goo blog サービス終了のお知らせ 
goo

コマツナ

 中山地区の畑で鮮やかな十字花を咲かせている「コマツナ(小松菜)」。アブラナ科アブラナ属の一年草で、江戸時代初期に現在の江戸川区小松川付近で栽培が始まったことから名付けられている。耐寒性が強く1年を通して栽培できるため晩秋でも花を見ることができる。旬は冬で「フユナ(冬菜)」とも呼ばれ、白菜とともに冬の野菜の代表格になっている。
 以前、塩野七生さんの『十字軍物語』について紹介したが、その文庫4冊を読んで大学受験以来久し振りに十字軍の歴史について学び直した。先日、通勤時に愛用しているウォークマンから、♪♪ドミニク ニク ニク ソラレントシンプレ~ と軽快なフランス語の歌が流れてきた。子供の頃、ザ・ピーナッツが ♪♪ドミニカ ニカ ニカ 天使のような笑顔見せて~ と歌っていた楽しい曲だが、原曲は実は13世紀のアルビジョワ十字軍やマグナカルタで有名なイギリスのジョン失地王の時代の修道士達の過酷な布教活動を歌っているものだった。
 ザ・ピーナツバージョンの訳詞には“盲の少女”という差別用語があったためか、その後のNHK『みんなのうた』のNHK東京放送児童合唱団バージョンでは原曲とはずいぶん違った訳詞になっている。ペギー葉山バージョンの訳詞が一番原曲に近いが、私はザ・ピーナッツバージョンの記憶しか無かった。
 さて、ローマ教皇として38年振りに日本を訪れた教皇フランシスコは、4日間の日程を終えて、今日午前、帰国の途に就かれた。

<ペギー葉山バージョン>
訳詞:あらかはひろし 昭和39年

<ザ・ピーナッツバージョン>
訳詞:福地美穂子 昭和39年

<NHK東京放送児童合唱団バージョン>
訳詞:島恵郎 昭和40年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

タカオフウロ・1~高尾山6号路

 フウロソウ科フウロソウ属の「タカオフウロ(高尾風露)」。同属のミツバフウロの変種とされ、高尾山で発見されたので名付けられている。ゲンノショウコの萼片や花柄にはたくさんの毛が見られるがミツバフウロは無毛。またゲンノショウコの葉は3裂や5裂のものが混在するのに対して、ミツバフウロの葉はすべて3深裂になる。タカオフウロはミツバフウロと同じく葉はすべて3深裂し花の様子も同じだが、萼片や花柄に毛が多いのがミツバフウロと異なる。花径は1.5センチほどで花弁は5枚。雄蕊は10本だが写真は既に雌性期にあり雄蕊は見えない。写真は高尾山“6号路”の麓付近のもの。
コメント ( 18 ) | Trackback ( 0 )

アイナエ・3~紅葉

 中山地区の農道脇で見られる「アイナエ(藍苗)」。マチン科アイナエ属の一年草で夏に直径2.5ミリほどの白い小さな花を咲かせる。花期には他の雑草に埋もれて目立たないが、晩秋には小さな葉が紅葉(黄葉)するので見つけ易くなる。とは言え葉の長さは6~7ミリでその気にならなければ気付かない。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

センボンヤリ・5~高尾山頂付近

 高尾山頂付近の道端で見られる「センボンヤリ(千本槍)」。キク科センボンヤリ属の多年草で、この綿毛の様子を大名行列の毛槍に見立てている。センボンヤリは春型の開放花秋型の閉鎖花があり、写真は閉鎖花から出来たもの。また春型の草丈は10~15センチ程度なのに対して、秋型は20~30センチにもなる。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )

リュウノウギク・2~高尾山5号路

 高尾山“5号路”の崖上に咲く「リュウノウギク(竜脳菊)」。山頂から駆け足で下っていたので危うく見逃すところだった。この葉を揉むと清涼感のある樟脳のような香りがする。“竜脳”とは、東南アジアに生育する竜脳樹から採れる精油で、香料や鎮痛薬、あるいは防腐剤などに利用されているが、そちらのほうは嗅いだことが無い。リュウノウギクはキク科キク属の多年草。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »