渋谷のシネマライズで
『潜水服は蝶の夢を見る』を観る。
ココに来るのも久しぶりだなと調べてみたら、
3年ちょっと前に
『茶の味』を観ていた。
お世話になったノダさんにお礼を言おうとしたら、残念ながらお休みだった。
雑誌「ELLE」の編集者、ジャン・ドーは、三人の子を持つ父親。
ある日突然、倒れ、目をさました時には、左目しか動かない体になっていた。
その後、まばたきにを動かすことで、自分の意志を伝え本を書く。
同じ原作を日本で撮ったら、もっと湿っぽくなりそうだけど、
ユーモアや皮肉っぽいところがあったり、とんでもなく美しい映像のおかげで、
楽しいというか、不思議な体験ができた。
患者さんや病院や、医師がおしゃれで美しいのがいいやね。
伊丹十三の『タンポポ』を思わせるシーンもあった。
「映画館のシートが狭くて、つらかった」って、まったくもってその通り。
オープン当初は、最先端バリバリだったシネマライズも、
今の映画館と比べると、居心地はかなり悪いね。要リニューアル。