毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「マンガで綴る『日本で一番美しい村、飯館村』の今」No.1791

2016-11-07 21:50:32 | 人間

「中国で一番美しい村」と言ううたい文句は聞いたことがありますが、

日本にもそれがあったとは知りませんでした。

しかも、その村が福島原発事故の直撃を受けて、

村民が避難を余儀なくされているあの飯館村だったとは・・・・・・。

取材漫画家でコラムニストの井上きみどりさんの公開マンガで、

飯館村の過去と今の状況を教えてもらいました。

マンガの中で飯館村商工会青年部長の佐藤健太さんの言葉、

「こんな状況なのに、避難指示区域解除するなんて、

この国は国民の命を大切にしていると思いますか。

これは飯館村だけのことじゃないんです」

という言葉に賛同するとともに、

選ばれた少数者のみを優遇して庶民を切り捨てる今の政府を

選んだ国民は、一刻も早く自分の選択の間違いに気が付き、

次の選挙では「アベノミクス」やら「平和のための軍備拡張」やらのまやかしを

冷静に見抜いてほしいものです。

マンガは無料公開ですので皆さんとシェアしたいと思います。

 

下は作者の井上 きみどりさん(取材漫画家・コラムニスト)が

フェイスブックに投稿した記事です。

――――――――――――――――

連載中の「ふくしまノート」最新話

『飯舘村のノート(前編)』が公開されました。
今回は「未来のために描き残す」ために制作しました。
原発事故から5年半、人が居なくなった村で今、何が起こっているのか?
番外編を含む前後編3本でお伝えします。

あの「DASH村」の隣村、飯舘村は来年3月末に避難指示区域が解除され、
「普通に住める村」になります。
しかし現時点では空間線量が高いため帰村を望む村民は少なく、
「一体、誰のための帰村?」と誰もが頭を抱えているのが現実です。

その帰村に向けて村では懸命の除染作業が行なわれていますが、
「村の除染作業が『完了』しても100%除染されるわけではない」って
知っていましたか・・・?

汚染廃棄物を焼却するために建設された数年後に取り壊される焼却施設に
500億円の血税が使われていること、
鳥獣保護区の山が切り開かれて無惨な姿になっていること・・・。

「放射能は福島の人の問題」
「除染のことって難しくてよくわからない」
という方にこそ読んで頂きたい!と、除染の基礎知識をわかりやすく解説しています。
一度でも読んでもらえると嬉しいです。

「ふくしまノート」飯館村のノート(前編)
http://sukupara.jp/plus/mag_detail.php…

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2 コメント

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Unknown (mr.black)
2016-11-08 22:13:34
福島市から東の相馬市へ向かって車を走らせると霊山町(りょうぜんまち)の次が飯館村です。数年前の秋に通った時霊山町では黄色く色づいた稲穂が頭を垂れていましたが「ここから飯館村」の看板があるところからは作付禁止で田畑は草ぼうぼうの荒れ果てた様子をさらしていました。その雑草の中に実生のコスモスが可憐な花をつけていたのが何とも言えない残酷な景色でした。今でもその時の印象は忘れられません。
返信する
どうしようもない事態 (ブルーはーと)
2016-11-10 19:52:57
mr.blackさん
取り返しのつかないことって、あるんですよね・・・・・・。
でも、これ以上取り返しのつかないことを増やさないことは、頑張ればできますよね。まだ、「未来」なのだから。
返信する

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