阿武山(あぶさん)と栗本軒貞国の狂歌とサンフレ昔話

コロナ禍は去りぬいやまだ言ひ合ふを
ホッホッ笑ふアオバズクかも

by小林じゃ

重い腰を上げたのか

2020-02-25 13:52:45 | 日記
 サッカーJリーグのルヴァンカップの明日の試合が延期となり、J1、J2リーグも3月中旬までの試合の延期が今日の理事会で提案されるという。明日の試合については急な決定で、どうやら国の新しい方針が決まってそれに従ってJリーグに要請があったものと推測される。文科相からは休校について、国交相からは時差出勤についての発言も今日になってあったようだ。おそらく、夕方あたりに安倍総理の会見があり、Jリーグの中断期間から考えると2週間か3週間、拡大防止のための期間を設定すると期待しておこう。強いメッセージを出していただきたい。

 私は安倍総理には一日も早く交代していただきたいと思っているけれど、もしこれまで書いてきたような対策を出していただけるのであれば、支持したいと思う。もっとも広島3区の同級生には投票できないけれど、世論調査では支持するに入れても良い。もしそうなれば、またもや野党は敗北だろう。この日までに、個別の批判ではなくて、まとまった対策の提案を国民に示すべきだった。どうせ選挙資金は焼け石に水なのだから、こういう時に新聞広告でも打てばよいのにと思う。これでは、百万回選挙をやっても勝てないだろう。まことに腹立たしいことだ。

【追記】15時台の厚労相の会見では、あまり今までと変わらない、期待外れな感じになっている。野球は明日、オープン戦の開催可否について協議するとのことで、水面下で個別に要請しているのだろうか。今のところ、政府が責任を持って、という感じではない。

【追記2】期待した私がバカだったのかもしれないが、移動制限も中途半端で、効果は民間任せ、また、2週間とか3週間とか期限も切ってなくて、これでは経済の不振はだらだらと長引くだろう。重要な局面ならば、安倍さんが直接強いメッセージを出した方が良いと思うが、それもなかった。結局、自分たちで出来る防御をやり続けるしかないのだろうか。という訳で野党の先生方、まだワンチャンスあるかもしれんよ。有効な対案を掲げてほしいものだ。

別の見方

2020-02-22 10:59:44 | 日記
コロナウイルスへの対応で、湖北省しばりがとれた後でも、都道府県で検査のやり方に温度差があるように感じる。和歌山県は積極的に検査しているように見えるが、他はどうなのだろう。ちょっとイライラする展開、ところが、昨日ツイッターに流れてきた、大阪大学吉森先生の見解は、それまでのネットの論調とは少し違うものだった。

まず、「国民の3分の1から2分の1が感染する可能性も。 」と怖いことが書いてあるが、全体を読むと、もちろん恐怖をあおる内容ではない。

感染したこと自体で大騒ぎするフェイズではもう無い。健康な若者が感染し軽症で回復し免疫を持つことで逆に収束は早まる。

とあって、ウイルスを無くすのではなく、免疫を持つ人が増えることにより収束するという。なるほどそうなのかもしれない。

最重要なのは、高齢者と基礎疾患などの有病者への感染を防ぐことである。特にCOPDの患者。老人ホームの親には暫く会わない方が良いかも知れない。医療関係者の感染も、医療体制の崩壊を招くので避けなければならない。

そのような高リスクの人達への感染を全力で防いでいる間に治療薬が開発されるであろう。

とあり、持病のある高齢者二人(両親)と同居している私にとっては、やはり最大限の注意を持続しなければいけないということだろう。

軽症者の検査は必ずしも必要ないのではないか。

とも書いてある。最近は検査検査と騒ぐより、二週間の経過観察の方が重要という意見も見かけるようになった。

この説に従うならば、高齢者や基礎疾患のある人と接点を持たない若者は、今まで通り生活を送ってもかまわないことになる。しかし、子供や若者を介して高齢者に感染という可能性は大いにあるのだから、うつさない注意は必要だろう。橋下徹氏も当初は政府による移動制限などの規制が必要とツイートされていたが、民間が政府に頼らず自粛に入ったとして、今は自粛の出口の期限を政府がアナウンスすべきだとツイートされている。ひとつ紹介すると、

