声をかけていただき、吹田の町歩き・川端 康成の私小説「天授の子」をたどるツアーに参加しました。
二十名近い参加者で、三グループに分けてスタートです。
私のとなりに、前・吹田市長のOOOOさんがいました。
主人公が吹田駅で下車して、家族と一緒に養女の実母を見舞う、というこの小説は、1950年(昭和25年)に発表されたものです。
中央図書館で「天授の子」借りて読んだとか、南千里図書館には無かったとか、みなさん熱心な参加者です。
案内人の説明を聞きながら、小説の主人公・私 (川端康成) が歩いたであろう、コースをたどります。
「泉殿宮」は、干ばつに困っていた村人のために、スサノオノミコトがお祈りしたら、
泉の如く水が湧き出たことから名ずけられたとか…知りませんでした。
小説の「…養女の実母の家」 と思われる跡地に、やっと着きました。
現在は立派な建物が建ち、当時の面影はありません。
この「大林組花壇寮」は吹田市都市景観賞に選ばれた、建築です。
小説の跡をたどるだけでなく、吹田の歴史、エピソードも案内していただく三時間のコースでした。
吹田の町案内のみなさま、ありがとうございました。