今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

ソードアート・オンライン8 アーリー・アンド・レイト 川原礫 2011年8月10日 アスキー・メディアワークス

2018-06-10 08:50:01 | ソードアート・オンライン
『圏内事件』――≪SAO≫中階層で、一人のプレイヤーが殺された。その殺害現場は、決してHPが減るはずのない≪安全圏内≫だった。これはプレイヤー・キルだと仮定するも、その殺害方法に全く見当がつかず・・・・・・。奇怪な事件を、キリトとアスナが追う。
『キャリバー』――≪ALO≫伝説の聖剣≪エクスキャリバー≫。その獲得クエストがついに始まった。守護するモンスターたちの強さから一度は獲得を諦めていたキリトだったが、これを機に再び争奪戦に本格参戦する。しかし、このクエストには壮大な裏イベントがあり・・・・・・。
『はじまりの日』――≪SAO≫正式稼働初日。茅場昌彦によるデスゲーム開始の声明を受けた直後。キリトが決断した、このゲームを生き抜くための最初の一手。それは、ベータテスト時に攻略経験があるクエストを真っ先にクリアし、初期装備よりも強力な剣を獲得することだった――。
前袖より
『二巻以来の短編集』となったSAO8巻であります



圏内事件
アインクラッド第五十七層
二〇二四年四月



 ――天候など毎日一緒なり。
 俺再び応ずるに曰く、
 ――汝、隣に臥すれば自ずと悟るべし。
そこで臥しちゃうのは豪胆なのか何なのか
10代女子は難解だから考察はやめておきましょう


アスナの道端( ˘ω˘)スヤァを護衛してあげたキリトは、
食事をおごってもらうことになりました
「そうね。また同じくらい最高の天候設定の日がきたら、お願いするわ」
 その笑顔に、俺はもう一つ、この女がちょっと有り得ないほどに美人なのだということにも気付かされ、不覚にも絶句した。
開幕からヒロインアピール
これは2巻を反省(1つ目のエピソードで出番無しだった)した結果ですな(?)


メシの時間だーというところで
 どこか遠くから、紛れもない恐怖の悲鳴が聞こえた。
「・・・・・・きゃあああああ!!」
 ――――!?
騒がしいなぁ何事なんです?


店から飛び出し、悲鳴がした広場へ向かった2人が
大勢のプレイヤーと共に目撃したのは――
 そして――無数のグラスが砕け散るような音とともに、青い閃光が夜闇を染めた。爆散するポリゴンの欠片たちを、俺は呆けたようにただ見上げた。
なん・・・・・・だと・・・・・・?


『アンチクリミナルコード有効圏内』におけるプレイヤーの死亡、
どこのバカですか『完全決着モードのデュエル』なんかやらかしたのは
「ウィナー表示がどこにも出なかった。広場に詰め掛けてた数十人が誰も見つけられなかったんだぜ。デュエルなら、必ず近く出現するはずだろう」
「でも・・・・・・有り得ないわ!」
 鋭い反駁。
「《圏内》でHPにダメージを与えるには、デュエルを申し込んで、承諾されるしかない。それはきみだって知ってるでしょう!」
簡単なお話ですよお嬢さん
何かしらのバグに違いない(確信)
クソゲー!クソゲーだね!


『《圏内PK技》』が存在するのであれば由々しき事態
アスナとキリトは早速調査を開始!
被害者カインズと直前まで一緒だったプレイヤー・ヨルコに話を聞いた後は、
現場に残った物的証拠である短槍とロープを調べることに
鑑定スキル持ちのプレイヤーに協力してもらわないとですなぁ
「それって・・・・・・あのでっかい人? エギルさん・・・・・・だっけ?」
一桁層の攻略からは1年以上経ってるし(震え声)


ロープはただのNPC販売品
しかしもう1つの方は・・・・・・
「PCメイドだ」
おお?


製作者・グリムロックを見つければ犯人まで辿り着けそうっスね!
 よもや殺人者本人ということはあるまいが――鑑定すれば容易く名前が割れてしまうので――しかし、倫理観のかなり薄い人物か、あるいは密かにレッドギルドに属しているということすら有り得る。
『《貫通継続ダメージ》』を持つ短槍は明らかに対人戦を想定した性能
つまり〝使い道〟をわかっていて作った可能性高し