「民間は自粛に入り始めた。次は出口議論。いつまでが自粛検討期間なのか、政府は逃げずにアナウンスすべき。自粛の効果は発生期まで。アナウンスがなければズルズル自粛が続き経済が致命的ダメージを受ける。アクセル・ブレーキコントロールが政治家のマネジメント力。 」

維新系の方とは意見が合わない事が多いのだけど、これについては同意見だ。加えて言えば、この自粛期間に限って、休校や時差出勤などもお願いしたいものだ。今回、吉森先生の見解を読んで、いくつか自分の中に考えの至らない所があったと思う。しかし、やるべきことは出来るだけ両親にうつさない、そのためには自分がウイルスをもらわないようにする、ということに尽きる。これは今までと変わらない。

今が大切な時期だとするならば

2020-02-20 21:26:48 | 日記
 ここまでの事について、ぶつぶつ言いたいことはたくさんあるけれど、ここはこれからの事を書いてみたい。

 大規模イベントなどの開催について、政府として一律の自粛要請を行わない、との厚生労働大臣の発言をネットのニュースで読んだ。しかし私は、2週間ぐらいに限って、国からイベント中止をお願いした方が良いのではないかと思う。しかしこれは、今が国内の感染の初期段階で、これからの2週間が大切であるという前提に立ってのものだ。ここが正しいかどうかはっきり言って素人にはわからないが、話を続けよう。ここのところ新型肺炎の影響で観光、飲食業を中心に経済も冷え込んでいて、本当に早い終結が望まれる。安倍さんが不要不急の外出を控えるように呼びかけなくても、そうしている人は多い。先手先手というならば、ここは思い切って2週間、みんなで我慢してみたらどうだろうか。そういうメッセージを出した方が、その後の経済の為にもかえって良いのではないかと思う。学校は休校にして、在宅勤務できる会社にも協力してもらって、満員電車を少しでも緩和する努力も必要だろう。今のままだと、ずるずる長引くのではないかと、正直不安である。その不安感が、また経済を悪くする。それに自主性にまかせていたら、特定のイベント、職種に風当たりがきつくなるような差別も生じかねない。非常事態条項を言う人がいるが、憲法を停止しなくても、現行法の範囲内でも、お願いだけでも構わない。何か、終息へ向けての第一歩となるメッセージをお願いしたいものだ。

小柴胡湯加桔梗石膏

2020-02-19 10:40:49 | 日記
(おことわり:この記事は、漢方薬がコロナに効くというお話ではありません。そういう趣旨でいらっしゃった方は以下を読んでも得るところがないかもしれないです。)

 昨日は私の通院、この時期あまり病院に行きたくないが、風邪薬を切らしていてもらっておきたい。昼頃には雪もすっかり解けていて、徒歩で出かけることにした。可部の奥の山からの季節風を正面に受けて、行きは向かい風だった。かかりつけの漢方医の午後の診療は14時半からで、14時から待合室に入れる。逆算して14時ぴったりにつくように出たつもりであったが、逆風で14時3分ぐらいについた。いつもならこの3分で数人違ってくるところが、前に3人しかいない。午前より午後の方がすいてはいるけれど、今までこんなことはなく、いつも順番が回って来るのは15時半以降だった。これも新型肺炎の影響だろうか、15時前には名前を呼ばれた。

