どんどん忘れていく

毎日の記録

奥村靫正展「第2回奥村祭り」

2013-05-10 08:59:55 | ライブ


2013年5月7日(火)~ 5月31日(金)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料
タイムトンネルシリーズは、第一線で活躍するクリエイターのデビュー当時の作品にスポットをあて、その発想や表現方法の原点を探る展覧会です。
31回目の今回は、アートディレクター・グラフィックデザイナーの奥村靫正氏にお願いしました。
1970年代初め、WORKSHOP MU!!のメンバーとして、眞鍋立彦氏と中山泰氏とともに、はっぴいえんどやサディスティック・ミカ・バンドなど、日本のロックミュージックの黎明期のレコードジャケットを数々手がけた奥村氏。その後、YMOのレコード、ポスター、映像、ステージ、CMなどのアートディレクションを担当、鮮烈なビジュアルを次々に送り出し、日本の音楽シーンに多大なる影響を与えました。1989年からは、いち早くコンピュータを駆使したグラフィック表現による実験的な作品、そして幼少期から学んだ日本画の画力を活かした作品など、その手法やアプローチは多様ながら、幼い頃から培った審美眼とアーティスティックなデザイン表現は、唯一無二の存在といえます。近年では、篠山紀信氏の写真集『ATOKATA』ブックデザインや、細密な線画による「ヒロシマ・アピールズ 2012」ポスター制作など、新たなアプローチを続ける奥村氏。
タイトルの「奥村祭り」は、独立後、1982年に初めてADC賞を受賞した氏を祝う会の名前から。それから31年を経て開催する2回目の「奥村祭り」は、二会場にわたって、デビュー当時から現在まで、奥村デザインの魅力に迫る展覧会です。