まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「七人の敵がいる」加納朋子

2012-07-30 16:16:09 | 読書のすすめ
今日も暑かったですね。
館林37.9℃。
もういいよ。しばらく35℃以上の夏 休みませんか


さて 加納朋子の「七人の敵がいる」を読みました。

七人の敵がいる
加納 朋子
集英社


出版業界で颯爽と働く山田陽子。
一人息子は小学一年生。
初めての保護者会に仕事を休んで参加。
すると そこは陽子が体験したことのない未知のミラクルワールドの始まりだった。


子を持つお母様方はピーンと来たと思うのですが
そうです。
働く母を襲う恐怖の役員地獄です。

幼稚園を体験されたお母様方は 多分そこで体験済みと思うのですが
保育園出身だと 負荷のかかる役員地獄は小学校から始まります。

真昼間に集まってくれというのは 当たり前。
だから~昼間は働いているんだってば!!
という理屈はもはや 通用しません。

保育園までは積極的だった男性陣保護者もほとんどなりを潜め
なんでもかんでも「お母さんに・・・」というのが 小学校以降のPTA、育成会、その他もろもろの役員です。

頭がよく 誰にでも正しいと思うことははっきり言う陽子。
ところが 初めて理屈が通用せず 正しいことを言っているのに 自分一人だけ悪者になる世界を体験。

一年生のPTA役員決めを発端に つぎつぎと陽子に襲いかかる七人の敵。


やや誇張気味の敵たちですが
おそらく 子育てを経験した女性は 「いるいる。こういう人。
と 感じられると思います。

これからの方も そうでない方も(男性の方も勿論) こういう世界があるのだということを
知っておかれて 損はないと思います。

というわけで 是非ご一読を。


陽子の数々の正論に
「よくぞ言ってくれた!!
と 思ったり
「おいおいおい。この場面でそれはまずかろう。
と 心配したり。

フルタイムの仕事をしながら 数々の役員を 
時にはくじ引きで 時には自分で手を挙げて やってきましたが
その感想。

どんな役員だってそれなりに大変だが 長の付く仕事は ずば抜けて大変。

しかし いろいろな役員をやることによって 世界が広がったのは間違いありません。
もともと群馬出身でないので もし役員をやらなかったら
こんなに地域のお友達は出来なかっただろうなと思います。

今 あらゆる役員を担当なさっている全国の女性(もしくは男性)の皆さん
本当に お疲れ様です。

あなたの御苦労によって 世界が成り立っていると言っても過言ではない。

いがぐりおは仕事自体が役員みたいなものだね。
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
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