ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

長崎五島列島巡り~世界遺産江上天主堂の奈留島へ

2024-05-10 23:12:03 | たび<国内>
海上タクシーに乗るのは初めて。



操縦室は客席のすぐ前にあり、興味津々で見せてもらいました。
操縦自体は、シンプルで、意外と簡単そう(動かすことだけなら)。



ずーっと見ていても飽きることがない、青い海。

奈留島は人口1800人で、久賀島と比べると町です。
とはいえ、どちらの島も昔はもっと栄えていて、賑わっていたそうです。
この話はどの島でも耳にしました。
一番多い時で、久賀島は4000人ぐらい、奈留島は1万人以上住んでいました。



江上天主堂に向かいます。木々の向こうに見えてきました。







こちらも1家族しか残っていません。
維持するために、奈留教会からお手伝いに来ているそう。
湿気が多いところなので、高床式になっています。
久賀島でも奈留島でもイノシシが増えてしまって、
ここでも周りにイノシシ除けのフェンスが張ってありました。

奈留島では、人口の6割ほどが元々キリシタン系の人たちで、
1割がカトリック、
キリシタンの人たちは明治になって、神道になった人が多いそうです。



ツアーは昼食付き。



新鮮なカンパチの刺身に、煮付け、海藻もおいしくいただきました。



また、別の海上タクシーに乗って、移動します。



これもかなり古そう。後部席は、ソファー席になっています。おもしろ~。



次の目的地は、そこへ行く道路はなく、船でしか行けない、若松島にあるキリシタン洞窟。



弾圧から逃れて、この洞窟に隠れた家族がいましたが、見つかってしまい、
拷問にあうことに。その後、聖地となり、巡礼に訪れる場所となりました。





岩場をぐるりと回り込むと……



こんな穴が見えてきます。



反対側に回ると、こんなふうに見えます。ここが、ハリノメンド。
メンドは、穴のことで、針の穴。ここがキリストを抱くマリア像のように見える、そうです。
そういわれてみれば。

これですべての訪問は終了。解散地の若松港へ向かいます。



鹿が見えます!



何頭も集まっていますよ。



美しすぎる~。



昨日渡った若松大橋を、今回は海上タクシーでくぐります。





海上タクシーを操縦していた方は、その会社の社長さん、
キリシタン洞窟やハリノメンドではかなりスピードを緩めて、止まってくれたり、
いろいろサービスをしてくれました。
最後は、若松港近くでブリ?の養殖しているところに近づいて、見せてくれました。
ちょうど餌やりをしていて、魚がバシャバシャ餌に食いついています。
餌は船から機械で飛び出してくる仕組み。初めて見ました。



お世話になりました~!!

今回のクルーズは、本当に素晴らしいものでした。
個人では訪れることが難しい場所やルートで効率良く回ることができ、
知識・経験が豊富なガイドさんから興味深い話をたくさん伺うこともでき、大満足!
正直、18000円は高いんだけどな~と思いながら申し込みましたが、
参加して本当に良かったです!

若松港で解散。10人のうち私を含め4人とガイドさんは
フェリーで福江に戻ります。ほかの方々は、中通島へ。



来ました~!
中はとてもきれい。かなり新しいですね。



下の階は、ごろ寝コーナー。



上の階は、ゆったりシート。やはり、テレビが付いています。



こんなシートも。船内は、かなり空いていたので、ここに座っての~んびり。



こちらに大きなトラックなど、何台も乗り込んできました。



キッズコーナーまであります。



え~っ!エレベータまでありますよ!
それほど大きなフェリーでもないのに、びっくり。
どの島にも高齢者が多いからでしょう。



福江に戻って、夕食タイム!
「いけす割烹 心誠」という、ガイドブックでもよく紹介されているお店へ行ってみました。
刺身定食1900円。五島でお魚三昧していますね~。



8種類もありますよ。あまり感動しないキビナゴですが、
一応、食べておきたかったので、ちょうどよかったです。
どこで刺身を食べても、醤油がちょっと甘くて濃い、九州らしい醤油が出てきます。



昭和な喫茶店「こふひいや」で、
モカショコラケーキ(お腹いっぱいだったので、一番小さいものを選びました)と紅茶を。

ここも有名な喫茶店ですが、数週間前、福江出身の女優川口春奈が
「人生最高レストラン」で、このお店のドリアを紹介していたんですよ。
まあ、それはどうでもいいんですけどね、昭和な喫茶店に行ってみたくて。
モカショコラは、昭和なバタークリームが使ってあって(多分)、
懐かしい味がしました。紅茶は、きちんと淹れてある紅茶。
食事メニューも確かに気になりますが、
地魚優先ですからね。
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長崎五島列島巡り~世界遺産久賀島の旧五輪教会

2024-05-10 22:14:31 | たび<国内>
「五島列島キリシタン物語 縦断クルーズ編」で、
久賀島(ひさかじま)の牢屋の窄(さこ)殉教記念教会、旧五輪教会堂、
奈留島(なるしま)の江上天主堂、若松島のキリシタン洞窟、ハリノメンドを巡ります。

世界遺産となっているのは、「久賀島の集落」と
「奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)」です。



