大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

’14 冬のアドベンチャーキャンプ5日目~最終日~

2015-01-12 22:02:39 | 冬長期
4泊5日の冬のアドベンチャーキャンプも本日無事終了致しました。
予定より1日短くなっての開催となりましたが、子ども8名、大人6名で最後まで全開活動してきました!

最終日は外での活動中に晴れ間も見え、比較的良い天気。
朝には幻想的な空が見れました。


かまくらで過ごした一夜はどうだったのでしょうか。
途中何度か目を覚ましたものの、寒すぎたこともなく、みんな元気に戻ってきました。
  

最後までしっかり朝のお仕事。
コケッツ・グラッツェのご飯に、ゴミ捨て、校舎裏の小屋までの道の除雪も手伝ってくれました。
   

ここでぶな森での日常的な風景をご紹介します。
キャンプ中のスケジュール、持ち物などが貼りだされる掲示板。
ここで予定がチェックできます。


ごはんはもれなく全品もらえるバイキング形式。


朝からしっかりと食べてエネルギーに。
 

最後の雪遊びは地域の方の土地を使わせてもらって行いました。
すべりがいのある坂に、創作遊びにぴったりな広い雪原があります。


これまでで一番長い距離でのそりすべりに、坂からは楽しい悲鳴と笑い声が響いていました。
一人乗りの小ぞり、スタッフも一緒にすべる大ぞり、そしてチューブと、
登るのが疲れたーと言いながらも何度もすべります。
     

雪野原では雪上絵画に挑戦。
さて、何をしているでしょうか?
  

完成図はコチラ!
真っ白な雪の上に足あとで文字をかきました。
何と書いてあるかわかりますか?
 

正解は「ぶな森」!森の字はアレンジして、木の絵を3つ描いて表しました。
下からではわからなかったけど、上からみるととてもくっきりと文字がみえて、
なかなかのアートになっていました。

その隣では雪の王国で城を建設中。
 
スコップと雪用ののこぎり、スノーソーやタライをつかい、ブロックを積み重ねて壁ができました。
 

建設途中ながらも、こんなに大きい!


さて、坂を登ったそりすべりのスタート地点からは下まで結構な距離があります。
上からみると、下にいるみんなが点のよう。
   

少し疲れたらお茶を飲んで休憩。
優雅にティータイムをしているお方も。


そして最後はみんなで、初日にも行なったぶな森恒例ONちゃん争奪雪合戦!
       
一回戦は引き分けでしたが、このままでは終われない!という子達がいたので、短時間決戦でもう一回。最後もみんなでつかれるまで遊びました。

学校に戻ったら、みんなで食べる最後のご飯。メニューはカレーです。
雪遊びでエネルギーをたくさんつかったのか、今日のお昼はいつにも増しておかわりをする人が続出。もりもり食べました。


それぞれの家に帰る前に、キャンプの間使ってきた部屋を片づけ、学校全体をみんなで掃除します。



そしてあっという間にさよならの会。

みんなに、この5日間で行なった活動で楽しかったものに手を挙げてもらいました。
いろいろなことをやりましたね。


校長先生からは、これから生きていくのに大切なDSR(どうにか する りょく)についてのお話が。
このキャンプで体験したことが何らかの形でみんなの役に立つといいな。


4泊5日のキャンプを過ごしきったみんなには修了証も授与されました。
 

最後にみんなでぶな森の校歌(冬バージョン)を歌ってさよならの会も終了。


別れを惜しむ間もなく、札幌・岩内組、苫小牧・長万部組は準備をして現地組と名残惜しくも ばいばい!またね!! と手を降りあって出発しました。


今回のキャンプは、当初開催も危ぶまれましたが、1日短縮という形にはなりながらも無事に開催できて良かったです。
特に保護者の方々には日程の変更でご迷惑をおかけしてしまいましたが、
参加してくれたみんなのおかげで私達も新年早々とても楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとう!
年始の貴重な時間をぶな森で過ごしてくれたみんなには本当に感謝です。
2015年、良いスタートがきれました!



(ちこ)

14’ 冬のアドベンチャーキャンプ4日目

2015-01-11 22:39:53 | 冬長期
冬のアドベンチャーキャンプも早いもので明日が最終日。
4日目の今日もやること盛りだくさんでした!

