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ヤマホオズキ・10~高尾山系

 高尾山の登山道脇で見られる「ヤマホオズキ(山酸漿)」。関東地方以西の山地のやや湿った場所に生育する多年草で8~9月に葉腋に直径7~8ミリの淡黄色の目立たない花を下向きに咲かせ花後に萼片が成長して果実を包み込む。ナス科植物は連作障害の性質があり数年経つとその場所では消滅してしまう。一昨年までは1号路や2号路で見ていたが今はそこでは見られない。写真の株は当地のブロガーさん情報で久し振りに見ることができた。
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虫・30~ダイミョウセセリ

 長沼公園“野猿の尾根道”のキクイモに止まった「ダイミョウセセリ(大名せせり※)」。セセリチョウ科ダイミョウセセリ属の蝶で北海道~九州の林地に生息している。近畿地方以西のものには後翅の中ほどに白い斑があるようだが写真の個体には見られず“関東型”と呼ばれる。茶褐色の翅に白い斑がある様子を大名の羽織袴の紋所に見立てている。ちなみに“セセリ”とは尖ったもので突き回すという意味の“せせる”で、この仲間が花の蜜を吸う様子から名付けられている。
 ※せせりの漢字は手へんに弄
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