ろし玄関を出た。
雨がザンザン降っていてずぶ濡れになったが、晴々した気分であったのは言うまでもない。
家に帰って細く輪切りにした恵方巻きを頬張りながら、A社長夫妻が心配して2回もお見舞に来てくれたことの意味を知ったような気がした。お~怖い!