なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
お花好きな方もコメントどうぞ。

ヤマボウシ

2014年05月31日 21時39分20秒 | 樹木

ミズキ科のヤマボウシです。

本州から九州で見られる木です。大きな木になります。

白い花びらのように見えるのは「総苞片(ソウホウヘン)」です。

ツブツブが花になりますが、そのころには白い部分がよごれてしまうのです。

葉についた線を葉脈(ヨウミャク)といいます。まるく先のほうまでつながっているのが、ほかの葉とちがうね。


コウゾリナ

2014年05月30日 14時25分46秒 | 野草

キク科のコウゾリナです。

どこでも見られます。全体にトゲがついていてざらざらします。

タンポポのような花が、30cmから50cmくらいのびてさきます。

クキがトゲトゲなので、「顔をそる、カミソリのようだ」から「カオソリ菜」、「コウゾリナ」とよばれるようになったらしいです。

 春から秋までさきつづけます。

タテハチョウ科のヒメウラナミジャノメがお食事中です。目玉もようと、うらがわ(下側)に波のようなもようがとくちょうです。


ニシキギ

2014年05月29日 09時43分09秒 | 樹木

ニシキギ科のニシキギです。

日本と中国にある木です、紅葉がとてもきれいです。

新しい枝にはないですが、古い枝には翼(よく)とよばれる羽がついているので、よくわかる木です。

葉と同じ緑色の花びらが4枚ありますが、目立ちません。

お食事中なのは、ミズアブ科のルリミズアブと思われます。

胸の部分が短く、青黒く光っています。

スズメバチ科のキイロスズメバチもお食事中です。

スズメバチの中では小さいほうですが、刺される人の多いハチだから、なっちゃんは近よらないこと。

 


タブノキ

2014年05月28日 18時48分20秒 | 樹木

クスノキ科のタブノキです。

本州から九州で見られます。タマグスともよばれます。

海岸近くでとても大きな木になります、じいじの近くの神社にもあるね。

前の年の枝から赤いクキが出て花がさき、実になります。新しい葉っぱも見えます。

赤いクキがめだつから公園で探してごらん。

写真では、黄緑色の花と、もう緑色のまるい実も見られるね。

スダジイやマテバシイは2年がかりで実がじゅくしたけど、クスノキ科は1年で実になるんだよ。

このタブノキも、秋には緑色から黒色の実になって熟すと鳥さんが食べに来ます。


カラスビシャク

2014年05月27日 11時10分03秒 | 野草

サトイモ科のカラスビシャクです。

北海道から九州まで、畑のわきなどに見られます。

4月12日の「ウラシマソウ」にそっくりな形をしています。釣りざおまでもっているのも同じだね。

とても小さくて、10センチから15センチくらいしかありません。

この形は「仏炎苞(ぶつえんぽう)」といって、花をつつんだかたちになっています。サトイモ科のミズバショウがゆうめいです。

サトイモのように丸い地下茎(チカケイ)があります、そのままでは食べられませんが、乾燥すると「半夏(はんげ)」という漢方薬になります。

雑草の中では同じ緑色なので、なっちゃんには見つからないかな。

カラスビシャクがいっぱいで、お話しているみたいだね。

まっすぐな茎から葉が3枚、右のうしろに見えるかな。カラスビシャクの葉です。