琉球新報の記事2つ。
・6/23慰霊の日 翁長知事「平和宣言」
・6/24慰霊の日 アベ首相の挨拶(写真はフェイスブックから)
翁長知事「辺野古新基地建設はアジアの緊張緩和に逆行」 平和宣言
2018年6月23日 12:55 琉球新報
翁長雄志知事は23日の沖縄全戦没者追悼式の平和宣言で、「朝鮮半島の非核化への取り組みや平和体制の構築について緊張緩和に向けた動きが始まっている」と述べ、対話による東アジアの安全保障環境の変化を歓迎した。
その上で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画について「平和を求める大きな流れの中にあっても、20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのか。民意を顧みず工事が進められている辺野古新基地建設は、沖縄の基地負担軽減に逆行しているばかりではなく、アジアの緊張緩和 の流れにも逆行していると言わざるを得ず、全く容認できるものではない」と訴え、新たな軍事基地の建設に異議を唱えた。
翁長知事が平和宣言で辺野古新基地建設問題に言及するのは、就任以来4年連続。政府が8月17日にも辺野古の海域に土砂の投入を始めることを県に通知する中で、「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはない」と建設阻止の決意を改めて示した。
翁長知事は国土面積の0・6%の沖縄に米軍専用施設面積の70・3%が集中している現状に触れ、「沖縄の基地の現状や日米安全保障体制のあり方について真摯に考えてほしい」と国民全体の議論を求めた。
また、「かつて沖縄はアジアの国々との交易や歴史を通し、平和的共存共栄の時代を歩んできた歴史がある」とアジアと日本の架け橋としての沖縄の役割に言及し、「アジア地域の発展と平和の実現に向け、国際社会に貢献する役割をはたしていかなけれなならない」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】
その上で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画について「平和を求める大きな流れの中にあっても、20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのか。民意を顧みず工事が進められている辺野古新基地建設は、沖縄の基地負担軽減に逆行しているばかりではなく、アジアの緊張緩和 の流れにも逆行していると言わざるを得ず、全く容認できるものではない」と訴え、新たな軍事基地の建設に異議を唱えた。
翁長知事が平和宣言で辺野古新基地建設問題に言及するのは、就任以来4年連続。政府が8月17日にも辺野古の海域に土砂の投入を始めることを県に通知する中で、「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはない」と建設阻止の決意を改めて示した。
翁長知事は国土面積の0・6%の沖縄に米軍専用施設面積の70・3%が集中している現状に触れ、「沖縄の基地の現状や日米安全保障体制のあり方について真摯に考えてほしい」と国民全体の議論を求めた。
また、「かつて沖縄はアジアの国々との交易や歴史を通し、平和的共存共栄の時代を歩んできた歴史がある」とアジアと日本の架け橋としての沖縄の役割に言及し、「アジア地域の発展と平和の実現に向け、国際社会に貢献する役割をはたしていかなけれなならない」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】
負担軽減「でたらめ」 参列者、首相発言に怒り
2018年6月24日 琉球新報
那覇市の高良勇さん(76)は、首相あいさつが始まって5秒ほどで席を立った。「いつも同じことしか言わないから聞きたくない」。インドネシアのジャワ島で亡くなった父は遺骨も返ってきていない。「西普天間の返還といっても、大きな基地を辺野古に造ろうとしている」と怒気を込め、会場を後にした。
沖縄戦で親族7人を失った大城頼子さん(81)=那覇市=は「戦没者の無念を思うと胸がつぶれる」という首相発言に「感情も行動も伴わない。でたらめだ」と切り捨てた。
魂魄の塔で手を合わせていた金城正則さん(67)=那覇市=は「負担軽減と言いながら基地被害にも触れていない。真実味がない」と批判。「沖縄に基地は必要ない。政府が基地を沖縄に置いておきたいだけだ」と眉をひそめた。
会場のヤジは当たり前です。
この後の中学生の詩の朗読は、涙・涙でした。
あれこそが心に響く言葉です。
聞くに堪えないアベ首相の挨拶は、5秒で立ち上がる人が続出したら面白かったですね。
もし、首相のスピーチが終わってまた席に戻ると、アベ応援団が「過激派」「テロリスト」「反日」「左巻き」と大騒ぎしますね。今の日本、ものごとを筋道を立てて考えない人がたくさんいますから。
翁長知事、痩せましたね。そして、命がけの決意がみなぎるスピーチでした。山東省で「翁長知事、がんばれー!!」と叫びましたよ。基地承認撤回を早くして欲しいものです。