大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

仲間づくりが進んでいます

2006-07-31 23:07:45 | 06 夏
ダンボとバンビ(デズニーみたいだなあ)、ボランティアのカゴメさん、まり子さんを留守隊に、全員で自然学校から1時間ちょっとの狩場山山麓の賀老キャンプ場へ1泊とまりに出かけました。 広いキャンプ場は、ほとんど貸切状態でした。
自炊用の石油コンロの使い方も2回目となり大分と慣れたようです。  

自然学校では、この加圧式の今時面倒なコンロにこだわっています。適度に扱いが難しいので、あれこれ工夫しないと上手に使えないからです。工夫なしの便利さだけでは、体感を持って物事を覚えることができないだろう、という考えからです。

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食事後は、賀老の滝へ散策。マイナスイオンを体いっぱい浴びました。 中盤のプログラムでは、狩場山に登りたいという子が現れるかな・・。

帰り来て、消防訓練。夏長期に恒例の行事になりました。 なんどやっても、子ども達より私達の方が、緊張します。 特に、非常ベルを押す係りのたーぼは、なかなかできない経験を年に一度ずつしています・・・。

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40Kmを明日に控え、子ども達の体調は目下のところよさそうです。キャンプ場への往復の車は5台のボンゴ車のキャラバンですが、車内は歌声高らかです。2度の自炊活動もあり、仲間意識は高まっている反面・・、それぞれの子ども達、スタッフの人柄も見えてきたので、子ども達の他者への関わり・相関も微妙・多少に変化を繰り返しているように見えます。

 自分の生活環境と大きく変わった中での生活に疲れも出て、ホームシックになっている子もいますが、明日への夜のミーティングでは、質問をしていたので、やる気はあるようなので、ちょっと一安心。

明日は、どんなドラマが展開するのでしょうか。
朝6時起床。 7時にスタート地点の 太平洋静狩浜へ移動します。

森林浴に野外キャンプ(ダンボ)

2006-07-30 23:30:36 | 06 夏
長期村の4日目を迎えました。今日はお日様がしっかり顔を出して気温を上げる分、強めの風が吹いていて気持ちの良い陽気になりました。

<今日の朝プロ>
・あらみのからくり紙芝居作り
・まむの百姓プロ(畑で収穫)

◆歌才ブナ林
午前中は全員で歌才ブナ林の散策へ出かけました。33人を3グループに分けて歩きました。一番前のグループは「おーさか率いる速め隊」、後の2グループは「ゆっくり周りを見回し隊」でした。
太陽の光に照らされたブナの葉っぱを下から眺めると、とてもキレイに輝いて見えました。ブナ林の中に生えている植物たちの成長ぶりには毎回驚かされますが、今回も色々な植物の変化に驚かされました。(子ども達にとっては理屈どうこうよりその場にある自然を感じる方が楽しいのだろうと思いますが!)林の中の開花時期はもうほとんど終わっていて、実をつけている植物をたくさん見ることが出来ました。オオアマドコロの赤くカワイイ実を見た子ども達が「食べれるの!?食べれるの!?」と興味深々になっていた場面がありました。クマゲラの空けた穴を見つけた子たちもいたようです。それに野生動物のものらしきう○ちを発見し、よーく観察する場面もありました。

今回の長期キャンプにおいて、初めての森林浴だったので子どもたちの表情も少し違って見えました。土の上を歩き、トドマツのヤニの匂いをかいで、沢で笹舟を流して。山での遊びを彼らなりに楽しんでいました。


◆キャンプをしに賀老へ
昼食を食べ、休憩し、(と言ってもほぼ全員が動いていましたが・・・笑)2時にそれぞれキャンプグッズを持って出かけていきました!ここよりも寒い賀老で、肉じゃがを作ってテント泊をし、”家族で”小旅行に出かけたような感覚なのでしょうか。今夜あたりは、電気のない、星空の下での野外泊で気持ちの良い一夜を過ごすことと思います。



ダンボ

三日目にして・・・

2006-07-29 23:46:09 | 06 夏
三日目にしてお昼のおにぎりは、なんと50合のお米が必要でした。スタッフが食べ過ぎるのか・・?というわけでもないのです。 スタッフ分が足りなくてコンビニおにぎりも買ったので・・・。 これからもおわかりのように子ども達は活発化しています。

