一昨日の火曜日、
2年生の会話授業でディベートもどきをやってみた。
「ゲイの結婚は法律で認められるべきである」
という提起に対して、賛成、反対の意見をたたかわすというものだ。
この国は、同性愛者に対する風当たりが実に強い印象がある。
ゲイピープルのことを私から話題にすることはあまりないが、
(普段、そういうこと気にしていないので)
特になんにでも好奇心に満ちている女の子たちの雑談に混ざると、
「先生、同性愛をどう思います?」
と聞かれることが過去に何回かあった。
その都度、
「どうも思いません。いろんな人がいるんだから、
ゲイの人たちがいるからと言って、変ではない。
ゲイはフツーです」
と言うと、たいていは「ええ~~っ!!!」
と叫ばれる。
その後は
「でもヘンです」「気持ち悪いです」
というような感想が続く。
日本の小学生もよくこんなことを言っていたなあ。
それが高校ぐらいになると、
「ゲイの人にも人権がある」
「人生はその人が選ぶもの。他人がとやかく言うべきではない」
といった意見が確実に育ってくる。
確かに
日本社会でも「主流」「少数」はかなりはっきりしているが、
中国では更に顕著な傾向があるとこの3年間感じてきた。
「主流」「少数」を超えて、「正統」「異端」とまでのムードを醸す時も。
それは政治に関してのみならず、
社会全般の事象について言えると思う。
そんなこんなで、一度は取り上げてみたかった
論争的テーマだった。
普段はおっとりのんびりの2年生クラスが
かなり生き生きとした表情で
アーギュメントに聞き入っていた。
中国伝統文化、親孝行、親不孝、病気、正常、差別、いじめ、
伝統社会と民主社会、養子など、新しい単語がいっぱい出てきて、
(やっぱ、2年の会話クラスはこれくらいの語彙を使いたいもんだ)
と、内心ホクホクして聞いた。
途中、議論が中国語になったりして(^O^)
言いたくて堪らない気持ちが伝わってきた。
最後の頃、たんしょうさんが
「中国では、ゲイは昔、病気と思われていました。
今は、ゲイは病気じゃなくて、普通です。病気だというのは差別だと思います。
それに、今の中国は男の独身者が多いので、ゲイの人が増えるのは
とてもいいことです。」
と、まとめ?のようなことを言ってお開きになったが、
予想外だったのは、
このクラスでは「ゲイの結婚を認めるべきだ」への賛成者が
反対者を数の上で凌駕していたことだ。
数年前ならどうだったろう。
中国社会は激動している。
またしても、それを感じたひと時だった。
2年生の会話授業でディベートもどきをやってみた。
「ゲイの結婚は法律で認められるべきである」
という提起に対して、賛成、反対の意見をたたかわすというものだ。
この国は、同性愛者に対する風当たりが実に強い印象がある。
ゲイピープルのことを私から話題にすることはあまりないが、
(普段、そういうこと気にしていないので)
特になんにでも好奇心に満ちている女の子たちの雑談に混ざると、
「先生、同性愛をどう思います?」
と聞かれることが過去に何回かあった。
その都度、
「どうも思いません。いろんな人がいるんだから、
ゲイの人たちがいるからと言って、変ではない。
ゲイはフツーです」
と言うと、たいていは「ええ~~っ!!!」
と叫ばれる。
その後は
「でもヘンです」「気持ち悪いです」
というような感想が続く。
日本の小学生もよくこんなことを言っていたなあ。
それが高校ぐらいになると、
「ゲイの人にも人権がある」
「人生はその人が選ぶもの。他人がとやかく言うべきではない」
といった意見が確実に育ってくる。
確かに
日本社会でも「主流」「少数」はかなりはっきりしているが、
中国では更に顕著な傾向があるとこの3年間感じてきた。
「主流」「少数」を超えて、「正統」「異端」とまでのムードを醸す時も。
それは政治に関してのみならず、
社会全般の事象について言えると思う。
そんなこんなで、一度は取り上げてみたかった
論争的テーマだった。
普段はおっとりのんびりの2年生クラスが
かなり生き生きとした表情で
アーギュメントに聞き入っていた。
中国伝統文化、親孝行、親不孝、病気、正常、差別、いじめ、
伝統社会と民主社会、養子など、新しい単語がいっぱい出てきて、
(やっぱ、2年の会話クラスはこれくらいの語彙を使いたいもんだ)
と、内心ホクホクして聞いた。
途中、議論が中国語になったりして(^O^)
言いたくて堪らない気持ちが伝わってきた。
最後の頃、たんしょうさんが
「中国では、ゲイは昔、病気と思われていました。
今は、ゲイは病気じゃなくて、普通です。病気だというのは差別だと思います。
それに、今の中国は男の独身者が多いので、ゲイの人が増えるのは
とてもいいことです。」
と、まとめ?のようなことを言ってお開きになったが、
予想外だったのは、
このクラスでは「ゲイの結婚を認めるべきだ」への賛成者が
反対者を数の上で凌駕していたことだ。
数年前ならどうだったろう。
中国社会は激動している。
またしても、それを感じたひと時だった。