ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

食品ロスの問題

2019-05-23 18:38:14 | 日記
前回、プラスチックごみの問題について
マジメに書いたので、
その流れで、今回は食品ロスのネタで。

テレビで食品ロスの問題を取り上げていました。
自治体で本格的に取り組んでいく
ようにさせるとかなんとか。

これまた、物事の本質を見ないまま、
目先のことだけをどうにかしようという
いつものお話ではないでしょうか。

テレビからの情報ですが、
日本で食品ロス、つまり食べないで
捨てられてしまう食品が
年間600万トン以上出るとのこと。
まだ食べられるのに破棄されるものも
もちろん含まれています。
<追記:国内で2016年度に廃棄された食品は約2759万トン、
そのうち、まだ食べられたものは約643万トンあった
そうです。そういうことだったんですね。>

スーパーやレストランで売れ残った食品・食材を
捨てることにも改善策が必要ですが、
家庭から出るものが全体の45%だそうで、
それにはびっくりしました。

どうして???

家で食べ物を捨てることなど
私はありません。
冷蔵庫に入れてあったのに
忘れてしまって……
といったことは起こらないのです。
食材を買いすぎて食べきれない……
ということもありません。
作りすぎて、捨てるしかない……
それもありません。

ほぼ自信を持って言えます。

それが当たり前だと思って
料理を作ったり食べたりしているので、
食品ロスということ自体、
起こりえないのです。

忘れていたからといって、
買いすぎたからといって、
作りすぎたからといって、
食べきれないからといって、
いとも簡単に食べ物を捨ててしまう人々。
食べ物に対する尊敬の念、
感謝の念を
忘れてしまっているのではないですか。

ご飯を一粒も残さず食べる、
そのように育ってきました。
その精神からすれば、
当然、食べ物を捨てるという発想は
生まれてきません。

自然の恵みをありがたくいただく。
そこに捨てるという概念はありません。

日本人の心にあったはずです、
自然に対する尊敬の念。
自然の恵みに感謝する念。
お百姓さんに感謝しなさい、
ということも言われていましたよね。

その精神をみんなの心に育んでいけば、
食品ロスという言葉自体なくなるのでは、
という考えは甘いでしょうか。

賞味期限が迫ったものは流通に乗せられないとか、
不揃いの野菜は売れないとか買わないとか、
百貨店では閉店間際まで食品が並んでいなければならないとか、
そういった根源的なところも改善しなければ
問題は解決されません。

野菜を自分で作ってみれば、
スーパーで売っているようなきれいに揃った
野菜ができるわけではないことがすぐに分かります。

物事の本質をとらえる。そして、行動に移す。
いまの日本人に欠けていることです。

いじめや虐待の問題も、
人間教育、愛の教育、命の教育、死の教育を
子どもにも大人にもしっかりしないと
根本的な解決にならないのに。
そのネタはまた別の機会に。
コメント
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