大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

[完全版]道東知床ツアー最終日&みんなへ

2019-08-25 18:02:34 | 2019 夏の長期キャンプ

※ブログの仕様で昨日まとめてあげられずすみません。最終日の様子です!

ついに迎えた、道東知床ツアー最終日。
お兄さん組は日付が変わる頃まで話がもりあがっていたようでしたが、みんなしっかり6:30に起床。

 

今日も今日とて、みんなで自然と担当に分かれて進んでいく朝食準備と昼食準備。
今朝のメニューはうどん、お昼には、羅臼で手に入れたトド肉の大和煮入りのおにぎり。
羅臼の珍味ーーとのことでしたが、お味はみんないわく「サバみたいでおいしいよ」。

  

差し入れにいただいたデザートの桃切り隊に、効率を重視し、率先してみんなの食器をまとめて洗ってくれた皿洗い番長。

  

宿泊先の管理人、はぎーさんに見守っていただきながら、片付けと掃除。

掃除も合格をもらい、これからは移動になるのでここで閉村式。
進行は、これまで9年間の夏休みのうち、何度も閉村式を体験してきたDICと、助手のSHにお願いしました。

まずは一人ずつ今回の旅の感想をいってもらいます。

「みんなで過ごしたのが楽しかった」「船酔いとか大変だったけど、ヒグマが見れて良かった」「大変なこともあったけど、みんなに手伝ってもらえてよかった」
などなど…それぞれ心に残ったことをのべてもらい

 

「人類はこうして、場所を移しながらも食料を調達して…こうして旅しながら進化していったんだなぁと思わさったツアーでした」という
ジェットのお話しの後は、修了証の授与。

    

みんなそれぞれ、お疲れ様でした!!

キャンプ中抜けた歯と再会。そんなこともあったね。

 

ギターも歌詞カードも無いなか、
ハーモニカとみんなの頭の中にばっちり入っている歌詞で、ぶな森の校歌を合唱。

  

はぎーハウスにお別れをして、いざ帰路へ!

途中、様々な場面でみんなで決めてすることや行く場所を決めてきた旅。
こうなったらとことんみんなで決めようということで、
1)釧路に寄って海鮮丼を食べ、高速で空港まで
2)阿寒や温泉により、下道を通りながら十勝でアイスクリームを食べて空港へ

の2つのコースを提案。みんなに選んでもらった結果満場一致で2のコースに決定。

ということで、最後まで旅キャンプらしくいろいろ巡りながら新千歳空港へ出発!

まずは、マリモで有名な阿寒湖に。

   

エコミュージアムが休館日だった為、生のマリモは見れず残念…でしたが、なんとおみやげやさんの店先にマリモ発見。
おみやげも調達。

 

お昼ご飯は、ジェットおすすめのとてもきれいな湖、オンネトー。

 

  

梅 or トド肉おむすびをいただきます。

初日のキッチンからのロシアンルーレットおにぎりに触発され、
今度は自分達で種たっぷりおにぎりを仕込みました。

大当たりは…DIC!! あいにくの天気でしたが、湖畔を車で通る傍ら、エメラルドグリーンに輝く湖を少し見ることができました。

温泉は雌阿寒の野中温泉。硫黄感たっぷりのお風呂です。

思い返せば、今回のツアー中、足湯も含めて毎日温泉に入ることができました。
さすが道東、素敵な温泉がいっぱいでした。

 

お風呂上りのかき氷を楽しんだのもつかの間、
空港着への時間が迫ってきたので、十勝の牧場でのアイスはあきらめ、ここから高速道路に。

約束のアイスは、途中十勝のサービスエリアで食べました。バニラ、チョコ、小倉…おいしいー!

  

空港までの時間も、大富豪でもりあがり。途中何人か寝ていたときもありますが、全員が寝ているという時が無く、一睡もせずみんなと遊んでいた人も。

最後に、車内で大変だったことNo1、楽しかったことベスト2を教えてもらいました。

大変だったこと
・船酔いしたこと
・年下の男の子達がとても元気過ぎたこと
・ほぼ毎食の食事づくり
などなど…

楽しかったこと
・野生のヒグマを生で見れたこと
・いろいろな場所に行けたこと
・みんなで道中お話やトランプ
などなど…

車内で荷物整理もし、ついに空港へ到着!

