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ホソバオキナゴケ

 高尾山“6号路”のスギの樹皮に拡がっている「ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)」。シラガゴケ科シラガゴケ属のコケ植物で、樹木の根元や朽ち木などに生育する。白っぽく見えるのは枯れているのではなく、その葉が葉緑素を含まない透明細胞の間に葉緑素を含む細胞が挟まっている構造のためで、降雨時にはやや緑色が濃くなるようだ。名の由来は見た目通りで、老人の白髪に見立てている。
 シダ類と同じようにコケ類(蘚苔類)も多く、日本では約2,000種が記録されており、また地衣類は約1,000種があるという。しかし勉強不足で当ブログではまだまだ数が少ない。これまでに記載したものを挙げてみると、イオウゴケ(地衣類 北軽井沢)イチョウウキゴケキヨスミイトゴケコスギゴケコツボゴケサヤゴケゼニゴケハマキゴケハリガネゴケヒカリゴケ(北軽井沢)で、本種を入れてわずか11種しかない。こちらも長い道のり。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
 (ohisama)
2020-02-28 17:21:34
いろいろな苔がありますね。
中でもイオウゴケが珍しいです。
ゼニゴケは塀際とか庭の隅、湿ったところに生えてやっかいです、
削り取ったりしますがその感触も気持ち悪いです。
スギゴケなどきれいな苔もありますね。
 
 
 
ohisama様 (多摩NTの住人)
2020-02-28 20:44:53
コメント有り難うございます。イオウゴケは浅間山麓の鬼押出しで見ました。亜高山帯の硫黄地帯に生育するようです。ゼニゴケが庭に侵入すると駆除が大変ですね。
 
 
 
Unknown (YAKUMA)
2020-02-28 23:19:40
苔もたくさんありますね。
シダとコケ、ひと目で区別できると楽しいかもしれません。
ゼニゴケは、家の周りにも生えています。
 
 
 
きれいなコケ (とんちゃん)
2020-02-29 07:07:56
白髪みたいに白くて見た目のよいコケ!
杉の樹皮についていたのですね
見てみたいものです
「ホソバオキナゴケ」という名前も気に入りました。
 
 
 
YAKUMA様 (多摩NTの住人)
2020-02-29 10:33:57
コメント有り難うございます。シダとコケは種類が多く覚えるのは大変ですね。とりあえず身近にあるものから調べていきます。ゼニゴケは我が家にも生えています。
 
 
 
とんちゃん様 (多摩NTの住人)
2020-02-29 10:36:41
コメント有り難うございます。名前の通り老人の白髪のようでした。特徴的なものは覚えやすいです。
 
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