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アントニオ猪木が1976年に始めた異種格闘技戦の舞台裏を取材したノンフィクション。
猪木の長いプロレスラー人生の中で、やらせなしのいわゆるリアル・ファイトは1976年にやった3試合のみとのことだ。
この取材っぷりがすごい。30年以上前の話しをオランダや韓国、パキスタンにまで行って聞いてるんだもんな。しかもその経費は自分の退職金をあてて1000万以上使ったらしい。
自分じゃ絶対できんわ。
印象的だったのは、馬場の猪木潰し、プロレスや格闘技に興味を持つ人の割り合いは日本人が世界で一番で多い、オリンピックで優勝したのにヒモだったということで一生認められなかったルスカの悲劇。