大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

みんな笑顔で帰っていきました

2007-01-12 15:28:23 | 07年度
自然学校の事務所の窓には西日が差し込んでいます。久しぶりの日光のように感じます。6日前、雪がほとんどなく、さらには雨が降ってきて雪がないけどどうしようか?と始まったキャンプも連日のように雪が降り、少し冬らしい風景になり、今日で終わりました。

毎日外に出かけ、ゲームをしたり、雪遊びをしたり、マイナス10度以下の中外で扱いづらいマナスルでご飯を作ったり、テントで寝たりと本当にたくさんのことがあった6日間でした。

みんなこの6日間をどのように感じていたのかな?思い出の詰まったアルバムと冬長期を乗り切った証の修了証を誇らしげに家の人に見せてくれたらうれしいなと思います。

今度の長期村は3月26日から31日の春の長期自然体験村です。また、みんなの顔に会えることを楽しみにしています!

<黒松内ぶなの森自然学校:鈴木 剛充>




一夜明けて

2007-01-11 23:59:47 | 07年度
一夜明けて、朝は朝食のうどん作りからスタートしました。とても冷え込んでいたらしく、どの班もマナスルをつけるのに大苦戦で、うどんを食べるまでに2時間半近くかかったグループもありました。テントを撤収して全員が自然学校についたのは12時を回っていました。

午後からは選択プログラム。「プロの山岳ガイドと行く中ノ川未踏峰!」「バンバ見学」「バードテーブル作り」「お昼寝」の中から自分のやりたいことを選んであそびました。

キャンプ明けにも関わらず、ほとんどの子がプログラムに参加。最後の最後まで黒松内を満喫しているようでした。

いよいよ、明日が最終日です。朝から荷物の片付けをして掃除をして12:00には出発。男の子部屋は大丈夫かな?

冬到来

2007-01-11 23:33:49 | 07年度
やっと冬到来という寒さになりました。

いつまでたってもキャンプ地から帰ってこない・・・・11時になって連絡が入りました。気温が下がりすぎて、石油コンロの調子が悪く、朝飯づくりに相当な時間がかかったとのこと。 夜は、みんなゆっくりと眠れたようですが、朝ごはんを待つのは辛かったでしょう・・・。

ちょっと体が冷えすぎたKMY君を先に帰しましたが、それでも、お昼前に元気にみんな生還!!

午後は、選択プログラム
羊のジュリエットと肉牛を見てから、牛より大きな ばん馬見学
中ノ川のなぞの小山の初登頂隊
バードテーブルつくり
そして、お昼寝

****
お別れパーティの夕食後。 ゆっくりと湯別温泉へ。
今夜もぐっすりと みんなおやすみです。

雪中キャンプ

2007-01-11 00:15:13 | 07年度
子ども達は今晩、4班に分かれて、自然学校から1.5kmくらいでしょうか・・・、離れた大雪原で雪中キャンプをしています。寒気も入ってきて、絶好の冬キャンプ日和です。昨日の夜から今日の午前中は、緊張感がちょっとあるのんびりムードというのでしょうか。そんな時間を過ごしました。

でも、今朝は、朝食時間の8時前まで、ほとんど誰もキッチンまりこには起きてきませんでした・・。昨日の活動に疲れたんでしょうね・・・みんな爆睡。 まりこさんは、なんかあったんじゃあないかと心配になるくらい、8時まで校舎はシーンとしてたそうです。  自然体験活動、キャンプと言うと団体行動で、朝は早朝起床というイメージがあるかもしれませんが、朝食時間までに起きてくればいいというルールなのです・・・。 

そんな、様子から、冬の野外キャンプに不安というより、楽しみとしているようでした。

よく遊び、よく食べて、よく寝る。そして、またよく食べて、よく遊び、よく寝る・・・。 それが、基本方針であります。

昨夜は、マナスルコンロの講習会。これはキャンプの生命線です。特に冬は!!
マナスルとは、夕食をつくる火器です。 直径15cmくらいの小さな石油タンクを持ち、石油を気化させて燃焼させる道具です。 これ、けっこう手間ひまかかって、やっかいなんです。その操作が。でも、ガソリンコンロに比べて安全です。ガスコンロのように簡単に点火できない、やっかいな代物(しろもの)だからこそ、子ども達に使ってもらっています。 きっちりと使用技術を覚えて、なおかつ、野外ですから、風よけや、火加減を微妙に考えて使わなければならないのです。

今日の午前中は、テント建て講習、そして雪中キャンプの注意事項もいろいろある講習会。「しっかり聞いてないと、死ぬぞ」なんて、時にはおどかしたりしてますから、みんな真剣でした。 常連のSNO君がメインにみすたぁ師匠の元で講習を立派に果たしました。

団体、個人装備を用意し、お昼ご飯を自然学校で食べた後、グループごとに車に乗って出発点へ。荷物をソリに荷物を積んでひっぱって20分ほど雪道を歩きました。

夕方、暗くなるくらいまで、テント場の様子を見に行きましたが、夕食準備にかかったばかりでした。(17:15) みんな、真っ暗な中でライト頼りに、グループごとに作った親子丼を食べたことでしょう。

どんな味だったかなあ・・・。

今日のトッピックス

2007-01-10 00:39:16 | 07年度
私の周辺で起こった今日のトピックス

◆帰りの車の中で
「あれ Dちゃんイビキかいてねてるよぉ~」とS
「イビキといえば、Eの夜のイビキすごいよぉ」
「俺、そんなにかいてるかぁ」
 と話が盛り上がると・・Dちゃんが突然、起きて・・
「そうそう・・、Eのイビキはすごい・・」 みんな大笑い・・

