長池公園“築池”の湿地に生育する「クサソテツ(草蘇鉄)」。コウヤワラビ科(←クサソテツ科・オシダ科)クサソテツ属の落葉性シダ植物で春に栄養葉を伸ばして群生する。葉は明緑色で草質は柔らかい。そのためか写真の群生の葉はかなり虫に喰われている。コゴミも美味しいが新葉も美味しいのだろう。葉身は50~60センチで側羽片は中ほどのものが一番長く先端側と基部側は短くなる。先日、裏高尾の小仏川沿いでクサソテツの小群生を見たが、新芽のコゴミがほとんど切り取られていた。稀少種ではないが、野のツクシやゲンゲを摘むこととは違うだろう。
コゴミやゼンマイなどは、必ず何本かは残すと云うのがルールですから、全部取られていたとは困ったものですね。