翌日も調査を続けることを約束してアスナと別れたキリトは、
攻略組ギルド最大手である《聖竜連合》の連中に呼び止められました
その場の面子のリーダー格・シュミットは、
状況を確認後、証拠品である短槍の引き渡しを要求
・・・・・・何様だぶちころすぞ(´・ω・`)
まぁキリトも警察って訳ではないので、ここは素直に応じました
短槍の製作者の名前も添えて・・・・・・
 間違いなく。この体育会系お兄さんは、鍛冶屋グリムロックとおそらく被害者カインズの関係者だ。そして、彼らと過去に何らかの《出来事》を共有している。
名探偵キリト


さて次の日、アスナと合流し調査再開であります
 考えてみれば、この女とパーティーを組むのはこれが初めてだ。もちろん同じ攻略組ゆえに前線では幾度となく顔を合わせてきたが、あちらは最強ギルドのサブリーダー様、こちらはしがないソロプレイヤーということで言葉を交わすことすらほとんどなかった。
幾多の激闘に長時間の経験値稼ぎ、
それに例の黒猫団の件もとなれば多少の記憶障害も致し方なし
つまりキリトは精神崩壊寸前だった訳で後付けってことではない断じて


「うわぁ、すごいですね。その服ぜんぶ、アシュレイさんのお店のワンメイク品でしょう。全身揃ってるとこ、初めて見ました!」
デザインで特定ブランドだとわかるものなのかー
(現実のMMOだとあくまでもプロパティに銘=製作者の名前が入ってるだけ)


 ――嫌な話だ、とても。
 ――同時に、あり得ることだ。充分に。
再びヨルコに話を聞いたことで見えて来た因縁
今回の件は、かつて存在したギルドで起こった事件の復讐なのか?


「・・・・・・これはラーメンではない。断じて違う」
さりげなく重要な描写ではなかろうか
いや挿絵まである以上重要と断言してよかろう


地道な調査を続ける2人でしたが、再び〝圏内で〟犠牲者が・・・・・・!
やはりSAOはクソゲーに過ぎないのか?
VRMMOでも頭脳は同じ!迷宮踏破の名探偵!真実はいつもひとつ!


「・・・・・・貴様に言われたくねぇな」
これは確かに




キャリバー
アルヴヘイム
二〇二五年十二月



「きもくないもん! 可愛いもん!」
うん、そうだね(目逸らし)


1年前キリトとリーファが偶然発見した『《聖剣エクスキャリバー》』
アスナ救出後入手に挑戦したものの失敗、そのままになっていたソレは、
その所在がとうとう一般のプレイヤーに知れ渡ってしまいました
そう遠くない内に誰かがゲットするでしょうなぁ・・・・・・
 いかに日曜日とは言え、年の瀬の午前中に七人パーティーがアッサリ揃ってしまったのは、招聘した俺の人徳――ではなくやはり《聖剣エクスキャリバー》が皆のネットゲーマー魂を強烈にアジテートした結果であろう。半年前に俺とアスナ、リーファ&ユイで挑んだ時に比べれば人数も個々人のステータスも遥かに上だ。
いつやるの今でしょ


キリト、リーファ、アスナ、クライン、シリカ、リズベット、シノンで7人
おいなんだこれキリトよぅ見せつけるためにクライン呼んだのか悪魔かお前
「あのねぇ、この世界の弓ってのは、せいぜい槍以上、魔法以下の距離で使う武器なんだよ!百メートル離れたとこから狙おうなんて、普通しないの!」
 それに対して、ヤマネコはひょいと肩をすくめ、澄ました微笑を浮かべる。
「欲を言えばその倍の射程は欲しいとこね」
シノンさんマジスナイパー


装備良し、アイテム良し、昼飯は安全地帯についてから!
 七人+一人+一匹の準備が完了したところで、俺はぐるりと皆を見回し、エホンと咳払いしてから言った。
「みんな、今日は急な呼び出しに応じてくれてありがとう! このお礼はいつか必ず、精神的に! それじゃ――いっちょ、頑張ろう!」
ギルティだよね?


「妖精たちよ、スリュムヘイムに侵入し、エクスキャリバーを《要の台座》より引き抜いて下さい」
クエストの〝設定〟をシカトし始めたのはいつ頃だったかなぁ
難易度と報酬のつり合いしか考えてないわ・・・・・・(´・ω・`)


「てェこたあ、オレたちがアインクラッドで散々パシらされたあのクエは、全部システム様が自動で作ってたってことかよ」
SAOのクエストの仕組み
これ実現したら作る側は楽だろうなー報酬のバランスだけ調整すればいい


もっとも、それを流用しているALOは便利だなーで済まない可能性が
「だとすれば、ストーリーの展開いかんでは、行き着くところまで行ってしまうことは有り得ます。あの氷のダンジョンが地上の《アルヴヘイム》まで浮上し、アルンが崩壊、周辺のフィールドに邪神級モンスターがポップするようになる・・・・・・いえ、もしかすると・・・・・・」
楽しいクエストのはずが一転、
ヘタを打つとALOそのものがゲームとして乙る可能性が浮上
『カーディナル・システム』加減知らずすぎぃ!


