まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「うちの執事に願ったならば 9」高里椎奈

2020-10-23 17:29:23 | 群馬散歩
今日の群馬は雲のち☔。
私の心も雨模様です。( ;∀;)

さて 高里椎奈の「うちの執事に願ったならば」の第9巻を読みました。




前作の「うちの執事が言うことには」も第9巻で終わったので
もしや?と思ったら 完結のようです。

父が突然の引退宣言をしたために
急遽海外より戻り 烏丸家の当主となった花穎(かえい)。
当然 大好きだった父の執事 鳳が 
自分の執事になってくれると思っていたのに
彼の帰りを待っていたのは
見ず知らずの若者 衣更木(きさらぎ)であった。

シリーズ最初は 18歳だった花穎も この巻で
ついに20歳の誕生日を迎えることとなり
烏丸家のしきたりにのっとり
肖像画を描いてもらうことになった。

ところが執事の衣更木が リストアップした画家たちが
次々に筆を置くことになり。。。。


何というか 「花穎くん大人になったね」
と感慨深いです。

花穎は 色の違いに敏感すぎるというか
ある意味 高い感受性を持っているのですが
子供の頃から 人とは違うその能力に
悩まされ 苦しんで来ています。

その結果 他の人とコミュニケーションをとるのは苦手ですし
人の多いところは 彼にとって
色の洪水となり 耐えがたい場所なのです。

そんな花穎も 大学に通い(すでに卒業はしているが)
同年代の友達もできたり
少しずつ前を向いて 歩いて行っています。

今回の巻で ずっとつづいていた過去の因縁に
けりがついたという感じでしょうか?

続きはあるのかないのか?
あってほしいな。

さて 青空と鉄塔!
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