川崎市岡本太郎美術館 でおこなわれている横尾忠則 公開制作 第二弾を見に行く。
小田急線で向ヶ丘遊園まで。小田急線はたまーにしか乗らないので、いつも遠足気分になるな。
10分ちょっと歩いたら、生田緑地。確実に空気が変わる。あー、のんびり。
おれにとっては神様である横尾さんが目の前で絵を描いている姿にただただ感激。
休憩をはさみつつ約6時間楽しませていただきました。
2回おこなわれた質疑応答のコーナー。手をあげて質問をする人が多いこと多いこと。
横尾さんは73歳で絵を描くだけでも大変なんだから、もうちょっと控えめに質問すればいいのにと思っていたら、
「ここ最近ずっと喘息で、ここで話すのはいいリハビリになるんですよ。じゃぁ、ボクから質問しますね」と言ってた。すごいタフな人だ。
終わってからは、急遽サイン会が開かれていた。おれの神様はタフで気さくだった。
・遊ぶために生きているのであって、仕事をするために生きているんじゃない
・毎年この時期になると喘息になる。休養のためにハワイへ行くと、
空港に降りた時点で喘息がなおる
・自分のアトリエで絵を描くと、休んだりしてさぼってしまうから、
こういう公開制作のほうがみんなのプレッシャーもあって描きやすい。
・ねらって描くとつまらなくなるので、ねらわないで描くのがねらい
・この日の模様は
NHKの日曜美術館 で放送されるらしい
この日は撮影OK! 会場には写真好きの学生さん、和彫りバリバリな人、おじいちゃんおばあちゃん、小学生等々、いろんな人たちが。
絵を描く時はその絵にふさわしい格好で描くらしい。
Y字路シリーズの時はその場を作るということで、鳶職の格好(だったかな?)。
今回は赤のシリーズということで、おレンジというか柿色のシャツ。
会場にオレンジのシャツやストールをまとっている人が何人かいた。
自分の靴の一部がオレンジだった。おー!ささやかなシンクロニシティー。
横尾さんの日記
2歳くらいのコを抱いたお母さんが途中で入ってきた。
その娘が絵を指さして「あれっ、おばけ?」とお母さんに聞いてて笑った。
やっぱ、子供は面白いなー。