車を駐車場に入れにいったジェットとはここでお別れ。

続いて、保護者の方と空港で合流し、最初に出発するDICをみんなでお見送り。

   

HL,LI、お母さんともお別れして、札幌組のMKとよーだともお別れ。

 

SRパパは空港まで来てくれました。

子ども達のお見送りには残念ながら間に合わなかったのですが、厚真で仕事をしているMJたつみが、仕事終了後すぐに空港にきてくれていました。

その後、くまちゃん達も来てくれて、料理番長SHのお疲れ様会@苫小牧。

最後、黒松内までの高速の道では、後部座席でぐっすりだったSH。
みんなそれぞれ、きっと疲れがどっとてるのでしょう。

さて、本当にいろいろとあった今回の道東知床ツアー。
私チコも、初めての道東でした。

今回は、なんといっても長期村や普段の生活で培われてきた生活スキルが
いたるところで発揮されているのが見れました。

野外泊はもちろん、
自分達で起きたり、ご飯をつくったり、多かった移動距離も自分達自身で楽しいものにしたり…
カレーを食べたいけど、鍋洗いの大変さを考慮して他のメニューにしたり…

学年も、小2、小5トリオ、中3コンビ、そしてボランティア高専2年生と、差はありましたが、
低学年が賑やかさや可愛さを提供(?)し、高学年が良いお兄さん・お姉さんでいてくれて、本当に助かりました。

そして、私自身今回とても良かったと思ったのが、
これまでの記事でも触れましたが、クマをはじめ野生動物と触れる機会が多かったことです。

丁度タイムリーなときに北海道新聞にこのような記事が載る中で
 ”クマ射殺、札幌市に意見300件 大半は道外からの抗議” https://www.hokkaido-np.co.jp/article/335096

ヒグマの生息地である知床半島にて
ヒグマの痕跡を見て、テリトリーに入り(知床五湖)
ヒグマの生態について聞き(ビジターセンター各所)
実際に野生のヒグマを肉眼で見る(ウトロ知床岬クルージング)
という経験をしました。
その他、道路側の牧草地にたたずんでいた野生のタンチョウや、道路を横切るシカ・キツネ、
キャンプ場に遊びに来ていたシカや道の駅にいたキツネ(おねだりキツネでしょうか)…たくさんの動物を見ました。

途中、はねられたシカの死体の側も車で通りました。
「車が来るの見えなかったのかな?」
「もともとシカの場所だったのに人間が道路をつくったせいだよ!」
「でも今は道路があるってことわかってるんじゃないの?」
車内でもいろいろな意見がとびかいました。

札幌で射殺されたクマも、道路で車にはねられるシカも、
「かわいそう」「人間が悪い」「シカが悪い」
というのは簡単かもしれません。
しかし、そもそも何故クマが市街地まで来ているのか、なぜ道路をつくっているのか、なぜ麻酔して保護ではなく射殺なのか…
それぞれにそれぞれの背景があり、それには野生動物、その近くに住んでいる人、ハンター、行政の人…など、
さまざまな人の意見があります。

今回は見ることができませんでしたが、
道東の海に住むクジラたちも、プラスチックのゴミに苦しんでいたり (”死んだクジラ、胃に40キロ分のプラスチック”(BBCニュース) https://www.bbc.com/japanese/47621048
このまま野生動物も人も気持ち良くすめるようになるには、どうしたらいいのか。
私自身、船酔いと闘いながらも、知床半島の(今は、ほとんど)人の手つかずの荘厳な自然を見ながら、考えさせられました。

長くなりましたが、
北海道の端っこでいろいろと見て感じたみんなが、
まずは周りの人達にヒグマについて、知床について、温泉について、自炊について…
今すぐでなくとも、少しでも、何かを伝える伝道師になってくれると嬉しいなと思います。

何はともあれ、無事のツアー終了、ありがとうございました!
長期キャンプからの道東ツアーに、参加しようと思ってくれたみんな、それを良しと送り込んでくださった保護者の皆様、
そして道東各地であたたかくむかえてくださりった皆様…いろいろな方のおかげで実現したツアーでした。

ジェットも私も、みんなと旅ができてとても良かったです。ありがとう!!

これからもロックに行こう!