昨日は民泊だったので、1日ぶりの朝仕事。

にわとりのコケッツ、犬のグラッツェにご飯をあげて。
  
 
駐車場の雪もかきかき。
 

朝ごはんでは柿が大人気でした。両手に花ならぬ両手に柿。


今日のお昼は外で食べます。自分のおにぎりは自分でにぎる!
好みの具を入れ、思いのままににぎりました。おいしそう!
 

おにぎりをもって出かけた先は、森たんけん!
樹齢300歳を超えるともいわれる、ミズナラの大木に会いに出発です。
身体が大きくなるにつれて歩きにくくなる雪の上も、スノーシューがあれば(少し足は重くとも)すーいすい。
  
ミズナラ発見!本当に大きい。
  

雪でオブジェを作ったり


コースを開拓してそりすべりをしたり。
水しぶきのかわりに雪がとんでくるスノースライダー(手動)も出現。
   

雪の上で焚き火にも挑戦。
火が消えてしまわないよう、雪野原にある数少ない燃料を手分けして必死に拾い集めました。
 

お昼はミズナラの前でいただきまーす! 
 
ぺたんこになってもおいしいおにぎり。 

…と思いきや、少し冷えてきたのでふみぞうが作ってくれた雪穴に入り、雪の壁で風をしのぐことに。
ブルーシートもすっぽりかぶりました。



外からだと見えませんが、中はこんな感じでした。
雪も降ってきて、じっとしていると冷える!
隣に座っている人の体温がとても有難く感じました。
 

ご飯のあとは、片づけてミズナラと記念写真。
ミズナラさん、ありがとうございました!


そして、冷えた身体をあたためるためにそのまま隣町寿都の温泉へGO!
体の芯まであたたまり、お小遣いでおやつもいただきました。

この日はまだまだやること目白押し。
夜のさよならパーティーに出す料理を2品みんなで作ることに。


お好み焼きチームとスイートポテトチームにわかれて作業します。
 

   

二品ともおいしくできました!

昨日いただいてきた牛乳とぶな森の畑でとれたとうもろこしを使ったコーンスープ作りのお手伝いも。


料理も出揃い、飾りつけも済んだらいよいよさよならパーティーのはじまりです。
まずはみんなで乾杯!
  

民泊でお世話になった冨田さんもパーティーに出席して下さったので、
男子組は昨日用意したお礼の手紙をお渡しできました。


たつみの力作スライドショーをみながらこれまでの活動を振り返り、
パーティーもお開きの時間。

その後、最後の晩はリクエストの多かったぶな森恒例、夜のかくれんぼ、通称「夜かく」をみんなですることにしました。
チームをわけ、真っ暗な中でどきどきかくれんぼ。


最後の夜もみんなでわいわい過ごしました。

そして昨日つくったかまくらには希望者4名が泊まることに。
 
「寒くないー?」と聞くと、「あついぐらい!」との返事が。
これでもか!という程防寒し、準備万端で臨んだかまくらでの宿泊ですが、
明日感想を聞くのが楽しみです。


さて、いよいよ明日は最終日。
最後までみんなで遊びきっていきたいと思います!

(ちこ)

14’冬のアドベンチャーキャンプ3日目

2015-01-10 21:38:54 | 冬長期
今日はみんな、民泊先でのお目覚めでした。
なのでまずは、昨日夕方から本日朝にかけて、民泊先でそれぞれどのように過ごしていたのかをお伝えします。

じゃがいも農家の冨田さん宅には、男の子組が行きました。


昨夜はごはんにジンギスカンいただき、ゆっくりと過ごさせていただいたようです。


そして今朝、お家の周りの雪かきと、じゃがいも倉庫の見学。
    

倉庫には大きなトラクターなど、様々な機械があるので、男の子のやんちゃ心はくすぐられたのではないでしょうか。
冨田さん、ありがとうございました!


一方、女の子組は肉牛農家の小坂さん宅へ。
到着後、早速お仕事でした。
     

牛のエサやりや、子牛にミルクをあげたりと、貴重な体験をさせていただきました。
一仕事した後は、こちらはお鍋をいただいて交流を深め、楽しんだようです。
小坂さん、ありがとうございました!


