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セリバオウレン

 キンポウゲ科オウレン属の「セリバオウレン(芹葉黄連)」。本州や四国に分布している多年草で雌雄異株。葉は全て根生し小葉がセリのように細かく切れ込む。同属のコセリバオウレンの葉が3回3出複葉になるのに対して本種は2回3出複葉になる。当地では開花期は2~3月でコセリバオウレンよりも半月程度遅い。写真は雄花で多数の雄蕊が密生している。花弁のように見える外側の裂片は萼片でその内側にヘラ状の花弁がある。
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アオモジ・6~開花

 クスノキ科ハマビワ属の「アオモジ(青文字)」。山口県や九州地方に分布する落葉小高木で切り花生産目的で近畿地方に持ち込まれたものが野生化している。関東地方では公園樹や庭木で見られるが耐寒性が弱く何年かすると姿が見えなくなる。クスノキやクロモジと同じように材や果実には芳香があり精油の抽出に利用されるようだ。早春に葉が展開する前に二年枝の葉腋に集散花序を出して直径7~8ミリの小花を多数咲かせる。写真は雌花序で雄花序よりは花数が少ない。
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