 この漢方医が出してくれる風邪薬はツムラの1番、おなじみの葛根湯と109番の小柴胡湯加桔梗石膏、もちろんこれは風邪の初期であって、慢性化すると別の漢方薬になる。小柴胡湯加桔梗石膏は貞国の狂歌にも出てきた小柴胡湯に桔梗と石膏を加えたもので、扁桃炎などに効くと書いてある。漢方医は前回この薬を出してもらった時に、「インフルにも効く」と言った。ほんまかいなと調べたら、ウイルス性の扁桃炎に効果があると書いてあるページがあった。しかしツムラの公式にはそんな事は書いてない。この先生は患者のストレスという部分をいつも重視していらっしゃるから、方便みたいなもんだろうか。しかし、もう一つの葛根湯は熱が出てしまったら効果がないと言われているから、ちょっと熱っぽいなと思った時に109番を飲んでいたら、私の場合はこちらを先に切らしてしまう。切れたらもらいたくなるから、気分的には効いているということだろうか。

 さて、前回は「インフルにも効く」と言われたもので、それなりに期待して風邪薬をお願いしたら、今回は「イチマルキューはコロナにも効くから」と予想通りのコメントがついてきて内心うれしかった。私の場合変な宗教の勧誘には気をつけないといけないと常々気をつけてはいるけれど、既に引っかかってしまっているのかもしれない。

 いつもの電気マッサージのあと、処方箋を持って薬局へ行って「先生は109はコロナにも効く言われたけどほんまじゃろうか」と聞いたら、薬局のオヤジは「それは新しい情報、買い占めようかな」と笑っていた。なぜか、すっきりした気分で帰途についた。私の持論としては、人文科学といえどもサイエンスであり、いつも真実を知りたいと思っているつもりである。しかし、医者については、この漢方医に次もお願いしたいと思ってしまう。どういう訳かは自分でもわからない。

 
  不安なれば鰯の頭も信心と百九番の漢方薬のむ




原野商法

2020-02-17 17:41:57 | 日記
 もう一つ母方の祖父の話。やはり私が小学生の時、祖父は訪ねてきた業者から別荘用の土地をすすめられて、百万円で購入した。これも五十年近く前の話だ。しかしその後業者と連絡が取れなくなってしまった。土地は当地から遠く離れた離島にあって、祖父はその島と同県在住の友人に調べてもらうべく、契約書等を郵送したようだ。ところが程なく祖父は癌をわずらって亡くなり、その数年後に祖父の友人のじーさんが訪ねてきてうちに一泊したのを覚えているけど、島の土地については調べてもよくわからなかったと言っていた。その時書類を返してもらったかどうかは、私はまだ中学生ぐらいであったし関わっていない。もちろん業者からは音沙汰もなく、百万円持ち逃げされたものと思っていた。

 ところが、9年前のこと、ある空港の管理事務所から母宛に突然封書が届いた。開けてみると、所有の土地の立木が空港の高さ制限に引っかかるから入って木を切る同意書にサインして送り返してほしいと書いてあった。母名義の土地がその島に確かに存在していることがわかった。そして、番地が書いてある。グーグルアースで調べたら、空港の近くの小山だろうか、トンネルの上の林に赤い矢印がついた。なるほど地下はトンネル、上は立木が空港の高さ制限となれば、全く利用価値の無い土地で、税金も来ないはずだ。持ち逃げではなく、祖父は原野商法に引っかかったものだと、やっとわかった。

 この出来事は、祖父から五十年ぶりに手紙が来たような感じもして懐かしくもあり、すでに笑い話みたいなものだった。母も先方に電話をかけて、言っても仕方がないいきさつをくどくど話していた。管理事務所の方にはさぞかし迷惑な話を聞かされたのではないかと思う。そして、五十年前に祖父がだまされて購入した土地を写真で眺められたことも感慨深かった。今の時代はこういう原野商法に引っかかる人はまずいないのではないか、その分新手の詐欺が増えているのだろうけど。