みんな、ぶな森でお昼ごはんを食べながら、おみやげ話を聞かせてくれました!


お昼ごはんの後はかまくら作り!!
本当はイグルーを作る予定でしたが、1日少なくなった関係で、かまくら作りに変更。
ぶな森の除雪で積み上げられた雪山を利用して、かまくら作りに着工いたしました。
   

たまにそり遊びや雪だるま作りも。
  

息抜きしつつ、掘って掘って掘り進めました!
  

かまくら工事は暗くなっても続けられました。
 

そしてどうにか完成。
大人3~4人程度は寝られる広さにはなりました。
明日の夜に希望者でかまくらに寝る予定です。
寝心地が楽しみですね。

かまくら作りを頑張った後の夕ごはんは、みんなモリモリ食べました!


夕ごはん後、お世話になった民泊先の方にお礼のお手紙づくり。
  

それから、ご近所の酪農家さんに牛乳ももらいに行きました。
 

いろんなことをした3日目。
みんなぐーっすり、おやすみです。

(ふみぞう)

14’ 冬のアドベンチャーキャンプ2日目

2015-01-09 17:22:51 | 冬長期
2日目の本日は7時の朝仕事でスタート!
ぶな森のアイドルニワトリ、コケッツ&アイドル犬グラッチェのエサやりと雪かき。
今日は地域交流会で、地域の方々がいらっしゃるので、特にがんばってもらいました。


朝仕事を終えて、朝ごはんもしっかりと食べたら、早速、地域交流もちつき会!
会場を整えて、地域の方々がいらっしゃるのをお待ちします。


揃ったら、まずは2グループに分かれて、グループごとに自己紹介。
地域の方々は、この作開地区に長く住んでいる方々ばかりで、中には、自然学校の入っている旧作開小学校の校章を考えたという方も!
自己紹介を終えたら、昨日、子どもたちが考えたゲームで交流。
まずはリーダー探し!


みんな、リーダーの動きを真似て、鬼は誰がリーダーなのかを当てるゲームです。
リーダーは鬼さんの隙を見て動作をするので、なかなか当てるのが難しい。
鬼以外のみんなにとっては、バレないようにやるのが楽しいゲームでした。

2つ目はお絵かきですよ!


最近、テレビ番組で行われているゲームで、代表者がお題に沿った絵を描き、みんなは絵を見て、そのお題を当てます。
中には数十年ぶりに絵を描いた!なんていう方もいらっしゃいました。
「桃太郎」や「蚊取り線香」など、いざ絵で表すとなるとなかなか難しいテーマが出てきましたが、みんな楽しみながらやっていました。最後のお題はご夫婦のコンビネーションで、「電車」というお題を見事な早さで回答しました!



ゲームで交流をした後は、いよいよもちつき。
お雑煮のお汁の作り方や、お餅の丸め方などを、子どもたちは地域の方々に教えてもらいながら作りました。
    

もちろん、もちつきにも挑戦!
 

みんなで協力しながら作り、おいしいお雑煮、あんこもち、きなこもち、よもぎもちが出来上がりました♪
できあがったおもちは、歓談しながらいただきました。
違う地域、異なる世代間が交流する機会はなかなかありませんが、交流してみるといろいろな発見があります。
これからもこうした交流を大切にしていきたいですね。


地域交流会を終え、片づけもした後は自由時間。
外に遊びに行く子や、中で読書をする子など、しばし、思い思いに過ごしました。
そして夕方からは民泊。
黒松内の農家さんのお家に泊まりに行きます。
今回は肉牛農家さんと、じゃがいも農家さんが受け入れてくださいました。
どんなお家かな、とドキドキワクワクしながら、みんな出発しました。


明日のおみやげ話が楽しみです。

(ふみぞう)

2014ぶなの森の冬休み 冬のアドベンチャーキャンプ 1日目

2015-01-08 20:41:08 | 冬長期
さてさて、ぶな森今年最初のキャンプ、冬のアドベンチャーキャンプ、本日開催致しました。

スケジュールをよくご存知の方は、「おや?」と思われるかもしれません。
そうです、予定日より1日開催日が遅くなっております。

といいますのも、本来のキャンプ初日であった昨日は実に大荒れの天気で、まさに吹雪いていました。
公共交通機関も止まるほどの風雪で、視界も白く、風上に向かって歩くのがとても大変、そんな天気でした。
やむなく一日見送り、今日からの開催となりました。
参加者を主とした関係者の皆様方には、大変ご迷惑をお掛けしました。


