今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

アルティメット・アンチヒーロー㊤ 原作/海空りく 漫画/うおぬまゆう 2016年4月28日 講談社

2020-01-04 06:16:46 | その他漫画
悪魔の侵攻を受け、
絶滅の危機に瀕していた人類を
救ったのは一人の少年だった。
しかし救世主であったはずの少年は、
その圧倒的過ぎる強さゆえに恐怖され、
全人類の敵と見なされた・・・。
5年後、人類に迫る新たな危機を前に、
再び少年が立ち上がる。
無実の罪を着せられた英雄が
紡ぐ圧勝劇開幕!!
裏表紙より
随分前に背表紙買い(上下が目に入った)してそのままだったのを大掃除中に発見したぞ!



第0話 プロローグ


五年前――《魔王テュポーン》が異界より出現し僅か十日で世界中を焼き尽くした
 しかし人類は滅びなかった
 生き残った人々は団結し《統一世界政府》を設立
 未だ悪魔との熾烈な戦いを続けている――
とてもわかりやすい背景説明!(1ページ)
はいいとして、『焼き尽くした』のコマ、
怪物(魔王?)がぶった切られてる描写なんで世界がヤバイ感がしない
解決してるやん


『熾烈な戦いを続けている――』
そんな一例が早速です

????(底辺魔術師A)「ひいいい~~っ
 「助けてください!」
 「お願いします」
怪物(オーク)がなんつーか、デフォルメっぽいというか・・・・・・
シリアス路線でやるのは無理があるデザインというかイマイチ


そんな怪物にやられそうだった雑魚モブを、
美少女二丁拳銃使い星河純華が助けました!
????(底辺魔術師)俺はなりたくて魔術師になったんじゃないし
 「アンタみたいな優秀で勇敢なS級魔術師様じゃないんだよ!!
 「好きで戦ってる訳じゃないんだ!!
 俺らのような底辺はあんたらみたいな特別じゃねーんだよ!!!
一応大本の世界が現実地球であるなら
誰でも最初から魔術おkって訳でもないはず
適性があると強制的に魔術学園送りで魔術師コースってことかしら


そんなところに戦闘管制官の園城寺栞から連絡です
「隊長」
 「ちこりさんがオークに捕獲されたわ」
勝手に動いた仲間が捕まっちゃったテヘペロ


星河 間に合う!?
 間に合って!!
 私が絶対救ってみせる!!!
意気込みはいいけど・・・・・・


もう捕まってるんだってば
星河「無駄な抵抗はやめなさい!
 「そうすれば楽に殺してさしあげます
 早く人質を解放しなさい!
いやいやいや
『楽に殺して』~は今言うー?
わかりましたー人質解放しますーって奴いるー?


オークグフフッ
 ツヨガリ 無駄
 オマエ 撃テナイ
星河「っ・・・・・・!」
誰だってそーするオークもそーする


星河は武器を捨てざるをえなくなりました
そこをオークが棍棒でドーン
星河 無属性第一階梯魔術魔法障壁を展開――
 「障壁展開!
魔術で防御したから無傷だよ


わーいわーい
オークフセグナ!次フセイダラコイツ潰ス!
 オマエ仲間コロシタ!許サナイ!
 磨リツブス!
 「ミンチニナルマデ磨リ潰ス!」
防御だけじゃなくてそこで何かしら反撃もしなきゃ
他にチャンスなんてないですやん
S級ェ・・・・・・


星河純華の冒険オワリ
????(????)「やれやれ」
 「最近の見習いはオーク一匹まともに始末できねぇのか」
という訳で


星河神代 焰・・・・・・!
 世界を救った英雄にして
 反逆者の烙印を押された全人類の敵
 私はこの瞬間に何かが始まったんだと心のどこかで確信を得ていた――
上空1万mから飛び降りて主人公登場
ひ、人質がいなければ星河も楽勝だったから(震え声)






第1話 新東京魔術学園 101 実習小隊

《統一世界政府》の中枢 オリオンタワー
ラスプーチン『反逆者』神代焰は殺すべきだ
世界の危機にヘンテコな建物立ててるあたり『五大長』は無能確定


インノケンティウス十七世我々こそが《世界》なのだ
そっすね


主人公・『反逆者』神代焰が日本にやってきたのは、
知人の東京魔術学園学長・園城寺戒(栞の父親)から呼び出されたからだそうな
神代「・・・アンタは仲介役って訳か」
 「俺を呼びつけたのは誰だ?」
「今は話せん」
詳細はまだ内緒だよ


とりあえずは表向きの理由――学園に入学し101小隊の面倒を見る――
をしっかり頑張ってね!
神代「お前は俺の腕に宿る精霊かなんかか」
「そうね」
 「精霊みたいな存在かしら」
好意は無いと言いつつベッタリは普通に引く


栞はDランクだそうな
でも神代から見ると栞が本気出してればDランクはありえないらしい
「うちの隊長を見ればわかるでしょう?彼女は十分過ぎる程努力してる」
 「でもその結果周りから孤立して今では『お荷物小隊』と侮蔑される101小隊のお守り役よ・・・」
 「世界で10人しか存在しないS級魔術師という最高の実力がありながらよ・・・」
 「だから程々でいいのよ・・・」
・・・・・・え?
「学年で1番」とか「学園で1番」とかじゃなくて、
『世界で10人しか存在しない』戦力をそんな遊ばせ方してるの?
バカなの?