◆町内ビンゴウォークラリー
だんぼ考案の新タイプのウォークラリーを街中で実施。10チームに分かれて各チームには、黒松内町のわんぱく探検団が一人ずつガイド役で参加しました。16箇所のポイントを地図をたよりに探し歩き、その地点で出題される指令を果たす(消防車の観察?、お店での買い物、泥棒逮捕なんていうものもありました)という作りのゲーム風散歩・・・。ポイントには、消防署、交番、農協スーパー、旅館、駅、喫茶店、お寺、図書館などがあり、地域の方々にも協力して頂き、交流を図りました。

チーム名は、どんぐりーず、6ぱんず、ジュリエット、わんぱく探偵団、5人の忍者・侍・兵隊・町人・農民、OBOBO?,げたなのか?、リピィーターじゃ!、チームA、バロン と、ワケのわからんのも含めて、ユニークな名前が付きました。

◆野外炊飯
装備の使い方、管理の仕方を まむが たたき売りのようなやり方(?)で威勢良く説明を事前にしました。その甲斐あってか、スムーズな夕食づくりとなりました。 しかし・、飯の炊き方も伝授した割りには、芯やわ飯が多かったなあ・・。 これから自分でご飯を作る機会も多くなるので みんながんばってね。
作り終わって、班ごとに格言を作りました。

メシを制するものは、炎を制する
状況見ながら前向きに!
~がうまくゆけば、メシはうまい!
失敗は成功のもと!! 前向きに!
働けばメシはうまい!

ちなみに、班は、各学年、男女も混合の縦割り班です。 今のところは、どーしてもうまくゆきそうにないチームはない模様です。
 

◆ヨーロピアンアワー
昨日の台湾アワーに続いて、イタリアのマイケルとイギリスのコサによる、ヨーロッパ紹介のナイトタイムもありました。

◆保健コーナーベット
スタッフルームの片隅にベットを置いています。このベットのお世話にはもう3人がなっています。 第一号は、久しぶりの暑さに熱射された「七人の侍」君(ニックネーム長すぎ)、第二号は、今日のお疲れで「どぐうちゃん」、それぞれ1時間くらいで回復。 今は、「りく」がお休み中です。 養護担当は、まむです。まむがいないときは、本部スタッフが対応しますが、虫さされの訴えから、手首の捻挫の湿布換えまで、記録用紙の一ページがすでに埋まりました。 

いつもと違う環境、それも決して良いとは言えない、すごい人数の合宿ですから、子ども達もたいへんです。 少しの身体のストレスでも その訴えを聞いてあげるようにしています。




食欲すごし

2006-07-29 00:27:11 | 06 夏
パタパタとパソコンのキーボードをたたく音がいくつも事務所の中で聞こえます。明日の準備などで、ディレクター・マネージメントスタッフは7,8人残っています。 昨日は、遅くまで話している子もいましたが、今日の各宿泊室は、外からの気配は静かです。

◆生活準備
あまりルールのない長期村ですが、洗濯機の使い方、濡れ物の乾かし方、ゴミの分別、食器の片付け方など、少なくとも統一しておかないと混乱をきたすような生活規則のオリエンテーション。 夕方にして、すでに食器セットの行方不明者2名。
片付けられない靴や濡れた衣類は、「なげるぞぉ~(捨てるの北海道弁)」と、たかぎぃのおどしの大声が響き渡りました。 自分のことは、自分でやる。 まずは、自己管理ができるようにならないと、3週間で、「忘れられ物」や「異臭を放つシャツ」がてんこ盛りになります。  みんながんばってね!!

◆海へ
快晴の日本海・政泊港へ。 午前中にでかけた別グループの情報では、ヌカガの大群がいるので、刺される可能性ありとのこと。 ジャージや雨具を着込んで万全の体制ででかけました。 2日目にして、堤防からのジャンピングが始まりました。
今年は、もう昨年の2週間目のように活動的で、子ども達のコミュニケートも進み、ひとつのコミュニティが動き始めた雰囲気があります。

夕食は、すでに40合のご飯がなくなりました。 それも、男のスタッフ何人もが、一膳しか食べられなかったのです。 まりこさんも感嘆することしきりでした。 一人1合計算しないとだめ・・???




