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イケマ・3~開花

 奥高尾の陽当たりの良い崖地に生育している「イケマ(牛皮消・生馬)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で北海道から九州まで山地の陽当たりの良い林縁や草地で見られる。花期は6~7月で葉腋から散形花序を出し直径1~1.5センチの花を多数咲かせる。同属のコイケマはほとんど開かないが本種は花冠が大きく開く。イケマの根には毒がありアイヌがその毒を矢に塗り狩猟を行っていたという。その名前はアイヌ語で“カムイケマ(神の脚=神の根)”から来ている。また民間では生薬“牛皮消根(ごひしょうこん)”として強心・利尿などに利用される。“生馬”の字はアイヌ語の音を当てたようだ。名前に牛と馬の字が揃っているのが面白い。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Unknown (平家蟹)
2023-06-26 12:20:54
コイケマは少ないながらもなんとか見てますがイケマは全く見たことがありません。
これは見事に開いていますね、コイケマもせめてこの半分くらい開いてくれないかな。
 
 
 
平家蟹様 (多摩NTの住人)
2023-06-26 19:51:21
コメント有り難うございます。コイケマは当地でも個体数が少ないです。イケマは高尾山系の山奥でしか見ていません。
 
 
 
こんばんは (山ぼうし)
2023-06-26 23:21:39
花弁(花被片?)と萼が二重に咲いているようです~。
イケマ、コイケマ両方とも未見です。
 
 
 
見ているかなぁ (地理佐渡..)
2023-06-27 06:01:58
おはようごさいます。

イケマ、コイケマ。ともに見ているかなぁ。
なは聞いたことありますねぇ。
 
 
 
山ぼうし様 (多摩NTの住人)
2023-06-27 07:42:27
コメント有り難うございます。花の構造は複雑ですね。
 
 
 
地理佐渡.様 (多摩NTの住人)
2023-06-27 07:46:20
コメント有り難うございます。花色が地味なので見つけにくいですね。そちらも分布域だと思います。
 
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