寒くなりましたね。今年の秋は暖かかったので紅葉の色づきはどうなるのかな、と思っていましたが、バッチリ染め上がっていました。目を上げれば稜線付近は雪化粧。大峰は一足先に冬の足音です。
さてさて、冬がやって来ようというのに、こちらはいまだに'06冬回顧録…
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2006年3月26日 十石山
春です。土曜の天気は晴れの予報。となるとじっとしているわけがない。
金曜夜の19号線を北上。薮原から上高地方面に折れて、中の湯に向かって走る。
お目当ては焼岳。好天の穂高の景色を思い浮かべれば気持ちも高まってくる。
ところが、釜トン口までやってきたら付近の道路傍は駐車禁止のガード!ガード!ガード!鉄壁の守り!
アターッ。慌てて出てきたものだから、駐車場のことを考えていなかった。
逆巻温泉方面に下れば駐車スペースもあるが、翌朝そこから歩くのが億劫に思われ、あっさりギブ。
目的地を変えて十石山に行くことにした。
上高地乗鞍林道のゲートで一人寂しく車中泊。
翌朝、外は快晴。白い乗鞍の頂が見えている。
6時45分スキーを履いて林道歩きスタート。
登山道に入って少し嫌なトラバースを経て窪地に取り付くと、いきなり急登が始まる。
ターンを繰り返して先行していた中高年登山隊を追い抜くが、そのうち斜度がきつくなってこっちがモタモタしていうちに抜き返されてしまった。一息入れてガッシガッシとエッジを効かせて頑張る。そして今度はツボ足で難儀している彼らを抜き返す。
8時。1800メートルの台地に達する。地図では平坦な区域だが、樹林の中で細かな起伏もあり、慎重に地図を読みながらコースを選ぶ。事前に参考にさせていただいた記録では左寄りに進みすぎて、尾根に乗り損ねたとの記述もあったので、出来るだけ右寄りの尾根筋を進む。
大きなカモシカに遭遇。アナタはなぜそんなトボケ顔なの?
台地を抜けて再び尾根に取り掛かると、針葉樹の間の狭いコースを縫うようにターンを繰り返す。ここが結構キツイが、高度を上げるとやがて穂高が見えてくる。
10時。樹林帯を抜ければそこから上はパラダイス。あと少しで素晴らしい無木立バーンだ。
バーンだ!
ガッシガッシとシールを効かせて快調に登行。
11時。十石山山頂に到着した。
ピークからの眺望は超一級!
穂高はもちろんのこと、笠ヶ岳とその奥に続く北アの峰。
乗鞍は近くにでっかいし、遠くは白山もよく見渡せる。
快晴の下、風も弱く穏やかな春の天気。1時間程頂上でぶらぶら。
その間に2人組スキーヤーさんと大人数スキーパーティーさんも上がってきた。
12時。いよいよ白一色の斜面を滑り降りる。
上部はクラスト、中段から下部は少し重いパウダー。
とても気持ちいい斜面だ!
先に降りていた2人組さんがスキーを脱いで登り返してきたので、僕もマネして登り返す。
なるほど。こんな気持ちいい斜面を1本だけで終わらせるのは勿体無い。
12時40分。十石山二杯目。
お腹いっぱいになったところで、下山を決める。
登りに使った尾根より北側の沢筋を滑る。
重い雪に足をとられてスキーをコントロールできずに転倒。
こういうところで上手く滑れないのは技術のない証拠。へこむわ。
ここから下部は登りに使った狭い樹林帯。細かいターンに足がついていかない。
かなり体力を使う。
1800mの台地で登りコースから南東方向に大きく外れてしまったが、
GPSでルートに復帰。こういう時はGPSがあると非常に助かる。
14時過ぎ。林道ゲートに無事到着。
十石山は下部の樹林帯が結構煩わしいものの、トップの景色と斜面は実に爽快。
なかなか楽しいコースだった。
折角だから、今日こそは白骨温泉に浸かって帰ろうと思ったけれど野天風呂は休業中。
今回も白骨温泉はお預け。
(カシミール3Dにより作成)
さてさて、冬がやって来ようというのに、こちらはいまだに'06冬回顧録…
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2006年3月26日 十石山
春です。土曜の天気は晴れの予報。となるとじっとしているわけがない。
金曜夜の19号線を北上。薮原から上高地方面に折れて、中の湯に向かって走る。
お目当ては焼岳。好天の穂高の景色を思い浮かべれば気持ちも高まってくる。
ところが、釜トン口までやってきたら付近の道路傍は駐車禁止のガード!ガード!ガード!鉄壁の守り!
