なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
お花好きな方もコメントどうぞ。

サクラ

2020年12月31日 08時37分38秒 | 樹木

バラ科のサクラです。

温帯地方に広く分布する落葉高木または低木です。写真は公園樹なので園芸種です。

花弁5枚の白色から紅色の花がさき、親しまれています。

葉は卵形で先がとがります。今の時期は桜も紅葉しています。

すでに落葉している木が多いですが、きれいに紅葉している木を見つけました。

本年もご覧いただきありがとうございました。


ニシキギ

2020年12月29日 11時38分15秒 | 樹木

ニシキギ科のニシキギです。

北海道から本州、四国、九州に分布する落葉の低木です。林の縁などで見られます。

高さは3メートルから5メートル、葉は対生する卵形、周りに細かい鋸歯があります。

初夏に花がさき、今頃は紅色の仮種皮に包まれた果実が見られるのですが、本年は残念ながら見られませんでした。

ニシキギの特徴は、枝にコルク質の翼があり、90度づつずれていますので見間違えることはありません。

冬の初めに紅葉します。「山が錦に染まる」のニシキがこの木です。

 


カナムグラ

2020年12月27日 16時51分54秒 | 野草

アサ科のカナムグラです。

北海道から本州、四国、九州に分布するつる性の一年草、道ばたや草地で見られます。

茎は枝分かれして広がり他の植物をおおってしまいます。

茎には下向きの棘があり、つるも鉄のように強いので「カネ」、藪のことを「ムグラ」と言うので「カナムグラ」の名前がついたようです。

葉は対生、長い葉柄を持ち掌状に5枚ほどに広がります。

雌雄異株、雄花の花枝は上に向かってのび、枝分かれして花穂になります。

うすい緑色の花弁は5枚、雄しべ5本があります。

下の写真の左下、葉の陰になっているのが雌花です。

雌花は葉の脇から下向きにつき、まわりを苞と花被に囲まれています。

 

 


ヨシ

2020年12月26日 10時47分54秒 | 野草

イネ科のヨシです。

北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、河川敷や池の周りなど水辺の近くで見られます。

地下茎をのばして広がり群生します。高さは3メートルほどになります。

葉は互生、茎を巻く莢があり細長く先がとがります。葉の縁には細かいトゲがあります。

秋に茎の先端に花穂をだし、秋の終わりから冬に毛のついた種が風で飛んでゆきます。

冬には地上の茎は枯れます。この茎を並べて編んだ葦簀(よしず)は夏の日差しを避ける「すだれ」として使います。

 


ハキダメギク

2020年12月24日 11時49分11秒 | 野草

キク科のハキダメギクです。

熱帯アメリカ原産の一年草、大正時代に日本へ入ってきたそうです。

今では北海道から本州、四国、九州の道ばたや、日当たりの良い畑のすみで見られます。

高さは20センチから30センチ葉の付け根付近で枝分かれします。

葉は対生する卵形、先はとがりまわりには鋸歯があり、葉や茎の全体に細かい毛におおわれています。

葉の付け根から花枝をのばし、枝分かれして花がさきます。とても小さな花です。

花の中心に黄色の筒状花が集まり、周りに白色の舌状花が5枚かこみます。

舌状花は短く先は3枚に分かれます。

植物学者の牧野富太郎博士が東京世田谷の「掃き溜め」で見つけたため「ハキダメギク」の名前がついたそうです。