スタート・夏長期村

2006-07-27 22:57:19 | 06 夏
一部の飛行機の遅れがあり、全員が自然学校に揃ったのは、16時を過ぎていましたが、元気に皆集合しました。 今年は、過去に参加した、または月例の自然体験活動に参加している子ども達が3/4を占めているので、初日とは言え、開村式もアイスブレイクゲームもすぐに打ちとけて、貴重品の預かりなどもスムーズに進み全体的に落ち着いた雰囲気があります。  初めての子ども達も仲間作りが進んでいます。

◆生活班
 子どもを5班に分け、担当カウンセラーを決めました。この班でのグループ活動もありますが、いつも一緒に行動するというのではなく、子ども達の生活状態(健康、食欲や困りごと、人員確認など)を把握するためで、担当者は、特に自分の班の子ども達の様子を特に注意深く見ることになります。 

◆ウエルカムパーティ
 恒例のパーティ、チラシ寿司、グラタン、から揚げ、台湾スープ、お好み焼き、フルーツポンチ、サラダ、クレープ、ジュースなどなどが体育館の特設パーティ会場にならびました。 食事の後は、スタッフの一芸披露。 サッカーやバスケの技、マレーシアの伝統芸能・ケチャ、マジック、歌など。鼻笛やフライフィッシュでトビーの釣り上げという怪しげな出し物もありました。 中でも、マイケルとオドのギターとダンスのパフォーマンスはかなり本格的でした。

 最後には、ディレクターズが、「僕らはみんな生きている」と「翼をください」を大熱唱しました。

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スタッフミーティングが続いていますが、子どもの部屋は、意外なほど静かです。

さあ、明日から本格的な活動がスタートです。 午前中は、身の回りの整理ごと。午後は、日本海・弁慶岬の政泊港周辺の磯へでかけます。

いろいろな自然にでかけ、たくさんの活動をし、おいしい食事をとり、よく寝て、
たくさんの人たちと一緒に生活し、泣いたり、笑ったり、怒ったりしながら、過ごします。 ダイナミックな思い出、ちょっと苦労する思い出、大笑いした思い出、とても嬉しかった思い出、やったあと感激した思い出、ちょっとつらかった思い出、たくさん作ろう!!!


 
 

いよいよ明日から

2006-07-26 21:05:29 | 06 夏
いよいよ明日より長期村がスタートします!!  やってくる子どもたちは、明日の出発を楽しみにして、今夜はなかなか眠れないかな。 

校内の掃除、装備品の整理、プログラムの準備、漁協や交番などへのご挨拶などなどスタッフも準備に大わらわです。 今年は、どんな毎日になるかな。 長いようで、始まるとあっという間に終わってしまう長期村。 よーし、スタッフと一緒にたのしむぞ!!

黒松内のこれからの 4,5日のお天気はよさそうです。 

では、みなさん 明日会いましょう!!

スタッフの連携

2006-07-23 23:23:08 | 06 夏
 70人の子ども達の体験学習をこの3日間実施しています。午前、午後、夜と3つのプログラムを4班、あるいは2班に大きく分けて実施しています。森のガイド、川のフローティング、クラフト、釣り、貝化石採取など 夏長期のプログラムにもなる活動群やゲームなど展開中。  スタッフの動きも複雑で連携が必要なのですが、経験を大いに積み重ね中で・・、だんだんとチームワークができてきました。

 本日、国際ボランティアNPOのNICEのメンバー、日本人2名、イタリア人とイギリス人が各1名到着。 スタッフのテンション高く佳境に入ったプログラムが進行中なので戸惑いがあるようですが、徐々に・・、馴染んでくれることを期待しています。

2つの研究調査をします

2006-07-22 19:48:47 | 06 夏
長期村ブログもアクセス数が上昇中です。 各ご家庭にもブログ発信中をメールでご案内しなければ・・・。  長期期間中は、ブログとHPにて毎日の活動を報告して参りますので、よろしくお願い致します。

今年の長期村には、大学の2つの研究調査が入ります。 要綱を送付した時に皆様にお願いしましたが、ひとつは、北星大学心理コミュニケーション学科の蓑内教授の「子どもたちの自己概念・自尊感情に関する調査」で、長期村を通して、子ども達が自分に対する評価や自尊感情をどのように変容してゆくかをアンケートによって傾向をみるものです。  3週間もの長い間を50人近い人間関係の中で過ごす間に、子ども達の主体性が高まることは、私達の経験知では明らかな現象なのですが、それを、子ども自身が自己評価をもって調査する試みです。