◆来てよかった・・
「おれさぁ、お母さんに 突然、申し込んだから行っておいでって言われて、本とは来たくなかったんだけどさあ、来てよかったよ!」とK

◆スキー場で小山を作って穴掘って、IDとMを埋めました。

◆スタッフミーティングで、明日の雪中キャンプが初体験で不安な そーり。マイナス10度くらいに朝方なるかなあというと、「死にませんか?!」 一方、常連のANC(でも冬は初めてだなあ)とSOは、ビバーク(野宿)したいと言ってます。

◆貸切状態の露天風呂
 「昔スタッフが、その先の木まで裸で駆けて帰ってきた」と私が言うと、果敢な子男どもは、手前の小山にちょっと挑戦してはしゃいでました。

(たかぎぃ)



3日目も雪

2007-01-10 00:14:03 | 07年度
3日目、午前中は自然学校がある作開(さっかい)地域の方々との交流餅つき大会。小学生からおじいちゃん、おばあちゃんまで総勢17名がお越しになり、今年も盛大に餅つき大会が行なわれました。来ていただいた地域の方々、本当にありがとうございました。
自己紹介やゲームをした後にみんなでついたお餅は本当においしかったです。

午後からは黒松内町にある町営の小さなスキー場でソリすべりと雪遊びをしました。貸しきり状態のスキー場で思う存分、雪にまみれてあそぶことが出来ました。

帰りには、黒松内温泉でゆっくり温まり、1日の疲れを流してきました。

夜は明日から始まるキャンプの中で、ご飯を作るときに使う『マナスル』と言う小さな灯油コンロ見たいな物の使い方の練習のために、牛乳を沸かしてココアを飲みました。

かなり大忙しの日程で3日目ということもあり、今晩は早くから子ども達はゆっくり休んだようです。キャンプの準備が少しずつ始まり、キャンプに行くぞ!と言う意気込みも高まってきているので、明日からの雪上キャンプが楽しみです。

<黒松内ぶなの森自然学校:鈴木剛充>

雪が降りました!

2007-01-08 23:35:27 | 07年度
長期村の2日目のテーマは「全開雪遊び」でしたが、昨日の嵐も運んで来るのは雨ばかり・・・どうなる事かと思いましたが、ようやく朝方から雪に変わりました

その雪もそんなに積もった訳ではありませんでしたが、雪の少ない時にしかできない遊びを工夫して盛り上がりました。

しかし午後から出かけた、月越峠は猛吹雪。夕べの嵐も峠では雪だったようで、深い所では大人の股下まで埋まるほど。ミズナラの巨木に会いに行ったり、ソリ遊び、雪合戦、かまくら作りなどなど、存分に楽しんでいた子どもたち。

初日はまだまだ距離のあったかれらも、そんな遊びを通して新しい友達が出来、自分の居場所を見つけ始めていて、昨日よりもずっと居心地の良い雰囲気になってきています。

明日は子ども達のどんな顔が見られるのか楽しみです。

<北川 浩二(みすたー)>

関わり

2007-01-08 07:51:20 | 07年度
暴風の一日目でした。こんな雨の冬の嵐は、地元のお年寄りでも記憶がないとのことです。まるまる一日雨と風が吹いていました。すっかりと地面が出ているところがたくさんあります。 それでも、子ども&スタッフが全員集合できました。

ディレクター陣も経験を積んできたので、スムーズに冬の長期村はスタートしています。常連さんが半分以上いるのですぐににぎやかになってきましたが、初日なので、所在無げな新人さんもいます。

子どもたちは皆個性を持っていますから、一緒に寄り添いやすい相手、話しやすい相手、つまり相性というものがあります。私がこちらから構わなくても寄って来て、私を構う子もいれば、まったく近寄ってこない子もいます。なかなか誰にも自分から声をかけられない子もいれば、全方方位外交を展開する子もいます。

何も、ここにいる全ての人と仲良くなることはないと考えています。大勢の中で、自分の居場所を作れるようになることがまず大切と考えています。

学校と自然学校の大きな違いのひとつは、学校はクラスに先生が一人に対して、自然学校は、大勢の大人がいるということです。 それぞれ個性の異なるスタッフが、異なる個性の子ども達にかかわりを作ってゆく場です。

夜のスタッフミーティングでは、子どもたちのそれぞれの個性とスタッフの関わり方について意見交換がなされました。

(黒松内ぶなの森自然学校 校長 高木晴光)

冬長期が始まりました!

2007-01-07 23:00:00 | 07年度
猛烈な雨と風の中、20人の子どもと13人の大人が自然学校に集まり、いよいよ今年最初の冬の長期自然体験村がはじまりました。

去年ならば自然学校の窓が埋まるくらいの雪があったのですが、今年はグランドの雪が解けて消えてしまいそうなくらい雪が少ない黒松内ではありますが、山や森に雪を求めて出かけ、思いっきりあそびたいと思っています。

今日は暴風雨の中、飛行機の遅れや、フェリーの欠航がある中、無事全員が今日中に自然学校に到着し、自己紹介や初めて会う人と仲良くなるゲームをした後、豪華メニューのウェルカムパーティ、夜の自由時間には体育館でドッチボールなどが行なわれました。

子どもも大人も始めて参加する人が多いので、まだ少し全体的に緊張しているようですが、ゲームやご飯の時はワイワイやっているので、心配はないでしょう。

ちょっと心配なのは学校の周りの雪。今晩中にもう少し、雪が積もりますように・・。

<黒松内ぶなの森自然学校:鈴木 剛充>