(ちこ こと 大類幸子)


[完全版]道東知床ツアー4日目~知床・クルージング・弟子屈へ(再)~

2019-08-24 10:46:05 | 2019 夏の長期キャンプ

 

 

いよいよ、楽しみにしていた人も多かったホエールウォッチングクルーズの日。

霧雨の中5:30起床。朝ごはんを準備し、いただきます。今日は朝からビニール袋先輩大活躍。

 

と、テントを撤収している間、ジェットに一本の電話が。
高波で、予約していたクルージング欠航との連絡でした。

ガーン!!!!
この度を企画したジェットにとっても目的の1つだっただけに、ショック。みんなもショック。
それでも、着々と準備をすすめ、しばらくすると笑い声も。たくましい!
知床半島、他にもできることはたくさんあるけど、せっかくだから船に乗りたい!ということで、
いろいろと探した結果、昨日いたウトロ側での知床岬クルージングなら空きがあるとのこと。
ホエールウォッチングではなくなりますが、ヒグマが見れるかもしれない&知床岬を見れるということで、このツアーに参加することに。

船は午後からなので、午前中はせっかくなので羅臼をいろいろめぐることに。

まずは「クジラの見える丘公園」その名の通り、時期や天候によってはクジラの尾や水しぶきなども見てるポイント。
今日は曇り空なうえに高波で見えにくそう。

実は昨日から見えていた、国後島も今日は部分的に見える程度。
あまり触れることができませんでしたが、羅臼から国後島まではほんの25km程の距離。
この島がどの国に属するのかをめぐって、いろいろなことが起きていますね…25kmといったら、陸でいえばみんな歩いていけてしまう距離なのに。

  

さて、続いて車の立ち入りが禁止されている世界自然遺産地域である知床半島先端部を利用する人向けの情報収集の場所ともなっている、
ルサフィールドハウスへ。

館内には、お試しのクライミングウォールが設置してあったり、

  

2階からは、高性能の望遠鏡でホエールウォッチングができたり

オオワシになりきって、シャチにまで乗れたり

 

通常展示に加え、日々更新されるヒグマや波などの自然情報もばっちり

スタッフの方も、子ども達にクライミングウォールのさらなる楽しみ方を教えてくれたり、いろいろと試させてくれたり、
とてもやさしくしてくださいました。ありがとうございました!

 

ルサフィールドハウスから、さらに先端部へ進みます。

車内からもこの迫力な滝を通ったりして、

つきました!車でこれる端の端。

車から降り、車進入禁止の世界遺産地域へ。

 

さて、端からまた市街地へ。

途中、ワイルド露天風呂に寄り道。海と接している、左下の岩でできた枠が浴槽となっています。

 

岩の隙間から湧き出る温泉。毎晩波が入るので、毎朝管理されている方が掃除をされているとのこと。
丁度掃除の時間中でしたが、快く足湯をさせてくれました。すぐ後ろは、海!

買出した弁当を港でいたたき、おそるおそる待っていた午後の船の欠航連絡の予定時間になっても連絡がこなかったため、
再び知床峠を通ってウトロへ!

途中、トイレ休憩のために昨日もお世話になった羅臼ビジターセンターへ。
昨日はお会いできなかった、ジェットの昔からの知り合いに今日はお会いすることができました。

  

エゾサンショウウオのえさやり。サンショウウオがわらわらと寄ってくる可愛い図(写真は上下逆さまですが…)

さて、いよいよ待ちに待った世界遺産地域をめぐる知床岬クルーズ。

ゴジラ岩と通り、ライフジャケットを装着して、わたしたちの乗る船へ。

 

いざ、出航!!

 

 

すぐに世界遺産地域に突入。

 

おもしろい岩や穴、有名な滝などを紹介してくれたり、

船がとまったと思ったら、岩の影で休憩中のオジロワシを見つけて教えてくれたり。

  

景色よりも、乗船自体にテンションMAXな人たちも。

 

さて、前の方を進んでいた船達が停まっているのがみえます。
あの先に、ヒグマがいるそう。ここは、ヒグマがよく利用していることで有名なルシャエリア。

近づいてみると……見えました!!!

河原で寝そべっている熊や、歩いている熊。

2頭の熊が、牽制しあっているような動きまで見ることができました。
熊のすぐ近くには、シカの群れも。

    

離れて座っていたみんなも集まって、みんなで「見た!?」と大興奮。

右側から、左側から、全員がみえるように船を転回した後、ヒグマに別れをつげて、引き続き知床岬を目指します。

途中すれ違う船に声をかけたいみんな。

 

 

 

波は少し荒れており、ヒグマポイントを通過したあたりから、船全体で船酔いに苦しむ人が続出。

それでも、たどりつきました、知床岬!!灯台が目視できます。

 

私(ちこ)も船酔いと闘っていたため、写真があまりとれなかったのが申し訳ないですが、知床岬までの往復約3時間の船旅も、終了。
水しぶきで濡れたり(濡れに行ったり)、風がつめたかったり、船酔いだったり…いろいろありましたが、世界自然遺産、じぶんたちの目で堪能してきました!!!