実際学園でどんな扱いかというと
回想同級生?A 皆手ェ抜いてんだよ!戦果だして前線送りなんて 目もあてられねぇからな!
回想同級生?B 星河テメェにはもうついてけねぇよ・・・スーパーマンになりたきゃ一人でやってろよ・・・
ええーこれ世界観というか魔術師の制度だいぶ酷くない?
前線送りお断りのために全力出さないのがデフォって、
世界で10人と言っても要は真面目に強くなろうとしてるだけってことじゃね?


なお
星河「私達がやらなきゃ・・・」
 「私達が死ぬ気で頑張らなきゃ皆はどうなるの?」
 「私がやらなきゃ・・・」
 「私だけになってもやらなきゃ・・・」
だいぶ精神的に追い詰められている模様


故に
ちこり「リーダーは悪くないよ・・・?」

星河「そんなの当たり前です!!
 私が少ない戦力でも作戦を遂行できるように一生懸命考えてるのに
 なんで言うとおりに動いてくれないんですか!?
 ろくに役に立たないならせめて言うことくらい聞いてください!!
ヒスると
まぁ実際こいつ(ちこり)足手まといでしかなかったしなぁ


新入生ですよよろしくねちっすちっす
先程はどーもありがとう
どーいたしまして
からのー
神代「怒鳴るしか能のない役立たずの隊長を助けるのも仲間の務めだ」
おーっとー
開幕から煽りフルスロットル―


ちこり「あれはリーダーの言うことを聞かなかったボクが悪いんだよ!
神代「ちがわねぇよそもそも一ノ谷の力をオークに熨される程度にしか引き出せないのは無能だからだ」
 「それなのに一ノ谷を役立たず呼ばわりとは棚上げもいいとこ」
 「俺が一ノ谷の師になったら明日の朝までに星河純華お前より強く出来るぜ
星河「!!!」
ガンガン煽っていくさすが反逆者殿(?)


なお星河はS級かつ学年1位でちこりはE級(最低ランク)だそうな
神代「学生の時点で世界に十人しかいないS級なのは大したもんだ」
 「だが《邪神使い》からすれば《英霊使い》の格付けなんてドングリの背比べみたいなもんだ」
 「なんなら明日の朝に模擬戦でもするか?」
学園で遊ばせてる時点でS級の価値がよくわからんしなぁ・・・・・・


それはともかく、明日の朝に星河とちこりで模擬戦をすることになりましたとさ
邪神使い様は精神と時の部屋的な魔術でも使えるのかな
神代「お前の魔力が上がらないのは病気だ」
お、おう
今まで誰も指摘してないってことは
星河はおろか学園のスタッフが無能すぎるってことじゃないですかやだー


まぁ邪神使い様ならそれを治せるそうなんで
強くなれるならなんでもええじゃわい
ちこり ちっ 力がっ
 身体中から・・・力が湧いてくる・・・っ!?
唐突なサービスシーンはああ、うん・・・・・・て感じ
いや魔力を流したら対象を全裸にできるという邪神使い様の能力なのか!?





第2話 純華とちこり


星河 明日は・・・
 絶対勝つ!
ちこりが先に脱いだがために慌てて脱いだ感


翌日――
モブ生徒たちも観戦する中で模擬戦やるよー
????(モブ生徒)「ただでさえ魔術使えるってだけで貧乏クジなのに・・・」
 「邪神使いの気分損ねたら殺されねーか?俺たち・・・」
あ、やっぱり幼少期に適性診断してアリなら強制入学&戦場送りっぽい
英雄思考なタイプがいなそうなのは前線の死亡率がヤバいからやろなぁ・・・・・・


模擬戦はじまるよー
星河 《魔法装束》《戦闘状態》
 《銃士》

ちこり 《拳闘士》
お約束とはいえこれ観客の前で全裸経由してんの?(素朴な疑問)


星河対ちこり、ファイッ

????(モブ生徒ども)「嘘だろ!?風圧だけで人が吹っ飛んだぞ!?
ふっ飛ばされた奴らどこにいたんだよwwwwww
巻き込まれ方がおかしいだろwwwwww
低い姿勢から星河の顔面狙ったせいで避けられたけど、
腹狙ってたらクリーンヒットで終わってるのでは
それなのにあえて顔面狙い、ちこり実は星河のこと凄く嫌いじゃね?


