「おまじない」西加奈子

今日は蒸しています。
気温は高くはないと思うのだけれども。

さて　西加奈子の「おまじない」を読みました。

	おまじない (単行本)
	西 加奈子
	筑摩書房

西加奈子の短編８つ。
８つとも女の子が主人公で　そして最後は少し救われるお話。

どれもいいけれど　私が一番気になったのは　「孫係」

父母と三人暮らしのすみれは　ある1カ月　おじいちゃまと同居することになる。
ママの張り切りと言ったら　ぐったりするほどで
おじいちゃまが嫌いなわけじゃないけれど　疲れてきてしまったすみれ。

ある日　一人になったと思ったすみれは　ホッとして
「ひとりになりたいなぁ」とつぶやいてしまう。
すると　お散歩に出かけていたはずのおじいちゃまが・・・

全体を通して　やっぱり西加奈子さんだなあと思うこの作品。
お勧めです。

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