一路、阿寒へ向け移動開始。

オホーツク海にしずむ夕焼け。せっかくだからみんなで日没を見届けよう。

ここでジェットからの問いかけ。我々は東にいるのに、なぜ西に沈む太陽がみえるの?

少し考えて理由のわかった人も、なんとなくわかった人も、なんで~!?とクエスチョンマークの人も…

   

日の沈んだ直後のオホーツク海をバッグに記念撮影。

途中、「天に続く道」なる道路をぬけ

 

今日中の阿寒到着はみんなの体力的にも難しそうだったので、一歩手前の弟子屈でご飯。

今日のごはんは、弟子屈町にある「ラーメン弟子屈」の総本店にて。

さて、弟子屈といえば…、そう、初日の晩にお世話になった、みんながフォールインラブだったあのロッジ。
急遽管理人の方に連絡すると、快くもう1泊していいよといってくださり、みんな大喜び。

摩周ホテルで温泉に入り

  

最後の夜ということで、またみんなで雑魚寝スタイル。
少しの夜更かしにも目をつぶり、最後は子ども達だけの話でもりあがっていました。
早く寝た人には罰ゲーム!だったそうですが、どんどん寝落ちしていくみんな。今日もお疲れ様でした。

 

ニュースでもずっと話題になっているヒグマ。昨日の知床五湖散策では気配を感じ、ビジターセンターで目撃情報を目にし、
ついに、本物を見ることができました。

このヒグマ達も、私達も、それぞれが安心して暮らすことができるようにするためには、
何が必要なのか…
今日のことが、みんなそれぞれが考えるきっかけの種となってくれたらいいな、
と思いながらも、まずは自分で考え、実践していかねば。

いよいよ翌日は最終日。

最後まで道東を楽しみます!


[完全版更新]知床道東ツアー3日目~世界遺産知床五湖!→羅臼へ

2019-08-24 10:44:29 | 2019 夏の長期キャンプ

※環境が黒松内帰還まで整わない為、簡易的な記事にて失礼いたします。21日に完全版に更新いたします※⇒8/24 完全版更新いたしました。お待たせいたしました!

相変わらずの霧雨ですが、日中は晴れ間も多かったツアー3日目。 カモメとカラスの声で、今朝は4:30頃にはほぼ全員が起床。 時間を早め、5時過ぎには朝食調理場へ移動。  

 

 

 

今朝のメニューはフレンチトーストに、バナナヨーグルト。 お昼ご飯のおにぎりも作ります。今日は、ふりかけの混ぜおにぎりです。

 

 

 

 

 

 

ふと炊事場の外を見ると、牡鹿が遊びにきていました。 もさもさと草を食べながら、離れていきました。

 

 

 さて、朝昼ごはんづくりが終わったら、いよいよ今日のメイン、知床五湖ネイチャーツアーに向け、出発! 開館と同時に知床ネイチャーセンターへ。

素敵な展示がいっぱい。

 

 

 ここで、今日の午前中お世話になる、元ぶな森スタッフで今は知床ではたらいている”まやP”と合流。 娘のHRちゃんも一緒です。

 

 

 

 

ネイチャーセンターから車で15分程。知床五湖フィールドハウスで入場手続きと10分レクチャーをうけます。

知床は、ヒグマの住処。ヒグマの土地に、私達人間がお邪魔させていただく、という気持ちを忘れない。

そして、ヒグマにであってしまったとき、100%安心な対処法はないので、 であったときにどうするか、を考えるよりも、どうしたらであわないようにできるのか、を考えることが大事。
もしもであってしまったら、絶対に刺激を加えず、ゆっくりと来た道を戻ることがまず最初。 ……映像もふまえて、知床五湖での注意事項について教えてもらいました。

外からの種や土も持ち込まないよう、靴の裏もほろって、いざ出発!



