マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

環境にやさしいIGCC、IGFCの早期実用化が望まれてるでつ!

2017-01-11 07:10:19 | ガスタービン
CO2の発生をおさえるクリーンコール技術開発が進んでるでつなぁ~

現在商用発電として主流の石炭火力発電は、燃焼効率を上げるために、石炭を細かい粉状に加工した超微粉炭を燃やしているでつ。
さらに、環境に配慮した新しい石炭火力発電技術として注目されているのがIGCC(Integrated coal Gasification Combined Cycle:石炭ガス化複合発電)。

環境負荷を減らして、石炭を利用するための技術全般を「クリーンコール」技術と呼ぶでつが、IGCCは、石炭の利用効率を上げることで、
環境への影響を小さくするクリーンコール技術の一つ。

IGCCは石炭を燃やして直接ボイラーを動かすのではなく、ガス化炉で可燃ガス化して、ガスタービンを使って発電。
同時に、ガスタービンの排熱を利用してボイラーを動かし、蒸気タービンでも発電するコンバインドサイクルを活用することで、
さらに効率を上げるでつ。




石炭をガス化するには、超微粒炭に空気や酸素を吹き付け、加熱。

すると、メタン(CH4)などの炭化水素ガスや水蒸気などが発生し、炭素(C)が残るでつ。
炭素と吹き付けられた酸素が反応することで、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)が発生。
さらに、周囲にある水蒸気と炭素が反応して、一酸化炭素、二酸化炭素、水素が発生するでつ。




石炭の微粒子が徐々にガス化していき、最終的にガスがどのような組成になるかは、圧力と温度に依存するでつ。
圧力3メガパスカル(約30気圧)・1,200℃以上で反応させると、最終的に一酸化炭素と水素の混合気体になるでつ。
この気体を燃焼して、ガスタービンを回すでつ。

従来の石炭火力発電と比較すると、IGCCは、コンバインドサイクルの利用により、エネルギー効率向上して、1kwhあたりのCO2排出量は
およそ10〜20%程度削減できるでつ。
また、CO2を燃焼前に分離回収することにより、さらにCO2排出量は削減できるでつ。




IGCCは商用化に向け、電力会社などが出資するクリーンコールパワー研究所の実証実験機が、福島県いわき市の勿来(なこそ)発電所で稼働中。
実験機は東日本大震災で被災したけど、2011年8月から運転を再開。
数年以内の商用化を目指しているでつ。

商用化段階でのエネルギー効率は48〜50%程度かなぁ~。

さらに燃料電池と組み合わせて高効率に向けて開発は進むでつ。
 
石炭のガス化によって発生する可燃性ガスの中には、水素ガスが含まれているでつ。
IGCCのガスタービンの手前に燃料電池を置き、石炭から発生する水素ガスで燃料電池による発電を行う方式を、
「IGFC」(Integrated coal Gasification Fuel cell Combined Cycle:石炭ガス化燃料電池複合発電)があるでつ。

IGFCでは、まず、水素ガスを使った燃料電池による発電を行うでつ。
次に、燃料電池では反応しきれずに排出される水素ガス(オフガス)を燃焼して、ガスタービンを回すでつ。
さらにそのガスタービンの排熱で蒸気タービンを回すという、「三度おいしい方式」なのでつ。

IGFCのエネルギー効率はIGCCよりもさらに高く、55%ぐらいのエネルギー利用効率が期待できるでつ。

石炭は石油や天然ガスに比べ埋蔵量が多く、また世界中に広く分布している資源。
さらに、IGCCやIGFCでは、従来の石炭火力発電では発熱量が低く、使用に適さなかった品質の石炭でも利用可。
そのため、日本にとっては、国産の石炭でも発電に使えるものが増えるというメリットがあるでつ。

環境への影響からみても、IGCCやIGFCは、石炭を燃焼させる従来の石炭火力発電に比べると、発生する窒素酸化物や硫黄酸化物などを、
可燃性ガスの精製時に取り除くため、環境中に排出されにくくなるでつ。

また、CO2を分離回収しやすいので、空気中に排出する量が減らせるでつ。
天然ガスによるGTCC(Gas Turbine Combined Cycle:ガスタービン複合サイクル発電)とともに、環境にやさしい火力発電として注目でつなぁ~

電力自由化で石炭火力の比重が高くなってるけど、コスト的にイニシャルは高くてもランニングを抑えることが出来れば
総コストで有利になるようにってとこだけど、コスト面も重要なポイントになるでつなぁ~

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