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アキノタムラソウ

 由木街道から由木西小学校への道は500メートルほどの登り坂。この道を毎日登って通う小学生達はさぞ足腰が鍛えられるだろう。ここに限らず、多摩ニュータウンは丘陵地であり、小学校や中学校に向かう道は坂が多い。
 さて地図上ではその先に道は無く今までここへは足を向けなかったが、どうやらその先は中山方面に繋がっているらしいので、ちょっと走ってみることにした。小学校の正門前を過ぎると途端に樹木が生い茂る雑木林になり、その中に入っていく小道がある。人が通った跡だけは土が見えるが、両脇は草だらけ。やぶ蚊も久し振りの獲物の登場でスクランブル発進の状態だ。虫除けスプレーを駆使して走り、何とか難を免れるが、その途中で見つけた「アキノタムラソウ(秋の田村草)」。シソ科アキギリ属の多年草で、名前に秋がつくが7月頃から開花が見られる。同じ仲間のナツノタムラソウは、蘂が花の外まで飛び出しているので区別できるが、残念ながら当地ではまだナツノタムラソウは発見できていない。西日本にはハルノタムラソウもあるようだ。
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スイフヨウ

 由木街道脇で見つけた「スイフヨウ(酔芙蓉)」。フヨウの園芸種で、朝の咲き初めは純白だが、午後になると次第にピンク掛かり、夕方には更に赤くなって萎んで落花する。これをお酒に酔う様子に見立てて名付けられているが、お酒が大好きな私としては、とても他人とは思えない。ところが、今までなかなかこのスイフヨウに出逢えず、今回がようやく初登場となった。スイフヨウはアオイ科フヨウ属の落葉低木。
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