ヒグマ研究グループにも所属していた、ヒグマに詳しいまやPにヒグマや知床のことをいろいろ教えてもらいながらの、
二つあるルートのうち、長い方(大ループ)約3kmの散策です。

   

途中、あちらこちらにヒグマの食痕や通り道が。

 

クマゲラなど、キツツキの痕跡も多くみられました。


知床の熊は、食べるものの多くをシカにとられ、食べるものが少ない為にシカを食べ始めるものがいたり(追い込み猟を覚えたかしこい熊もいるそうです!)、
落ちている木の実が、どの木からのものか観察してみたり、

  

中身は空洞、それでもしっかり葉っぱをつけて生きている巨木…

  

歩きながら、いろいろなものを見せていただきました 知床五湖、全ての湖をめぐり、エリア内で熊が発見されても利用することができる、高架木道へ。 「知床五湖」の看板を前に記念写真を撮り終えた直後、辺りは霧に。

ギリギリのところで撮れた写真がこちらです。


お腹も減ってきたので、高架木道を歩いてスタート地点であるフィールドハウスに到着。


制服に身を包んだまやPと再会し、今年知床五湖を利用している10組の熊たちの写真を見せてもらいました。

 

おにぎり昼食後、

 
ネイチャーセンターに戻り、知床のヒグマについてのお話しをスライド付きでじっくり堪能。


さすが大勢の人が訪れるセンターでした。

知床峠を通り、反対側の羅臼へ。
ある方々も勤めている羅臼ビジターセンターにも寄っていきました。
お目当ての方々は不在でしたが、職員の方に羅臼情報をいただいたり、 丁度時間が迫っていた間欠泉の噴出について教えていただいたり。 お世話になりました。
  

この後、ワイルドな露天風呂、その名も熊の湯でお風呂。

 

橋をわたった川の向こう側に現れる建物。

こちらがお風呂です。

自然感じるお風呂でまったりした後、
この日は、羅臼オートキャンプ場でテント泊です。 

テント設営班と買出し班にわかれ、準備準備。 買出し班は献立決めからみんなで。


買出しから戻るころには、テント班が立派なテント村を建ててくれていました。


今日のメニューは親子丼(売っていた食材の関係でお肉はももx手羽先)
    

 
おかばぁからのスペシャルな差し入れ、メガマシュマロにも大感激
 

 


小雨のしとしと降る中、それぞれのテントではトランプ・ひぐまカルタ大会が繰り広げられ、この日は就寝です。 

 


最近、札幌でのヒグマ駆除について、いろいろな意見、特に批判的なものが多く寄せられていると新聞の記事でも出ていました。
今回の知床での滞在では、ネイチャーセンターやビジターセンターでの展示、スタッフさんのお話しでも、
そもそも、なんでヒグマが街へおりてくるようになったのか、なぜ駆除という選択肢がとられているのか、について多く語られていました。
良いことをしたつもりで、軽い気持ちで。観光客が一頭の熊に与えた一本のソーセージが、その熊の人生を狂わし、最終的に捕殺という結末になったこと。
”映える”写真を撮りたいあまり、近づく観光客が人馴れした熊を増やしてしまうこと。
それに対して、どういった対策がとれるか…
人と熊との関係について、いろいろと考えさせられました。

 と、書いているうちに眠気が限界を突破しそうなため、しかし今日のことは特にきちんと記しておきたい、ということで申し訳ありませんが、更新は明日の朝とさせていただきます… 今日は羅臼のオートキャンプ場で、おやすみなさい。

 

明日はみんな楽しみにしていたホエールウォッチングクルーズです。まずは、船が無事でますように… おやすみなさい。

〇おまけ〇

今回、個人の持ち物に長靴を入れていなかった為、長靴もっていない勢はそれぞれいろいろ試していました。
ベテランキャンパー、DICが編み出した”雨で靴が濡れたけど長靴も変えの靴も無いときの対処法”⇒ビニール袋先輩、大活躍!


知床チーム帰還!

2019-08-21 10:57:57 | 2019 夏の長期キャンプ

昨夜、知床ツアーに出ていたJETT、ちこが無事戻ってきました!

 

昨年、一昨年の夏キャンプをお手伝いしてくれていたペコちゃん(台湾)、今年の夏キャンプをお手伝いしてくれたラモン(スペイン)、一昨年の夏キャンプをお手伝いしてくれたバーシャ(ポーランド)のボランティアのみんなとともにお出迎え&打ち上げ会!

 

おかげさまで2019年夏の長期キャンプ、全日程無事終了いたしました。

 

大きな事故や怪我もなく、終えられたことを本当に嬉しく思うと同時に、お手伝いをしてくださった多数のボランティアスタッフの皆さま、休みなく働いてくれていたスタッフの皆さま、大事な夏休みをここで過ごしてくれた子ども達、暖かく見守ってくださった保護者の皆さまに心より感謝いたします。

 

ありがとうございました!

