ムラサキ科のキュウリグサです。
北海道から本州、四国、九州に分布する越年草、公園や庭の隅で見られることが多いです。
ロゼット状の根出し葉の中から花茎が1本立ち上がり、下から順に花がさきます。
根出し葉は卵形で長い柄があります、花茎にも細長い葉が付きますが小さくて互生します。
葉をもむと、キュウリのような香りがするので「胡瓜草」とよばれるそうです。
花はうすい青紫の花弁が5枚、萼も5枚、花の中心には黄色の副花冠があり上を向いてさきます。
花がさくと次の蕾は茎がのびてから花がさき、30センチほどになります。
花が終わると花弁は落ちて下を向き、萼の中に4個の種子ができ、落下して新しい芽が出ます。
4月25日の「ハナイバナ」によく似ていますが、花茎に花が連続してさくことと、副花冠が黄色いことで区別できます。