と、昨日までの話はここまでにして、改めまして今日からの報告をしていこうと思います。

12時半頃から、ポツポツと参加者が集い始めました。
現地組、札幌組、長万部組、などなど。

昼食後、オリエンテーションを行います。
自己紹介では、どこから来たか、どんな正月を過ごしたのか、などを話しました。
 


全体の説明の後は、早速外に出て雪あそびです。やはりキャンプに来たからには外遊び! 遊びを通じてのコミュニケーションです!

最初は、モフモフの雪原を使ってのスノーフラッグ。
伏せてから…


走って、フラッグをゲット!


各々のチームで相談して走る順番を決めたのですが、見事に近い年齢層での勝負となりました。

なかには[ジェットたかぎぃvsふみぞう]の試合もあり、ジェットが策を弄する事により、ふみぞうに勝利しました。

策の具体的な内容は… ちょっとずるいかなーって思うな。
まぁそれだけ「大人も本気」ということで。


続きましては、お題に即した雪だるま作り。芸術性が問われます。
気になるお題は「かっこいい雪だるま」。
「かわいい」雪だるまや「美しい」氷のアートが多いだけに、そこそこ難しいテーマと言えます。


さてさて、制限時間が終わり、できた雪だるまをご紹介。



こちらのチームのカッコイイポイントは
・かっこいいゴーグルを装備
・腕輪もつけてる
・見事なくびれ

などなど。
なるほどのスマートなかっこよさです。


もうひとつのチームは

見えにくいので、こちらもどうぞ



カッコイイポイントは
・腹筋が割れている
・背筋も割れている
・凛々しい眉毛
・整えられた髪型
・高い鼻

などなど。
若干、?と思う点もありましたが、総合的にはカッコイイポイントの「数」が多かったので、こちらが勝利となりました。
アピールする技術も大切ですね。
ものを作る、創作物を採点するという事が難しいとよくわかるゲームでしたが、両チームにこやかで、何よりです。


体のクールダウンも済んだ所で、お次は「3対3 雪上相撲」
普通の相撲と違って1対1になるシーン

はほとんどなく、やはり、1人倒れ2人倒れていくと多対一になります



やっぱり最後はサバイバルを

という名のもと、やはり狙われるは大人の男スタッフ。
こちらも「大人げないは褒め言葉」のモットーのもとに男性スタッフが勝利し(てしまい)、この後正式な「討伐試合」が組まれて子どもチームが錦を飾りました。


雪あそびも終盤にさしかかり、ぶな森恒例onちゃん争奪雪合戦!

の前の、雪球作り競争。
3分間でどれだけの雪球を作れるか勝負です。

ドンドコ作っていきまして、
 

これだけ出来ました。
 

計測不能です。作りすぎです。両チームあっぱれ。
(赤ゾリチームは諦めずに数えました。208個でした)


さぁ、おまたせしました雪合戦。


雪あそびの王道、雪合戦。さすがの盛り上がりでした。


その後は自由遊びとなりまして、大きく2グループ
ふみぞうを埋めるグループ
 
雪の壁を作るグループ
 

となって、和気あいあいと雪あそびを続けました。


運動後で夕食も進みます。今回は人数が少なめなので、1グループの机でみんなが収まりました。



この夕食を前後して、明日のもちつきと地域交流会についての説明、準備がありました。


もちつきに関しの準備は、お米を量って洗うこと。


交流会に関しては、地域の方と一緒にするゲームを決めること。




それから飾り付けをすること。


飾り付けの折り紙に関して、12の紙からなる箱?の作り方を子どもたちの中で伝授する機会もありました。イイネ!



集合、雪あそび、明日の準備。
今日はあっという間に過ぎて行きました。


途中の自由時間では体育館遊びをしたり、トランプやオセロに興じる姿も見られました。


初めて会う人も多い中、初日から仲良く遊んでいる様子で何より!
明日は交流会、民泊です。


(たつみ)