 

佐藤 こと ふった


[簡易版]道東知床ツアー最終日

2019-08-20 19:40:14 | 2019 夏の長期キャンプ
道東知床ツアー、5日間 約1500㎞の旅が無事終了し、あとはそれぞれが無事家に帰るだけとなりました。
ありがとうございました!


本日の行程

6:30 起床
   朝ごはん おにぎりづくり
   掃除
   閉村式(司会 DIC、助手 SH)
9:00 弟子屈出発
   阿寒湖へ(エコミュージアムは残念ながら休館でまりもは見れず…と思いきや、お土産やさんで発見)
1200   オンネトーにて昼食
    野中温泉
    十勝大平原PAにてそソフトクリーム
17:00 新千歳空港着
    飛行機、JR、おむかえ、黒松内組、解散!

最後、大変だったこと、楽しかったことをそれぞれ聞いたところ

大変だったこと
・船酔いしたこと
・年下の男の子達がとても元気過ぎたこと
・ほぼ毎食の食事づくり
などなど…

楽しかったこと
・野生のヒグマを生で見れたこと
・いろいろな場所に行けたこと
・みんなで道中お話やトランプ
などなど…

参加してくれたみんな、送り出してくださった保護者のみなさま、道中お世話になった道東のみなさまのおかげさまでとても充実したツアーとなりました。

完全版は、明日以降の更新とさせていただきます。まずは、ありがとうございました!お疲れ様でした!

  

    
   

 
    

[簡易版]道東知床ツアー4日目~知床・クルージング・弟子屈へ(再)~

2019-08-19 22:11:11 | 2019 夏の長期キャンプ

※黒松内帰還まで環境が整わないため、簡易的な記事にて失礼いたします。21日に完全版を更新いたします※

         

ツアー4日目の行程。(今日、ツアーが始まってから車移動1000kmをこえました)

起床

朝食、テント撤収

予約していた羅臼でおホエールウォッチングクルーズが高波のため欠航という連絡が入る

一同落胆。が、午後にウトロ側でのクルーズが予約できたため、午前中は羅臼がわ、車でいける最も端までいってみる。

午後、再び知床峠を通り、ウトロへ。

知床岬まで行って戻ってくる、3時間程のクルージング。

船酔いも発生したが、ヒグマ・オジロワシを目撃!

予定を変更したため、阿寒でのアイヌシアター観劇は諦め、再び弟子屈へ。

夕食は弟子屈町にて、ラーメン「弟子屈」の総本店。

再び、はぎぃロッジにお世話になることに。

ーー以上、行程ーーー

明日は、朝食・掃除後、解散場所である新千歳空港へ向けて、途中いろいろと寄りながら移動の予定です。

ツアーの目玉でもあったホエールウォッチングが欠航となり、残念ではありましたが、
ヒグマが見れて、良かった!

ちなみに、帰り寄ったウトロの道の駅では、昨日私達が一周まわれた知床五湖で本日(19日)夕方熊が目撃され、遊歩道が閉鎖されたと情報がでていました。
私達の行った前日にも熊目撃で閉鎖されたとのことでしたので、知床五湖、閉鎖されず全て周れて良かった…

愉快なメンバーでの旅も、いよいよ最終盤となりました。
最後までみんなでたのしみながら、無事の解散へ向けて、明日は行ってきます!


知床道東ツアー2日目~湖・湿原・いざ知床

2019-08-17 21:44:13 | 2019 夏の長期キャンプ

車での移動が多く、この時間の更新になってしまい恐縮ですが、
知床道東ツアー、2日目の様子です。

起床予定時刻6時になってもみんなでぐっすり。


昨晩は、みんなでの雑魚寝に話がもりあがり、
就寝時間を過ぎても起きていたので、少し眠いのかな?

が、6:20には自分達で起きはじめ、


昼ご飯のおにぎりようのご飯も炊いて(米とぎは昨晩のうちに済ませていました)おにぎりをつくり、
朝ごはんも作る…ということを、こちらからの指示もなく、みんなで進めてくれました。

 

 

一晩お世話になったロッジを掃除し、

出発直後まで満喫させていただきました。

素敵なログハウスでの滞在に、「こういうお家も良いかも…」とのつぶやきが。将来のお家の選択肢がひろがったかな?

 

 

近くにお住いの、ジェットの古くからの友人、HSMSさん母娘がかけつけてくれました。(みんなで遊べる、知床ツアーにぴったしのプレゼントつき…!)

  

HSMSさん達が住まわれていた、バスのお家も見せていただけるとのことで、みんなで移動。

 

ジブリの映画みたい…!中もすごい!住みやすそう!と、初めてのバスハウスにわくわく。

お家見学までさせてくださり、ありがとうございました!
屈斜路湖・釧路川でのカヌー・ネイチャーガイドをされている、ナヌークさんでのひと時でした
https://www.nanook-canoe.com/about2

 

さて、ここまできたら、屈斜路湖と摩周湖は寄って行かなきゃ!

朝6時前までは雨の強かった弟子屈ですが、日中は晴れ間もみえていました。

まずついたのは、屈斜路湖の和琴半島。

  

海みたい!!な湖。

 

わきでる露天風呂にも。

 

 

約2名、他のお客さんとともに全てを脱ぎ捨て露天風呂を満喫。

自然散策路脇にいたみたことのない鳥を探す…あの鳥はなんだったんだろう。

温泉・足湯でまったりしたあとは、ジェットともゆかりのある川湯エコミュージアムへ。

プレゼントつきのイベントに参加。

  

全問正解のプレゼントは、きれいな風景のポストカードでした。どれにしようかな~

ミュージアム内で、近隣の自然の成り立ちを映像でみたり、展示物をみたり

 

森の中に、なにか動物いないかなー

  

摩周湖へむかう途中、湯気がもくもくとでる山が気になり、硫黄山へ。

硫黄の結晶!

  

あったかいーー!硫黄のミストサウナにはいってるみたい

 

道をぐんぐん上にすすんでいくと…展望台へ!

さっきまでいた、屈斜路湖ー

  

そして、摩周湖。

 

写真では伝わりづらいですが、思わず「青っ!」とみんな叫ぶぐらいの青さ。

さすが透明度日本一を誇る湖です。

摩周湖をながめながらの塩むすび。

 

摩周湖をはなれ、釧路湿原へ。

道中、なんだか見慣れない姿が…もしや!!

車を停めてみにいくと、やっぱり!タンチョウが、牧草地におりたっていました。双眼鏡で、姿を確認。すごい!

   

そして辿り着いた釧路湿原。

  

なんと広大なんでしょう…

そして目指すは、斜里ウトロ。

途中、360°見渡せるパノラマ絶景の牧場へ

   

牛だ~…あれ、茶色いのが何頭かまじってる…とおもったら、エゾシカが牧場に混ざりこんでいる!

 

  

いくつめでしょう?道の駅もはずせません。

 

2日連続、本日2回目の足湯。

  

途中で明日の朝ごはんと昼ご飯の食材を調達。
今日の調理から、量や内容も微調整しながら。

そしてついた!斜里町に突入。
まずは温泉へ。とろとろお湯が良い感じ。

 

夕食は、到着が遅く、お風呂の閉店時間もあったので、今日は外食することに。
と、思いましたが、教えてもらっていたお店が混んでいて、他のお店はもう閉店。
ということで、北海道が誇るコンビニでお食事は調達することに。

お宿は、キャンプ場についたころにはなかなかのしとしと雨。
もちろんテントはもってきたけど、びしょびしょのテントを干す間もないままあと2日使うのも…
ということで、すっかりビバークにはなれているこのメンバー。
屋根もトイレもある場所で、一晩軒下をお借りすることに。ご飯を食べて、寝る準備。

今日は、マナーを守って早めの就寝でした。

 

タンチョウをはじめ、車での移動中は、
エゾシカにキタキツネ、牧場の牛や馬…と、動物との出会いが多い!

特にシカは、途中から数えるのをやめてしまったぐらい、遠くにではありますがたくさん姿を見つけました。

明日はいよいよ、知床五湖のネイチャーガイドウォーク。
巷では、道内でのクマニュースでにぎわっているそうですが、明日の知床、楽しみです!

 

〇おまけ〇

知床道東ツアーでの主な移動手段

・車
・徒歩
・よーだ   …!!

 


自然学校に残っていた忘れ物

2019-08-17 11:21:32 | 2019 夏の長期キャンプ

学校に残っていて、子ども達に問いかけても持ち主が見つからなかった忘れ物たちです。

見覚えのある方はご連絡をお願いいたします。

忘れ物類はこちらで1ヶ月間保管させて頂き、ご連絡がない場合は破棄、もしくは貸出用として利用させて頂きますので、ご了承ください。

 

ご理解のほどよろしくお願いいたします。


知床道東ツアー、初日

2019-08-16 20:34:23 | 2019 夏の長期キャンプ

知床道東ツアー、初日のお宿に到着しました!
9時すぎに黒松内を出発し、13時前に占冠で昼食、18:30頃に弟子屈に到着…というロングドライブな一日でした。

途中の休憩や道の駅巡り以外は車内で過ごした1日となりましたが、
みんな トンネルのライト数え しりとり(2文字しばりや地名しばり…)で語彙力・地理力を試したり、道路わきにシカを発見したり…
疲れているだろうし、ずっと寝ているだろうなーとの予想に反し、ほぼほぼみんなで起きていました。

  

 

占冠の道の駅では、今日のキーマン(文字通り)とばじぃの登場!差し入れまでいただきました


キッチンからのおにぎり、いただきまーす!!  
 
ロシアンルーレットで、種大当りだったのは…ジェット!

ありがとうございました!!


途中、おさる氏(!)のパーキングや、
 
松山千春の地、足寄道の駅や弟子屈の摩周道の駅に寄ったり。

 


「果てしない~大空と~♪」と歌う小学生。

この歌知ってるんだ!と聞くと。「うん、セコマの牛乳の歌でしょ」…なるほど!(道内ではCMソングなのです)


    
千春さんJr.…!?
ボーボーに似ている…!?

摩周道の駅では、足湯を堪能


  
今回のツアーでは、毎食担当をきめ、その人がメニューを決めるというシステムに。


道中に夕食、明日の朝食の買出しをみんなで手分けして行いました。


  

今晩の担当HLの希望で、焼きそばに。とばじぃのアドバイスを受け、じゃがいもも追加。

 


そして到着した、今日のお宿、弟子屈町内のログハウス。

予想をはるかに上回る素敵な場所に、みんな車を降りる前からテンションマックス!

ありがとうございます…!


シェフSHを中心に、スタッフが一切関与せずに、9人前の焼きそばが完成。お見事!


       

今日はみんなで雑魚寝スタイル。

就寝前の時間を、トランプで楽しんでいます。

   

 

明日は屈斜路湖、摩周湖、釧路高原を巡る自然観光ツアー。
今日、阿寒の国立公園内を走るさいに、道端でみえたシカやエゾリスに、早速みんな大興奮。

道東滞在中、自然をたくさん見れるといいなと思います。

今晩は、大雨洪水警報がでている弟子屈町。

道中、風や雨脚の強い部分もありましたが、今は嵐の前の静けさか、とても穏やかです。
明朝ピークをむかえるという大雨のなか、室内に泊まることができ良かったです。

明日も元気にいってきます!

 


おかばぁ、おかじぃ、あきさん解散

2019-08-16 14:31:07 | 2019 夏の長期キャンプ

キッチンで毎日美味しいご飯を作ってくれていたボランティアスタッフのおかばぁ、あきさん、ボランティアの送迎や差し入れなどをしてくださっていた、ドライバーのおかじぃが、タクシーとともに帰っていきました。

本当にお世話になりました!

ありがとうございました!

お気をつけてー!


現地解散 終了しました!

2019-08-16 13:04:52 | 2019 夏の長期キャンプ

知床チームが出発した後、今日帰る子ども達は荷造り、片付け、掃除に精を出していました。

みんなで使った場所なんだもの。

最後くらいみんなできれいにしてほしい。

というわけで、だらける子ども達を叱咤激励しながらの掃除でした。

 

ようやく掃除が終わり、昼ごはん。

キッチン真理子&おかばぁ&あきさんの最後のご飯でした。

今年も美味しいご飯をたくさん頂きました。

 

あっという間にお別れの時間となり、続々とお迎えが。空港組、札幌組も出発。

台風が心配なところですが、みんな無事に家まで辿りつけますように。

皆さま、運転などお気をつけください!


知床道東の旅スタート!

2019-08-16 09:18:03 | 2019 夏の長期キャンプ
チャレンジ解散の日…
と同時に、本日より ジェットと行く!知床道東キャラバンツアーがスタートです!

台風接近の影響のため予定していた屈斜路湖でのカヌーは断念しましたが、かわりに北海道の誇る湿原、釧路湿原や湖を巡ることに。

天気予報とにらめっこしながら、慎重に進みます。

道具を積み込み、9時過ぎにみんなに見送られて出発!!

中学生チームをはじめ、早速宿題に励むメンバーたち。


まずは占冠で、今晩の宿泊地のキーマンとなってくださるTBさんと待ち合わせ、その後一気に弟子屈町をめざすロングドライブ、スタートです!