まぁそれは置いといて、ちこりのパンチが凄いのは『英雄奥義』だからなそうな
星河 魔術師は誰しもが人間の守護霊たる過去の英雄と契約しその魂を憑依させることで力を分け与えられている
 彼女の契約英霊は『鬼』と称された《破戒僧》武蔵坊弁慶
お、おう
ナギナタのイメージ強いから拳闘士キャラの奥義に使われてもイマイチ
というかこれ魔術師は必ず誰かしら憑いてるってことでいいの?
この世界における魔術がよくわからんくなった


星河も『英雄奥義』で対抗
星河 私の契約英霊《銃聖》ビリー・ザ・キッドの《クイックドロウ》は
 『射撃』=『命中』という絶対命中の呪いを帯びた絶技!
『呪いを帯びた絶技!』って言われてもなぁ
既に殴り合いの間合いですし・・・・・この距離で当てるのに『絶技!』なんていらんでしょ


て、額を撃つって死ぬんじゃ?
ちこり「この英雄奥義《仁王の見栄》はどんな衝撃にも気絶しないそんなオモチャのゴム弾じゃ僕は絶対倒せないんだよ!!!」
ああ、まぁ模擬戦だから実弾はね
って、『オモチャのゴム弾』は舐めすぎだろwwwwww


しかしまぁ学年1位のS級と戦えてますやん
神代「俺がやったのはその病気を治してやっただけだ後は一ノ谷の『本当の実力』だ
今までのちこりの魔術的な実力が他と比べてポンコツって描写が無いから
どーもしっくりこない


ちこり「本気で行くよーー!!純華ちゃん!!
本来後衛タイプであろう銃士を思いっきり腹パンしていく前衛拳闘士
あなたの戦い方、それ銃で言えば常に実弾使用と同じですよね


????(モブ生徒眉毛)コンクリの壁がぶっ壊れたぞっ死んだんじゃないのか星河
????(モブ生徒メガネ)「というか人間でコンクリぶち壊すって漫画かよ・・・」
お、そうだな


いや星河も伊達にS級ではないよ
神代「《魔法障壁》に自ら爆破魔術をブツケて」
 「その勢いで後ろにぶっ飛んで一ノ谷の拳を避けたか」
壁がぶっ壊れる程の衝撃でぶつかる方がダメージ大きくない?


ちこりの力を認めた星河は@反省
だからそろそろお開きに
ちこり「だってリーダーは全然本気出してないでしょ?」
星河「・・・それは」
いやいやいや模擬戦だからね?


ねぇ聞いてる?
星河 この信頼を反故にする事だけはしちゃいけない!
 「そうですね言わせっぱなしは悔しいですからね」
おーい


ねぇ聞こえてる?
星河「私がS級魔術師と認められたオリジナル大魔術」
 荒れ狂え――《怒れる嵐の神》イタクァ!!!!
だからこれ模擬戦ンンンンンン!!!!!





第3話 焰の意図


神代「ここまでだな」

 第五階梯魔術《時空圧壊》
模擬戦だからね!!!!!
世界で10人のS級に認定される大魔術を片手で楽々潰せるのが邪神使い様って訳さね


神代「星河純華 約束通り101の隊長はお前だ」
 「それで文句ないな?」
そういう話だったからね以上オワリ


めでたしめでたし
栞「この騒動で損してるのは悪役演じて星河さんに嫌われた貴方だけ」
邪神使い様の計画通り


と思いきや
星河 この気持ちって!?
 まさかっ
 そんなっ!?
誰も損してませんでしたね(白目)


邪神使い様が入学して10日経ちました
今日の授業は追尾弾の魔術の実習よー
????(教師)「理想は『五発同時操作』だ」
????(モブ生徒)「ご」
 「五発も一人で追尾弾の弾道演算をするんですか!?」
????(教師)「トップクラスだと十発同時操作できる魔術だ」
ヤムチャをバカにするのはそこまでにしてもらおうか


できる奴もいればできない奴もいる訳で
神代「・・・なんか見てられないってのはこういうこと言うんだろうな・・・」
邪神使い様が見てる


出来の悪い子にアドバイスしてあげました
教え方上手いですやん
神代「まぁ」
 「本当は誘導弾なんて使う時点で非効率なんだが」
開幕チカオラでおk



話は世界観についてところどころうーん?て感じ
『圧勝劇開幕!!』ってんなら邪神使い様がいっそもっと暴れるべきでは
絵もちょっと不安定な感じ
女子をかわいく描こうとしてるのは伝わるけど怪物とおっさんがイマイチ
良い(善悪ではなく)おっさんが出るのは良いマンガの法則があるからなー


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