 残る問題は、この土地を将来私が相続するかどうか。なにせ権利書も何もないのだから、現地に行って手続きするような事なら、ほっといた方が良いかなとも思う。森林税みたいな税金がかかるようになったら、物納したいかもしれない。その前に一度訪れて、いや、グーグルアースで見れば十分だ。もしその島に行くことがあったとしても、その時は他の名所を見てまわりたいものだ。


【追記】相続について調べてみたところ、税金かからないならほっとけと書いてあるものもあり、また、所有者不明の土地が増えていることから所有権放棄できる制度を政府が検討中との話もあった。早くそうなってほしいものだ。また、原野商法の詐欺は過去のものではなく、売ってやるなどと言ってさらにお金を要求する二次被害は今も続いていることがわかった。笑い話ではなかった。ここにそういうコメントが来たりするのだろうか。

従大叔母

2020-02-15 11:35:16 | 日記
 今回書いてみたいのは母方の祖父のいとこの女性(故人)についてであるが、今調べたら祖父より年下の場合は従祖叔母または従大叔母で読みは「いとこおおおば」、聞いたことがない言葉だ。祖父とこの従大叔母の子供同士が結婚していて、私からみると叔母の義母でもある。このルートで何かスッキリした呼び名がないか調べたがよくわからない。したがって、従大叔母で通すことにしよう。

 この従大叔母のことを思い出したのは、いつも読ませていただいているブログに山岳保険のことが出てきて、捜索ヘリの費用のことが書いてあったからだ。

 私が小学生の時だからもう五十年近く前のこと、この従大叔母の息子さん(当時大学生)が槍ヶ岳で遭難して、祖父のところにも電話がかかってきた。捜索のヘリを出すのに相当なお金がかかるらしく、ところがちょうど盆休みで銀行の窓口が開いていない、もちろんATMなるものはその頃は存在しない。それで手持ちのお金を貸してくれという電話だった。それで親戚中の手持ちの聖徳太子(当時)を集めて、何とかヘリを飛ばせることになった。翌日から両親と県北に一泊旅行に行くことになっていたが、母はこの件の対応のため家に残って、父と弟の3人で出かけた。しかし、祖父の命でお金をぎりぎりまで渡してしまっていたから、ひもじい旅だったと父はあとで話していた。私は比婆山の近くでカブトムシと当時話題沸騰だったヒバゴンを探し回ったことしか覚えていない。結局息子さんは遺体で発見された。従大叔母は時々クッキーを焼いて持って来てくれる明るい主婦だったけれど、60歳ぐらいで癌を患い他界されたと記憶している。

従大叔母は短歌の会に通っていて、没後に旦那さんが歌集を出版された。うちにも一冊あるが、私が良く行く県立、市立の図書館の書庫にもあり、検索すると国会図書館にも献本してある。読むと、息子さんを亡くされた時の歌も多数入っているけれども、従大叔母の性格通りの明るい歌も目につく。短歌の技量は、私よりは上手、と言っておこう。それはともかく、図書館に一冊本を残されているというのは、私にとってはとてもうらやましいことだ。良い服や良い車を持っていても私は何とも思わないが、図書館に自分の本が一冊というのは素敵な事だと思う。遅速の差こそあれお迎えの順番は誰でも必ずやってくる。お墓に骨が残るよりは、図書館に本が残った方が断然良いと思う。私も何とかならないか、しかし死後に出版してくれる人はいない。自分で何とかするしかないが、費用を含めて見当がつかない。図書館に納める部数だけという訳にはいかないような気もする。それに自作の短歌はアレだから、何かもうちょっとマシな物を書いてから考えるしか、いや、アレでも短歌の方が本にしやすいのかもしれない。ぼちぼち情報収集してみたい。



 

すでに来ているのか

2020-02-10 08:57:29 | 日記
父が週一度お世話になってる訪問看護の看護師さんは先週、コロナウイルスは既に広島に来ていると言われていた。じたばた洗髪の準備をしながらだったから、それ以上突っ込んで聞かなかった。何か知ってるというより、そういう心構えで行動されているのだろうと思っていた。