まぁ心配したところでやるべきことは変わらない訳で
 久々に剣を二本背負った俺を見て、クラインがニヤリと笑ってから叫んだ。
「オッシャ、今年最後の大クエストだ! ばしーんとキメて、明日のMトモの一面載ったろうぜ!」
えいえいおー


時間制限付き高難度ダンジョンを突破せよ!
 ・・・・・・・・・・・・アホや。
 と、
 クラインさんかっけぇ!
 のうち、どちらが上回っていたのかは、きっと永遠に答えの出せない問いだろう。
これはクライン△


ボス発見!
ぶっ飛ばすぞぉぉぉぉぉぉ
 そしてここで、俺とクラインに最大最凶のショックを与える現象が出現した。
なん・・・・・・だと・・・・・・?


キリトたちはALOの崩壊を防ぎ、
『《聖剣エクスキャリバー》』を手にすることができるのか!?
「「「し・・・・・・し・・・・・・し・・・・・・」」」
なんだただの天使か




はじまりの日
アインクラッド第一層
二〇二二年十一月



 以上の理由から――。
 はじまりの街に留まり、安全と引き替えに己の強化を放棄するという選択肢は、俺には有り得なかったのだ。
それな
自分ならどうするかで考えると、β未経験前提なら
外に出るにしても初日から数日は街の施設確認とオプション設定に費やす
どうせしばらく街の近くの狩場は混んでるだろうし(コミュ障的感想)


今フィールドを全力疾走している彼は誕生したばかりのごく一般的な剣士
強いて違うところをあげるとすればβ経験者ってとこかナ名前はキリト
デスゲーム宣言直後にはじまりの街から飛び出し、無事ホルンカの村に到着
 レベル1プレイヤーに与えられている《スキルスロット》は、わずか二つ。
ソードアートというだけにまぁ何かしら武器スキルは必須よね
キリトはまず『《片手用直剣》』を取得し、もう1つは『《索敵》』を選択
『《隠蔽》』もソロプレイヤーなら『必須のスキル』だけど、
現時点においては『《索敵》』の方がより優先度が高いらしい


クエストをクリアするやで
 癪なことに、世の中には出現率が〇・〇〇何パーセントという超級レアアイテムをがんがん出したり、武器の強化に十連続で成功したり、あまつさえゲームの中で女の子と仲良くなったりという豪運を誇るプレイヤーも確かに存在する。彼らに対抗するには、ただひたすらに試行を繰り返す以外の方法はない。もちろん試行と言ってもレアアイテムのほうで、女の子を見るたびに声をかけまくるつもりはないが。
アハハハハ2年後の自分をぶん殴ってきてもいいよ?


狙いのモンスター――『《花つき》』――がなかなか湧かんなー
普通の雑魚狩りの経験値だけでレベルが上がってしまったですぞ
「れ、レベルアップ、おめでとう。ずいぶん早いね」
他のプレイヤーと遭遇


 彼は、俺と同じだ。
同じタイミングで同じことやってる、つまりそうなんでしょう


お仲間さん、コペルと名乗った少年と共同戦線となりました
2人になって効率良く雑魚狩りを進められはしたものの、
肝心の『《花つき》』は現れず・・・・・・
諦めて村に帰ろうかと考え始めたところで――
「・・・・・・・・・・・・――――!!」
 声にならない雄叫び。それぞれの剣を振りかざし、ネズミに襲いかかるネコの如き勢いで、ちに出現した《花つき》に飛びかかろうと――――
しかしキリトストップ!
周辺の雑魚を引き寄せる能力を持った『《実つき》』も一緒なのです!


どうしよう?
「――行こう。僕が《実つき》のタゲを取るから、キリトが速攻で《花つき》を倒してくれ」
よーしミッションスタート


キリトはサクっと『《花つき》』を撃破&クエストアイテムゲット
すたこらさっさ・・・・・・・じゃなくてコペルを援護だ!
「いや・・・・・・だめだろ、それ・・・・・・」
あ・・・・・・?


「・・・・・・・・・・・・お疲れ」
(´・ω・`)




時系列まとめてるとこは無いのかー
誰かやろうぜ大したことじゃないコナンよりは絶対簡単だから


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