まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

上橋菜穂子「香君」

2022-08-02 08:19:39 | 読書のすすめ
今日も群馬の平地は高温アラート。
昨日は 社外温度45℃でしたね。💦

さて 上橋菜穂子の「香君」を読みました。





分厚い上下巻ですが 児童書(高学年以上向け)かな?

上橋菜穂子さんといえば「守り人シリーズ」「獣の奏者」など
骨太ファンタジーで有名な方です。

本編は 藩王国(属国的な立場)の姫と王子が
クーデターを起こした新藩主に追われるところから始まります。

主人公のアイシュ(姫)は 草花の香りで
声を聞くことができる特技の持ち主です。

この世界では それが出来るひとは「香君」と呼ばれ
神扱いされますが 現在はアイシュほどではない力を持つオリエが
その地位についています。

アイシュは一度殺されて(実は瀕死の状態で)生き返り
秘密裏に保護され
香使見習いとなります。

この世界ではオアレ稲という扱いづらいが
豊穣が約束されている稲が作られています。

寒さにも暑さにも病害にも強いオアレ稲。
しかし ある虫の発生により
未だかつてない危機に晒されますが。。。。。


オアレ稲VS虫。
そこに国や派閥の人間関係が複雑に絡む。

一気に読める系のファンタンジーでした。
おすすめです。 

月見草かな?


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