しかし今民放でやってるの聞いたら、コロナウイルスの検査は湖北省しばりがある、すなわち湖北省帰りや湖北省の人と接触した場合しかやっていない、保健所に頼んでも湖北省と関係なければ検査してもらえないと言っていた。先日、「国内で散発的流行が起きていてもおかしくない」という感染症学会の見解も出されていて、あちこち感染者がいる可能性もあるとは思っていたが、本当にそうなりつつあるのだろうか。

もっとも、もしそうだとしても大騒ぎする必要はない。日本では重症者の例を聞かない。子供もかかりにくい。前にも書いたが、我々ができることは同じで手洗いうがい等が重要であることに変わりはない。うちの場合、高齢で持病もある両親が感染したら危ないとは思うけれど、それはインフルエンザでも同じ事だ。私がより一層の注意をしておかないといけないのだろう。

メタボ予備軍

2020-02-01 09:51:04 | 日記
広島市では、40歳から74歳の人に対して「元気じゃ検診」という無料の特定検診が行われていて、私も父が退院して一段落した昨年10月に受診した。無料で検査してもらえる、ぐらいの感覚だった。通知を持ってかかりつけの医者で、血液検査、尿検査、血圧、身長体重胸囲ぐらいの検診だった。その結果をかかりつけの漢方医は、糖尿病等の生活習慣病は心配しなくて良いが、成人男子にしては血が薄い、偏食しないように言われた。たしかに血を取られた時に薄そうだと思った。しかし見た目で分かるもんでもなさそうだし、管が透明じゃないのかもしれないと気にしなかった。余談であるが、今住んでいる所は私が子供の頃はもっと田舎で、その田舎の小学校の保健室で血を取られて保健の先生がプレパラートの上の血を見て「こりゃA型じゃね」と私の血液型はA型になった。私はずっと不審に思っていて、もし輸血とかになったらもう一度調べてもらわんといけんと思っていたけど、十年前手術した時調べたら間違ってなかった・・・話を戻して、特定検診の数値はおおむね基準値内におさまっており、ひと安心というところだった。

ところが一週間前、広島市から封書が届いて、特定検診の結果、あなたはメタボ予備軍ですと書いてある。それで、動機付け支援(無料)の対象となっていて、まず面接があるという。医者からは心配ないと言われたのに、突然メタボと言われたら当然面白くない。それにこっちは父の介護もあってアレなのに予備軍ぐらいで面接とは余計なお世話よと思って、支援を希望されない方はこちらへという番号へすぐに電話をかけて断った。送って来たチラシも捨ててしまった。チラッと見て一日一回犬の散歩と書いてあったのは覚えている。

これでこの話は終わりのはずだった。しかし数日前、友人からがんの告知を受けたと知らされて、生存率の高い場所ではあるけれど、進行していたようだった。当然ショックだった。それで色々話を聞いているうちに、がんの告知ならともかく、メタボ予備軍ぐらいで動揺してすぐ断って書類も捨ててしまったのは子供じみた反応だったと反省せざるを得ず、ネットで広島市の特定検診を調べてみた。

そしたら、結果によって、積極的指導と動機付け支援があり、私が該当した動機付け支援の場合は、面接で食事や運動習慣の目標を立てて3ヶ月後に電話で成果を聞くとあった。面接でアドバイスを受ければ良いだけだったのに、メタボですと言われて拒否してしまったのは短気だったかな。今更やっぱりお願いしますというのもアレだから、来年度も引っかかったら今度はおとなしく面接を受けようと思った。この件は私が短慮だったとは思うのだけど、できることならば、手紙を開けた時にすんなり受け入れられる表現にしてほしい、とも思った。


