風に吹かれてburabura日記

今日も、いつもの暮らしの出来ることに
感謝です。

あれから三年になります…震災十首。

2014年03月11日 | 日記

三月に入り、夜明けが少し早くなりました。

東日本大震災から三年になります。

朝日歌壇より被災地に思いを寄せる歌、震災十首です。 

 

津波後のガレキに佇む老(オイ)ひとり 息子がいない息子がいない

失くしても亡くしても今生きている あなたがどうか強くと祈る

傷深き東の国へ祈りおり 神戸はいつもそばにいますと

 

家屋敷流されたって夢はまだ 流されてないと海に出る人

避難所から通う園児が見せにくる 白いおにぎりだけの弁当

お風呂場で声をころして泣くわが子 フクシマに残るパパ恋しくて

 

かまどには昔神さまおりまして 今原子炉に神はいますか

仮設から黒枠などで出たくない 九十九歳が今日もふんばる

被災地ですれ違い老婆(ヒト)大声で みないなぐなったおら負けねど

復興の道は半ばぞ仮設舎の 半旗はためく3.11

 

今も26万7千人が、避難生活を余儀なくされております。

2011年3月12日 震災翌日の朝刊です。

テレビ欄は空白が多く、NHKは終日、震災のニュースでした。