もうひとつは、藤女子大学の栄養学専攻の4年生の卒業論文です。 ボランティアとして私達の活動に参加している、ゆっちー が行います。 自然体験活動と食の関係を調査する試みです。 こちらも 私達は、経験知として、3週間滞在している子の食が太くなり、活力に富んでくることは知っているのですが、実際にどのように食が変化しているのか、具体的には捕らえていません。 アトピーの子が良くなったりすることも数多くみてきました。 食や環境、生活習慣との関係もあるかもしれません。 楽しみな研究です。

もちろん、みなさんのプライバシーは厳守です。
ご協力のほどをお願い致します。

仕事が重なりだしました。

2006-07-20 20:34:33 | 06 夏
本日もお天気は今ひとつでしたが、カヌートレーニングに朱太川を全員で下りました。 熱帯から来たしーちゃんも 元気にはしゃいでいました。

 明日は、食料の買出し、各自抱える事務や準備ワーク、養護学校のカヌープログラム、食事当番などなど・・、微妙に仕事が重なりだして、スタッフ間の連携が必要になって来ました。 現在、自然学校に居るメンバーが中核になって、幾重にも同時発生する問題の解決に当たらなければなりません。  長期村の成功は、スタッフのチームワーク作りがうまくゆくか?にかかっています。

夜、教育大付属小プログラムに対応する みすたあとてるさんが到着。 ふたりとも出入りはありますが、長期村のディレクターでもあります。




水のリスクマネージメント研修

2006-07-20 09:17:50 | 06 夏
 19-20日と14名の参加にてスタッフトレーニングをしています。長期村に全日程のメインスタッフ達のチームワークづくりもかねて、合宿生活が始まっています。 現在集合中のスタッフのキャンプネームは、

ぼーぼー、たーぼ、まむ、だんぼ、やまちゃん、うえちゃん、はるちゃん、ももちゃん、しーちゃん、たかぎぃ、まりこさん、とばじぃ、とびぃ、ばんび

 天気は、曇り・・。水はやや冷たし。昨日は、心肺蘇生訓練の後は、川へ。私もなんども流れて、救助訓練。疲れて夕方は大いびきをかいておりました。

準備が着々と進んでおります。

スタッフが集結始めました!!

2006-07-17 13:24:53 | 06 夏
 いよいよ長期村のスタッフ、ボランティアが続々到着中です。
バンビは、週末のエコツアーから自然学校に合流。新人なるも水の生き物の調査を本職としていたので、川や海のことはなんでも知ってます。 夏休みの自由研修をかかえている子は、相談してくださいな。

 今晩は、台湾の大学生が実習で到着。 チンヨセンさんとシウジンさん。日本語も勉強中です。 あしたは、ぼうぼうも合流です。 

荷物について ワンポイントアドバイス

2006-07-14 19:56:25 | 06 夏
今日は暑かったですねえ!! みなさんの地域はどうでしたか?

荷物は、おうちの人、お母さんに作ってもらうのではなくて、必ず一緒に準備しましょう!!  何が自分の持ち物なのか、わからない人がいるようで、毎日たくさんの「忘れられ物」が出ます。  持ち物には、名前をしっかりと書いてください。 パンツや靴下も書いてあるといいですね。 

洗濯は、大きな洗濯機を共同で使います。なので・・・、洗濯ネットに自分の物を入れて何人かで一緒に洗いますから、ネットも忘れないでね。

荷物を入れる棚が一人ずつあたります。 その棚は大きいので、クリアーケースなどのしっかりとした箱に入れて、宅急便で送ると、そのまま整理箱として、棚に入れて使えます。

スタッフの陣容が決まりました。

2006-07-12 21:34:20 | 06 夏
ちょっと油断していたら、家の周りの雑草がすごいことになってしまいました。太陽は少ない日々ですが、草は茂るなあ・・・。 

さて、スタッフ陣も固まりましたよ。 あの「開さん」も序盤に参加します。外国人ボランティアをサポートするスタッフも2名増えます。 全日程を過ごすメンバーも20人くらいになりそうです。 3-4日間のボランティアの方々がいますので、総勢は今年も 30人を超える陣容です。

初めて参加するぶな森の新人さん達もカヌーや漁港の堰堤からの飛び込みとスタッフの関門を通過しています。