杉下右京に対する匿名の告発状が届き、監察官が神戸尊や米沢守をはじめとする関係者へと聴取を始めていく「監察対象・杉下右京」、陣川公平が万引き犯を逮捕したことから、資産家の財産を巡る事件に発展していく「陣川警部補の活躍」、テロ実行犯として逮捕され、死刑執行されたはずの男と、政府との駆け引きを描いた「亡霊」など、5篇を収録。《解説・研ナオコ》中巻が見つからない件・・・・・・
《連続ドラマ第9シーズンの第14話~第18話を収録》
あれぇー買ったよなぁ?
第十三話「右京のスーツ」オーダーメイドスーツの豆知識ー。
「オーダーメイドは別名『ビスポーク』と呼ばれています。語源は〝ビー・スポークン〟」
「〝話しながら作る〟という意味ですよね? そして話しながら自分の体にフィットしたものを作っていく・・・・・・」
「体だけではありません。テーラーは何のために着る服なのかを重要視します。つまり仕事やプライベートの予定なども事細かに話すことになる。長年の客になりますと、家族の知らないことも知っていたりするようですよ」
今回の殺人事件は、この辺の話がカギを握る。
被害者のスーツを仕立てたテーラーに聞き込みだーい
「この、生地を決める瞬間! 何とも言えません」そして見本帳をめくる手を止めて真剣な表情になった。「これ! これに決めました」右京さん仕事しろwww
・・・・・・実は仕事してるんだな、これが。
いつものように、一課が引っ張ってきた参考人に全く別の視点から質問。
「伊丹さん、五秒で終わります」またまたー、どうせ五分の間違いでしょ
「ホントに五秒でしたね」紳士は時間に正確なんだ!
「人は洋服の下にいろいろなものを隠してるってことか」( ) キモチヲ
警視庁に戻る道すがら、尊がしみじみと漏らした。
「ですが互いを思い合う気持ちはもっと早く明かすべきだったのかもしれません」
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ヽ('A`)ノ トキハナツ!
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ノω|
__[警]
( ) ('A`)
( )Vノ )
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第十四話「もがり笛」m9(^Д^)
「あっ、刑務官だけで捜査する口実を与えちゃいますね。というわけで、お互い仲良くしましょう」
「マジかよ! ったく」
刑務官ばかりでなく特命係とも協同しなければならない状況に陥り、伊丹は毒づくしかなかった。
しかし、縄張り争いはメンドクサイねぇ。
医療刑務所の中で起きた殺人事件を解決せよ!
「彼女のあの姿を見たとき、ぼくは思いました。人の罪をかぶるという償い方は、絶対にあり得ないのだと」何をもって『償い』・・・・・・「償った」と言えるのか。
裁判しました刑期終えました、じゃないよなぁやっぱり。
第十五話「監察対象 杉下右京」なんだってー
「本件の監察対象は、特命係の杉下右京警部です」
米沢は安心したのと同時に、また不安にもなった。
「なぜ杉下警部が監察対象に?」
「杉下警部に対する告発状が監察室に届きました」
この監察は、仁木田栞監察官でお送りいたします。
現在右京さんが(勝手に)動いている殺人事件について、
まず米沢、次いで伊丹を呼び出して話を・・・・・・
「現場の人間にとって大事なのは犯人を挙げることで、警察官どうし密告し合うことじゃありません。失礼」『密告し』(チクリ)。
キャー伊丹イケメーン
「捜査一課にとって杉下警部は対立する存在であり、決して擁護するべき相手だとは思っていませんでした」キャー伊丹イケメーン(2回目)
伊丹は渋い表情で啖呵を切った。
「誤解しないでください。杉下警部の考えることもやることも、ほとんど自分には理解できません。ですが事件解決のためなら、利用できるものはなんだって利用する。ただそれだけですから」
次の聴取はだーれだ?
「なんで俺・・・・・・いや、私に、杉下右京のことを?」誰の報告だよwww
栞の前に立った組織犯罪対策五課の課長、角田六郎は不満そうに頬を膨らませた。
「報告によれば、角田課長は組対五課に隣接する特命係を、暇つぶしを装い、常に監視しているとありますが」
角田課長、そしてもちろん読者も気になるのは「告発者」の存在。
「誰が送ってきたかわからないんですか? 杉下警部が横紙破りなのは、何も今に始まったことじゃないでしょう。それをいきなり匿名の告発状を送りつけるなんて、妙にキナ臭く思えて」『かなりの数いると私は思います』ねぇ・・・・・・あっ(察し)
栞は毅然とした態度で答えた。
「状況が変わったんです。杉下右京警部や特命係の存在を疎ましく思う人間は、庁内にかなりの数いると私は思います」
続いて「相棒」・神戸の聴取。
違法捜査をペラペラしゃべるとはまったく!まったくなー!