まずは、福江港から久賀島の田ノ浦港へ。
参加者は10人。ガイドさんは、若松島出身で、久賀島にもう42年住んでいる経験豊かなお方です。



久賀島に長年住んでいるため、経験に基づいた興味深いお話ばかりです。





この地では、明治初期に一番迫害を受けました。
狭い牢屋に200人が入れられ、子どもも含め、42人の死者が出ました。
毎年10月に殉教祭が行われるそうです。



久賀島は、現在、人口は250人ほど。そのうちカトリック信者は約50人。
お世話になった貸切タクシーの運転手さん(後期高齢者)はカトリックとのこと。
旧五輪教会堂へ向かう道は、対向車が来たらすれ違うことができないような細い道が続き、
私は思わずガイドさんに、「ポツンと一軒家」に出てくるような道ですね!と。
運転手さんのハンドルさばきは、見事!としかいいようがないです。

ガイドさんが住んでいる地区も通り、さまざまなお話を伺いました。
高齢化が進み、自分は後期高齢者なのに、若いほう。
90代の人も畑仕事などして、働いているから元気。
やはり若い人は出ていって、帰ってこないので、この地区の3分の2くらいが空き家。



旧五輪教会堂へは、車で行くことはできず、手前のほうから
こんな道を500mほど、歩いて向かいます。
島の人にとっては、海は道路と同じで、船で行くほうが便利のようです。



現役の五輪教会(右側)と、旧五輪教会堂が見えてきます。
今日も絶好のクルーズ日和で、美しすぎる海!



五輪(ごりん)という地区で、苗字としては、「ごりんさん」と「いつわさん」両方がいたそうです。
現在は、もう1家族2人しか住んでいません。
実は、五輪真弓のお父さんが19歳まで久賀島に住んでいたそうで、
おじいさんのお墓もこちらにあるとのこと。



カトリック信者だったようです。





こちらは現役の五輪教会。ほかの地区からも信者さんが来ています。





透明度がすごいです。









明治14(1881)年に建てられ、昭和6(1931)年にこちらに移築されました。
ここはもう使われていないため、中の写真を撮ることが可能です。





教会がどういった建て方をしているかよく分からない時代、
長崎の大浦天主堂を見に行って、実際に建てたのは仏教徒の船大工4人。



この窓が、海の青さと相まって、美しい!









台風や大雨にもよく耐えてきたと思います。





素晴らしい教会です。
車がやっと1台通れるほどの道、駐車場からの美しい風景を見ながらの道のり、
透明度が抜群の海の目の前に佇む木造の教会、
全てが一体となって、感動的な訪問となりました。



ここからは、海上タクシーで、隣の奈留島へ移動します。
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長崎五島列島巡り~福江のホテル・五島牛丼・伊能忠敬の足跡

2024-05-10 21:25:40 | たび<国内>
今日は、今回の旅で一番のメインイベントの日。
「五島列島キリシタン物語 縦断クルーズ編」に参加します。
長くなりそうなので、いくつかに分けることにします。
まずは、福江島のホテル編。

トヨタレンタカーを奈良尾店で乗り捨て、
奈良尾港まで送ってもらいます。



ジェットフォイルで福江港まで30分。早いです。
ホテルは、2019年にオープンした、ちょっといいホテル。
福江港から歩いて5分、便利です。



こちら側は港に面していて、テラスが付いているオーシャンビューの広い部屋はお高く、
私が予約したのは反対側の安いほうの部屋。



それでも、あご(飛魚)が飛んでいる、なかなかいいお部屋です。
広いテーブルに、座りやすいソファー、素晴らしい!
朝食付きで1泊12650円。2泊します。
夕食は、どこで食べようかな~。



ホテルのすぐ近くの公園に、こんなものが。



尊敬する伊能忠敬が測量のため、はるばる福江までやってきたのですね。
五島列島を旅していると、遣唐使が風待ちのため留まったとか(中通島の青方など)、
歴史の中でしっかり存在していることがよく分かります。
国境の街でもあるわけですからね。

福江市街の地図を見ると、中心にアーケード商店街が出ています。
アーケード好きとしては、ほんの少しだけ期待して行ったら、
あ~あ、やっぱりね、シャッターばかりが目に飛び込んできました。
いくつか店を調べておいたつもりですが、一見、入りづらそうな……。

店主は福江出身ではないものの、五島牛を見出し、
人気のステーキ屋となっている「望月」へ行ってみることにしました。
さすがの有名店、ほぼ満席です。
かなりのお客さんがステーキを注文しているようです。
五島牛のステーキは、一番安いロース150gが4900円。おお!
もちろん、ステーキを食べるわけではないので、いいですが。



というわけで、五島牛丼1050円。牛丼だって、食べないんですけどね。
せっかく五島へ来たことだし、少しだけでも食べてみようかと思って。



濃い味付けで、つゆだく状態です。ご飯全部、つゆに浸っています。
玉ねぎはトロトロ。五島牛、ありがたくいただきました。
1050円で貴重な五島牛を体験できたのは良かったです。1050円とお安くいただいたのに……



食事を注文した人には、コーヒーかコーヒーゼリーが付いてきます。
なんだかうれしいですね、こういうサービス。

前日の、オンボロビジネスホテルとは打って変わって、
快適な部屋の気持ちいいベッドで快眠。



朝食は、1階のレストランで。大きな窓からは、福江港が見えています。



五島産のアジ巻きかまぼこ、イワシハンバーグに地魚の照り焼き、
目玉焼きも福江の養鶏場の卵を使っています。
五島うどんも、つい取ってしまって、あ~、朝からお腹いっぱい!
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