手洗い

2020-01-31 09:39:43 | 日記
コロナウイルスに関してテレビで専門家の話を聞いていると、まず手洗いだという。ウイルスは自分の手から鼻や口というケースが一番多いそうで、マスクより手洗いだという。もちろん、せきが出る人がマスクを着用するのはエチケットとして当然であろう。手洗いをしましょう。今回書きたいのはこれだけで、以下蛇足。


帰国者のうち検査を受けなかった2人が随分責められてるようだ。もちろん、これ以上ウイルスを持ち込まないようにする努力は大切だろう。できれば検査を受けていただきたいし、帰国者の相部屋が好ましくないのもその通りだろう。しかしその一方で、武漢から自力で帰国した人への検査は行われていないという報道もある。そして、運転手やバスガイドが感染した武漢からのツアーは大阪城や奈良公園の他にも各地を回っていて、大阪ベイエリアや心斎橋というからそのあたりの商業施設で大勢の人と接触したと考えるのが自然だろう。公共の公園などは場所を言えても、民間の商業施設の名前は公表できないようだ。しかし今のところ、大阪で大量の感染者という話は聞かない。すれ違ったぐらいでは感染しないということだろう。人から人へうつるといっても感染力はそれほど強くなく、重症者も高齢者や持病のある方に多いという。これはインフルエンザも同じことだろう。専門家の話を聞く限り、それほど大騒ぎしなくてよさそうだ。それに、ウイルスは既に日本に来ている。武漢からのツアーもこれだけではないだろう。2人だけを責めても仕方がないし、すべてを追跡するのは物理的に不可能だ。

フジテレビが呼んだ専門家は、日本人は手洗いの習慣があるから隣国のようには流行しないと、ちょっと大丈夫だろうかと思う発言をしていた。もちろん真偽はわからない。でも、今のところは、騒ぎ立てるよりも手洗いうがいマスクなど、インフルエンザと同じ対策が有効なようだ。

昆布焼

2020-01-18 18:46:28 | 日記
父母どちらの家のじーさんばーさん共、昆布を直接火であぶるのは絶対ダメで昆布をストーブに近づけるだけで激怒だった。貧乏になると言っていた。今考えてみると、おせち料理でも昆布は健康や繁栄の象徴であるから、それを燃やしてしまうのはタブーなのだろう。もちろん両親もそれに従って、我が家では昆布を焼くという料理は見たことが無い。

いや、よそでも見たことがなかったのだけど数年前、かき小屋に連れて行ってもらったら、牡蠣の昆布焼というメニューがあって、昆布を焼く料理をメニューとはいえ見たのは初めてだった。我々はそれを頼まなかったけど、じーさんばーさんが見たら激怒だろうなと思った。その時一緒に行った若い人に聞いたら、そんな話は聞いたことが無いとのことだった。

そしてつい今し方、両親が見ている料理番組にタラの白子の昆布焼が登場、湯通しした白子を昆布に乗せて、それをコンロの網に乗せた瞬間、両親が大ブーイング。まあ、我が家では当然の反応だろう。迷信といえば迷信なんだろうけど、祖父母も両親も激怒だったのだから、この先も昆布を焼いてみたいとは思わない。


【追記】書籍検索で「昆布を焼いて食べると天神様が泣く 」というのが出てきた。「迷信の知恵」という市立図書館にある本なので、読んでからまた書いてみたい。

【追記2】書籍検索では他にも昆布を焼くと、庚申さんが泣く、出世しない、貧乏する、などがあった。昆布と天神さんといえば天満の天神さん、昆布と庚申なら天王寺庚申堂と大阪あたりが出所かもしれない。図書館に無い本も多いが、一つずつ当たってみたい。

【追記3】 「迷信の知恵」には、「昆布を焼いて食べると天神様が泣く 」が半ページ書かれていたが、由来等の記述はなかった。しかし、北前船によって大阪に昆布の文化が生まれたという記述はヒントになるかもしれない。一度、天満天満宮と四天王寺の庚申堂を訪れてみたいものだ。