当然今回の監察についてより突っ込んで聞いてみる神戸。
「あえてひとつだけ理由を挙げるとしたら、後ろ盾がなくなったから・・・・・・そう言えるかもしれません」何の話だか全然ワカンナイヤー。
「後ろ盾って、小野田官房長のことですか?」
※ネタバレ 小説と映画は結末がちょっと違うんじゃよ。
「ぼくの過去まで調べて、からめ手から攻めて来ました。間違いなく杉下さんを懲戒処分にするつもりです。それどころか、本気で特命係を潰そうとしてるのかも」『かなり手ごわい』監察官と右京さんの直接対決の行方は!?
「ならばぼくも、心してかからなければなりませんねえ」
まるで他人事のように、右京はカップに残った紅茶を飲み干した。
「今さらですよ」まるで反省していない(褒め言葉)
第十六話「陣川警部補の活躍」はい、絶対に裏があるね(確信)
「あの陣川の奴がさ、昨日万引き犯捕まえたんだけどな、そいつがなんと、あの北薗篤彦の屋敷から五百万盗んだ犯人だったんだってよ!」
「陣川君」右京が改まった口調になる。「きみの人間としての魅力は人を信じる純粋な心です。ですがそれは、ときとして真実を見失わせる諸刃の剣となりかねません」「お人好し」だからトラブルに巻き込まれて、
「お人好し」だからトラブルを誰かに解決してもらえる。
・・・・・・必ず後者の「誰か」が側にいるとは限らないんだけどね。
そんな『純粋な心』は、右京さんが危惧した通り裏切られることに。
「残念ながら、彼の言い分に抗う手段をわれわれは持ち合わせていません。どうやらここは引き下がるしかなさそうですねえ」『活躍』のはずが、「敗北」・・・・・・?
「刑事ってのはなあ、人を信じながら疑い、疑いながらも信じなくちゃいけないっていう、こう、悲しい生き物なんだよ」ベンキョウニナルナー。
「ハア」
「ほら、入ってないぞ!」
第十七話「亡霊」「赤いカナリア」の本多篤人が死刑執行されますた・・・・・・?
「まあ希代の革命戦士も、晩年も哀れなもんだったねえ」
角田が同情の声を漏らしたちょうどそのころ、東京拘置所では密やかに常ならざることが起きていた。なん・・・・・・だと・・・・・・
「三十グラム?」恐るべき取引の下、『亡霊』は放たれる。
雛子が訊き返す。すると三反園が身震いした。
「三千万人分の致死量か・・・・・・」
もっとも、その取引を仕掛けた連中の目的は『亡霊』のことより、
「おかげで今の政府が、国民には本当の情報を一切教えないってこともわかりました。次からの作戦が立てやすくなる」テロリストってのは結局のところ歴史から何も学ばない連中。
そんなまさかの情報を、独自のルートで入手させられた特命係。
半信半疑ながら調べ始めたころ、
事態は『亡霊』やテロリスト気取りの予測も外れた展開に。
『亡霊』探しを開始したら死体を見つけた特命係は、
現場近辺で見かけた怪しい車からお馴染みの国会議員・片山雛子に辿り着く。
「そして官房長の計画は、そのまま実行に移された?」hmhm、とりあえず流れは把握。
右京の言葉に雛子は立ち上がり、窓の外を眺めやった。
「もちろん。だって、今回の《赤いカナリア》との取引は小野田官房長の遺言ですから」
しかし、今『亡霊』を巡って起きている騒動はただ事では、
そう、『常識じゃ考えられないような、とんでもないこと』・・・・・・!!
「そんなもの、知ったことかよ!」三浦刑事を誰が責められよう。
あくまで強気の伊丹に、三浦は本音を呟いた。
「俺は定年までは死にたくない」
殺人事件の裏側、公安と片山サンの恐るべき駆け引きを見抜いた右京さん。
その推理を片山サンにぶつけてみましたが・・・・・・
右京に突っ込まれた雛子は微笑みながら、「ウフッ、なんでもお見通しなんですねえ」と少女のように感心して見せた直後、真顔に戻って、「ちょっと鬱陶しい」と低い声で吐き捨てるように言った。((;゚д゚))
「こうなったらモメるだけモメりゃあいいんだ。へへッ」争え・・・もっと争え・・・
「テロリストとの交渉の是非、政府としての対応の不備、あるいは情報の隠匿。すべては議論の分かれる問題でしょう。立場によって当然、求める答えも変わってきます。ですがひとつだけ変わらない真実があります。たとえどんな理由であれ、人の命を奪うという犯罪を正当化し得る立場など、どこにもありはしません!」これに反論できないあたりが、大義()の限界。
「<機を見るに敏>ってことですか。おっかねえ女」おいばかきこえたらけされ
――らしくないでしょ?こういうのずるいよなちくしょうイケメンか!
古本屋、行ける範囲は行ったなぁ。あとは通販頼みか。
某河屋さんは、手数料無料連発してっけど日時指定無くなって遅いからなぁ・・・・・・。
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