日本に帰ったときにはコンビニは極力利用せず、
少し遠くてもスーパーで買い物をする私は(しかも夜値引きの時間帯)、
コンビニが24時間営業していることに対して
(夜勤体制取るのはたいへんだろうなあ。スタッフは強盗に遭わないのかな)
とか思う程度でした。
しかし、れいわ新選組参院選挙候補の元コンビニオーナー、
三井よしふみさんのお話を聞いて、
セブンイレブンがどうして同じセブンの近所にライバル店を出すか、
各店のコンビニオーナーがどれほど過酷な労働を強いられているのか、
遅まきながらようやく知った次第です。
まさに、命を削って働いていたのでした。
最近コンビニに関するニュースに敏感になった私は、
さっきネットで下の記事を見つけました。
すごい!コンビニオーナーの元日ストですよ。
そこまでギリギリ切羽詰っているんだなあ!!
「コンビニ100店、元日ストへ
オーナー『実力闘争しかない』」
ZNN.JP 2019.11.14
「元旦くらい休ませろ」
コンビニ関連ユニオンとセブン―イレブン加盟店オーナーが11月11日、都内で記者会見を開き、24時間365日営業強制の廃止を求め、元旦ストライキ(休業)に入ることを表明した。
セブン、ローソン、ファミリーマートなど100店舗の実施をめざし、本部社員、配送ドライバーら関連労働者にも呼びかける。
命にかかわる問題
今年2月に実力で時短営業に踏み切った大阪府東大阪市のセブンオーナー・松本実敏さんは、「たった一人で時短を起こしただけで、これが認められるようになった。
今度はお正月の休日を認めさせることができるはず。
実力行使しないと(本部は)話し合いに応じない」と固い決意を表した。
決定権をもつ永松社長が店に来て謝罪しない限り「強行する」という松本さん。
「今、一番大事なのは命にかかわることだ」と強調する。
経済産業省が5日に発表したコンビニオーナーを対象にしたアンケートでは、週休1日以下は85%、1日未満だと66%に上る。
「深夜勤務は当たり前で、休暇は27年間一度もない」という訴えもあった。
1日の店舗対応時間でも、オーナーの家族では12時間以上が56%を占める。
24時間365日営業の強制がオーナーとその家族から人間らしい生活を奪っているのだ。
松本さんは「(本部の)鎖につながれた人、休めない人がいっぱいいる。鎖を外さないといけない。みんなで団結して実力行使でやっていく」と力を込めた。
営業時間の裁量を
コンビニ関連ユニオンは、セブン本部に対する三つの要求①本部に支払うチャージ料(経営指導料)の一律9%削減、②オーナーに営業日時の裁量権を認めること、③もの言うオーナーと契約改定のために話し合うこと――が受け入れられないなら、12月11日に公正取引委員会への第4次申告を行い、元旦スト(休業)に入ると表明した。
セブン本部は10月21日に時短ガイドラインを発表し、今月1日から時短本格実施をアピールしたが、ガイドラインは正月・盆の休業や定休日も許さない。
オーナーの営業時間や休日の裁量権も認めない。
しかも、関連ユニオンやオーナーが求めてきた契約改定(5年ごとに改定するはずだが40年間一度もされていない!)の話し合いを一度もすることなく一方的に決め、契約でもないのに強制する。
セブン本部の本音はあくまで24時間365日営業の死守だ。
関連ユニオンの鎌倉玲司書記長は「オーナーも人間。健康に生きる権利がある。一般労働者並みの休みが必要。コンビニ24時間365日営業こそ過労死社会を当たり前にしてきた大きな原因だ」として、元旦ストに総力を挙げることを訴えた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます