アオイ科のウキツリボクです。
ブラジル原産の常緑低木、花の形が面白いので栽培されています。
高さは2メートルほど、茎や枝は細く、枝から花が垂れてさきます。
葉は互生、先のとがった卵型で縁には荒い鋸歯があります。
葉の付け根から長い葉柄をのばして下向きに花がさきます。
紅色の筒は萼です、周りに5本のひだをもち、先は5枚に分かれます。
萼から黄色の花弁5枚が出ていますが、大きく開かず重なり合っています。
花弁の中から赤紫色の雄しべがたれさがっています、雄しべは多数が合着しています。
下の写真では雄しべしか見えませんが、2枚目の写真では雄しべが集まった中心から雌しべがのびています。
雌しべは5本あります。
別名は「ウキツリボク」や「チロリアンランプ」とよばれることもあります。