日本は西日本を中心に
88人もの死者を含む大きな被害が出ているそうですね……。
娘や息子は今兵庫県尼崎市に住んでいるので心配でしたが、
いつも返事は
「ここは大丈夫。たいしたことない」です。
昨日菏澤の宿舎を出発する前、フィリピン出身のイブ先生から
「飛行機は飛ぶのか、あなたの町は大丈夫か」とメッセージをもらいました。
フィリピンも今は雨季で、帰国しても家に閉じこもることが多く、
夏の帰国は楽しくないそうです。
それに、娘も息子も中国で英語教師をしていますから慌てて帰る必要もなく、
英語学部の仕事が6月中に全部終わっているにもかかわらず
まだ、のんびり菏澤に滞在しています。
しかし、菏澤のすぐ西隣の河南省でも次のような注意報が出ています。
「河南省黄河の水位は既にどんどん増して、近日中に3000立方m/秒以上になる予測。
黄河流域の各種生産作業、レジャー、観光には安全のため人員を強化確保すべし。」
中国では国民に注意を喚起する手段として、携帯にメッセージを送るのですが、
国民ではない私にも、しょっちゅう
菏澤政府・山東省政府からいろいろな情報のメッセージが送られてきます。
しかし、隣の河南省政府から送られてきたのは初めてでした。
つまり、個人の携帯番号は携帯を買うと
自動的に省をまたがって政府に登録されるのですね……
さて、今は7月9日の朝、8時半過ぎの煙台です。
夜中の12時過ぎに空港に着いてそのままよさそうな座席を確保し、
巨大スーツケースを引き取らなくてはならなかったのが幸いして、
両足をその上に乗っけて安眠しました。
しかし、朝6時に寒くて目が覚め、そのまま3階国際出発のフロアーに移動しました。
下は、外の様子。気温は午前7時で20℃でした。
私は空港が好きです。
と言うのは、どの空港の構造も似たり寄ったりなので、
どこでどう手続きをするのかさえ飲み込んだら、あとは我が家のようなもの(笑)。
今は、10時までの搭乗手続きを待つ時間、
コーヒーショップでメールチェックしたり、
ブログを書いたり、ニュースを見たり、とても寛いでいます。
コーヒー一杯45元(750円くらい)もするのですから、
長時間居てもそう恐縮する必要はないと確信する次第です(笑)。
煙台空港のwifi環境はとてもよく、時間はかかりますが
少し待てばたいていのところに繋がります。
〈付録〉
昨夜の河南省鄭州空港(新鄭空港)の写真です。
中国の特徴は
公の施設にはどこでも国家の目標「中国夢」が提示されていることです。
あまりにもよく見かけるので、誰もいちいち注視しませんけどね。
しかし、これらを掲載しつづけることの意味はあります。
公然とそれを批判することが困難な雰囲気が醸成されるのです。
もちろん、文言を読む限り批判するものは何もありません。
「社会主義の核心価値観」
国家:富強・民主・文明・和諧
社会:自由・平等・公正・法治
公民:愛国・敬業・誠信・友善
これらは日本の自民党政権も似たり寄ったり言っていることです。
つまり、自民党と中国政府はお友達なんですかね?
ま、文言は同じでも、意味する内容は語る人が何を考えているかで
全く変わってくるということでしょう。
そして、たくさん並んでいる文言の、どの概念を重視しているかによっても
ずいぶん違ってきますよね。
今の日本政府は、この中では「愛国」にやたら気合が入っていますね。
そのわりにアメリカの奴隷なのが不思議なんですけど。
帰ると部屋が埃だらけだそうです。ベット一つの狭い部屋でもいつも掃除に1日かかるとか。
14日にはインドに帰ります。
りつ子さん、もう明日には出立されるのですね。今回も短期間ながら栄養補給して、力がついたことと思います。しかし、いつまでも若く健康でがんばれるわけでもないのだからと、つい先行きが心配になります。疲れたら帰国して静かに暮らすのもありではないでしょうか。
インドでは埃だらけの部屋の掃除に一日かかる・・・、それは私も大いに共感します。インドほどでは無いかも知れませんが、中国も窓をいくらきちんと閉めていても、一ヵ月半後戻ると必ず部屋全体にうっすらと埃が積もっています。窓から吹き込んだ外の埃ではありません。窓から近い・遠いに関係なく均等に埃が積もっているので、空気自体に細かい埃が常に含まれているのだと私は確信しています。しかし、中国人の先生方はそれを否定し、埃があるのが自然なので、説明する必要は無いと言わんばかりの態度に、りつ子さんと違い、すぐイライラするレベルの低い私です(笑)。ホントにあの埃はどこから来るのでしょう。