元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
番外編・5~『由木の植物目録2022』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/98/fe3cda25a0534bd6f6cf3574bb417234.jpg)
長池公園副園長のK氏が約20年に亘るライフワークとして由木地区(東京都八王子市東部)に生育する野生植物についてひとつひとつ名前を調べ上げその成果として『由木の植物目録2022』を完成させた。目録には由木で確認された全1,731種(品種を除く=例えばタチツボスミレ、オトメスミレ、シロバナタチツボスミレ、ミドリタチツボスミレは1種に纏められている)で、国内有数の植物相の豊かな高尾山周辺では約1,600種が確認されていることを思うと、由木地区も極めて豊かな植物相であることがわかる(但し目録には帰化植物や栽培品の逸出などの外来種が569種含まれている)。目録には、和名、学名、生育地域、産量(ごく稀、普通など)などが詳しく掲載されており、写真は珍しい植物が93枚のみ掲載されているが、当然1,731種の写真など膨大なバックデータが存在していておりすべての種に写真を載せたら大図鑑になる。氏は1987年生まれなので今年35歳。私の息子より若いが、私の植物観察の師匠でありその探求心の強さや知識の奥深さはただただ感服するばかりである。余談ながら目録のうち2~3種類は私からの情報提供で掲載されているものでわずかでも協力できたことは嬉しい限り。今後の励みにもなる。18年前に私がこのブログを始めたのは自分の住む南大沢の植物名を知るためであり、氏の研究活動と偶然にも重なっている。地域は由木地区を中心としているがそれ以外に高尾山や多摩川など自分の脚で移動できる範囲の植物も掲載しており更にタチツボスミレとオトメスミレは別にカウントしているのでこのブログの現時点の植物数は2,066種となっている。
コメント ( 12 ) | Trackback ( )
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長池公園副園長のK氏の『由木の植物目録2022』の完成の
お話を伺いました。素晴らしいですね~♪
そこには、多摩NTの住人さんの情報提供も含まれるなんて・・・
益々魅力的で、羨ましい~師弟関係ですこと。
植物大好きな同好のお仲間は、今後も益々研究に磨きが
かかる事でしょう~~誠におめでとうございます。
(⌒∇⌒)
多摩さんも膨大な資料を完成されていて♪
師とされている方の植物目録2022 完成となったのですね
おめでとうございます
地域内の植物が網羅されているとなると心強くて喜ばしいことです~
お互いのこれからの道に光が明るくあたりますようにお祈りしたいです。
帰化植物や栽培種の逸出はもうどうしようもないですね。
外したら却ってややこしくなりそうです。
公園副園長さんのお仕事は凄いと思いました。
それと同時に御身の18年の継続と資料の蓄積も凄いことだと思いました。
お二方の大仕事に対してアッパレ!を呈上いたします。
横浜の住宅地区に住んでいては、多摩NTの住人さんのブログを参考にして、見つけられる植物を探し回っても、やはり限界があります。
楽さんのように、徹底して県内を歩き回り続けることは私にはできませんし…。
折角行ったので、周囲をきょろきょろしたら自然館前のミツデカエデに花が咲いておりました。多摩様はもうご存じかもしれませんね。
昨日の夕方はちょっと上柚木公園をお散歩しました。アカネスミレがいくつも目についてラッキーでした。この前行った時にはナガバノスミレサイシンが主流でしたが、もう終わっていました。園内ではマルバアオダモやニワトコが咲いて、季節は本格的な春ですね。