アターッ。慌てて出てきたものだから、駐車場のことを考えていなかった。
逆巻温泉方面に下れば駐車スペースもあるが、翌朝そこから歩くのが億劫に思われ、あっさりギブ。
目的地を変えて十石山に行くことにした。
上高地乗鞍林道のゲートで一人寂しく車中泊。
翌朝、外は快晴。白い乗鞍の頂が見えている。
6時45分スキーを履いて林道歩きスタート。
登山道に入って少し嫌なトラバースを経て窪地に取り付くと、いきなり急登が始まる。
ターンを繰り返して先行していた中高年登山隊を追い抜くが、そのうち斜度がきつくなってこっちがモタモタしていうちに抜き返されてしまった。一息入れてガッシガッシとエッジを効かせて頑張る。そして今度はツボ足で難儀している彼らを抜き返す。
8時。1800メートルの台地に達する。地図では平坦な区域だが、樹林の中で細かな起伏もあり、慎重に地図を読みながらコースを選ぶ。事前に参考にさせていただいた記録では左寄りに進みすぎて、尾根に乗り損ねたとの記述もあったので、出来るだけ右寄りの尾根筋を進む。
大きなカモシカに遭遇。アナタはなぜそんなトボケ顔なの?
台地を抜けて再び尾根に取り掛かると、針葉樹の間の狭いコースを縫うようにターンを繰り返す。ここが結構キツイが、高度を上げるとやがて穂高が見えてくる。
10時。樹林帯を抜ければそこから上はパラダイス。あと少しで素晴らしい無木立バーンだ。
バーンだ!
ガッシガッシとシールを効かせて快調に登行。
11時。十石山山頂に到着した。
ピークからの眺望は超一級!
穂高はもちろんのこと、笠ヶ岳とその奥に続く北アの峰。
乗鞍は近くにでっかいし、遠くは白山もよく見渡せる。
快晴の下、風も弱く穏やかな春の天気。1時間程頂上でぶらぶら。
その間に2人組スキーヤーさんと大人数スキーパーティーさんも上がってきた。
12時。いよいよ白一色の斜面を滑り降りる。
上部はクラスト、中段から下部は少し重いパウダー。
とても気持ちいい斜面だ!
先に降りていた2人組さんがスキーを脱いで登り返してきたので、僕もマネして登り返す。
なるほど。こんな気持ちいい斜面を1本だけで終わらせるのは勿体無い。
12時40分。十石山二杯目。
お腹いっぱいになったところで、下山を決める。
登りに使った尾根より北側の沢筋を滑る。
重い雪に足をとられてスキーをコントロールできずに転倒。
こういうところで上手く滑れないのは技術のない証拠。へこむわ。
ここから下部は登りに使った狭い樹林帯。細かいターンに足がついていかない。
かなり体力を使う。
1800mの台地で登りコースから南東方向に大きく外れてしまったが、
GPSでルートに復帰。こういう時はGPSがあると非常に助かる。
14時過ぎ。林道ゲートに無事到着。
十石山は下部の樹林帯が結構煩わしいものの、トップの景色と斜面は実に爽快。
なかなか楽しいコースだった。
折角だから、今日こそは白骨温泉に浸かって帰ろうと思ったけれど野天風呂は休業中。
今回も白骨温泉はお預け。
(カシミール3Dにより作成)
不精もんですので、日記なんぞ付けられません。
朧気な記憶を辿っています。
でもデジカメとGPSが時間とポイントを記録してくれているので整理し易いです。最近の機器類って凄い便利だわ。
yohdyさん、激パウ北海道にいるんだから是非スキー始めてください。
>TOKKEN君
YASUHIRO氏オススメだったんですね。
冬の気配とともにMLも賑わってきそうですね。
天気がよくてうらやましい。
またいつか僕も行きたいです。