キキョウ科のホタルブクロです。
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、５月２６日は「ヤマホタルブクロ」でしたが少し遅れて「ホタルブクロ」もさいてきました。
高さは４０センチから８０センチ、葉は互生し手先のとがった卵型、まわりにはギザギザの鋸歯があります。
葉の付け根から花がさきます、つぼみが数個付き順番にさきます。
葉や茎には、全体に細かい毛がついています。
花びらは筒形で先が５枚に開きます。
花びらの付け根に萼（ガク）があります、ガクは５枚ですが、ガクの間の谷間にクキ側にそり返ったガクのように見える付属体があります。
写真のようにそり返っているのが「ホタルブクロ」で、５月２６日のように少し盛り上がったのが「ヤマホタルブクロ」です。
クスノキ科のヤブニッケイです。
福島以南の本州、四国、九州に分布する常緑高木です。
南部の沿岸地帯で見られます、樹高は１０メートルから１５メートル。
葉は疑似対生と言って少しずれがあります。表面は光沢があり、縁は滑らか、３本の葉脈が目立ちます。
枝から花枝が出て多数の花がさきます。
うすい緑色の花びらは６枚、オシベは１２本あります。
「ニッケイ」と名がつきますが、香りは弱いです。
ラン科のフウランです。
本州中部から南、四国、九州に分布する着生ランです。
短いクキを巻くように、左右交互に葉が出ます、細長い葉で先がとがります。
株から白い気根が出て、着生している木の皮に密着します。
葉の付け根から花茎がのび、別れて花がさきます。
花びらは５枚に分かれ、花の裏側には「距（きょ）」とよばれる尾のようなものが出ます、花の後ろから下へ下がり前を向きます。
夜になるとよい香りが漂います。
アカネ科のヨツバムグラです。
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草です。水田の畔や畑で見られます。
高さは２０センチから５０センチ、クキは四角になっています。
葉は輪生の４枚、クキの同じ場所から車輪のように出ているので「輪生」とよびます。
先のとがった、細い卵型です。
クキの先にとても小さな花がさきます、花びらは４枚、オシベが４本です。
シソ科のムラサキシキブです。
北海道から本州、四国、九州に分布する落葉低木、林のふちやがけ地で見られます。
高さは１メートルから３メートル、枝はたれます。
葉は対生、卵型でまわりにはギザギザの鋸歯があります。
うすい紫色の花をつけます、花は筒形で先が４枚に開き、先の黄色いオシベは４本、先の白いメシベが長くのびます。
秋には紫色の実がつきます。
